兄と弟の絵本棚 vol.5 『ねないこだれだ』
まだまだ肌寒い毎日ですが、春の花もちらほら目にするようになりましたね。待ち遠しい春まで、あと一息です。
我が家の5歳と1歳の兄弟も元気にすくすくと育っています。1歳5カ月の弟くんは、ちょっぴり悪いとわかっていても、やってみたいこと、触ってみたいこと、試してみたいことがむくむくとわいてくるようです。
今月のお気に入りの絵本は『ねないこだれだ』です。

『ねないこだれだ』

著:せなけいこ発売日: 1969年11月

価格:630円

発売:福音館書店

 

 

ある日、お兄ちゃんが眠りについてもまだひとり起きていた弟くん。

『ねないこだれだ』

を持ってきました。

これには私も思わずにやり。

 

 * * *

とけいがなります

ぼーんぼーんぼーん

 

ではじまるこの絵本。

絵本に出てくるいたずらねずみはいないけれど、黒猫さんがいる我が家。

絵本をめくりながら、ちょっとドキドキしている弟くんの気持ちが伝わってくるようです。

 

くろねこ、のページでは、いつも「にゃーん」と一声。

夜中に起きている子のページには、同志を見つけてニコニコ。

「おばけのせかいへとんでいけ~」と言われても、弟くんにはまだまだおもしろいようすで、もう一回、もう一回、としばし絵本タイムが続いてしまいますが……。

 

我が家のお兄ちゃんも大好きだったこの絵本。

中身をすっかり覚えていて、読むのもとびきりうまくて、母はお兄ちゃんの足元にも及びません。ですが、読み方はちょっぴり母ゆずりです。

これをお父さんが読むと、全く違った、『ねないこだれだ』になります。

 

この本は、育児に欠かせない一冊で、私は何度もプレゼントに選んでいます。

 

夜ぐっすり眠るのは、健康な生活に欠かせないこと。

 

もしも、夜泣きや寝つきの悪さにお悩みのママがいたら、日中のストレスを考えてあげるといいそうです。過度の刺激になっていないか、テレビとの付き合い方を考えるのもそのひとつ。

家族みんなで、絵本タイムはいかがでしょうか。

 

我が家も、弟くんがもう少し大きくなったら、

兄弟で寝る前の一冊も楽しめそうかな?

 

 * * *

 

東日本大震災から、早くも1年。

家族で過ごすこと、それはかけがえのない幸せな時間。

みんなで大切に大切にしたいですね。

 

 

 

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この記事を書いた人
東海林更央莉ライター卒業生
山形出身で、元日本語教師、3児の母。森ノオトでは2011年より兄弟の成長と重ねた絵本の連載を続け、妹が増えた今は女子らしい視点が加わり多くの母親の心をつかんでいる。家族の趣味は旅行、食べ歩き、自然のなかで過ごすこと。編集長の中学校時代の同級生でもある。
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