「暮らしを楽しむ処方箋」vol.2ラップなし生活
松山ちかこです。以前、キッチンペーパーを再利用するという記事を書きましたが、さまざまな反響がありました。「えええ…?」という呆れた声も多かったのですが、一部で「私もやってます」という方もいらして、うれしかったです。さて、めげずに(?)今回はラップをなるべく使わない方法についてご紹介します。(text:松山ちかこ)

これは一体何をしているところでしょう?正解は…

 

番外編。外出先でおにぎりにラップせずに持参する方法

 

最近、「不便益」という言葉に出逢いました。不便益とは、「不便の益(benefit of inconvenience)」のことで、“不便だからこそ楽しかったりうれしかったり”するようなことについて研究している人たちがいるそうです。

ちなみに、「不便益」という言葉は京都大学の名誉教授片井修先生による造語なのだそう。

今や何でもアナログからデジタルに移行している時代なので、効率的に要求が満たされるものが出回っています。

例えば、オートマチック車やデジタルカメラに対し、マニュアル車やフィルムカメラというのは、見方によれば「不便」とも言えるかもしれませんが、不便だからこそ使ってうれしかったり楽しかったりする感覚というのは、理解できるものです。

そういえば、森ノオトのリポーターにも、洗濯機を使わない人、石けんを使わない人、ガス、電気、石油を利用する暖房機器を使わない人がいます。最近では火鉢を使い始めたという記事もありました。

彼女たちは、端から見ると、とても不便そうに見えるかもしれないのですが、「使わないからこそ得られる体験」をとても大切にしているようです。

決して、「地球環境問題のために…!」とか「地球温暖化が…!」と、難しいことを考えているのではなく、その生活を実に楽しんでいるようなのです(もちろんエコにも関心はありますよ)。

う〜ん、これぞ「不便益」というのか……?

などと想像しているのですが、今回はもしかしたらその不便益に当てはまるかもしれない、わが家で定番となっている「ラップなし生活」をご紹介したいと思います。

 

 

わが家で使っているラップ。でも出番はほとんどありません

 

みなさん、日頃ラップを使いますか?

私はほとんど使いません。ラップは、キッチンペーパーと違って、私の中では再利用しにくいものの一つです。

「洗って乾かせば再利用できる」と思われるかもしれないのですが、ラップをいちいち乾かすスペースもなく、乾いても水滴の跡が残っていてあまり気持ちが良くないのです(キッチンペーパーはそもそもそんなに使わないので、そこまで乾かす機会がありません)。

では、どうするか?

答えは簡単です。

「お皿を使って蓋をする」

(冒頭の写真参照)

よく、ふた付きの保存容器がありますよね? あれを自分の家の食器棚にある器とお皿で代用するのです。

作家ものなどのすてきな器だと、ふちが凸凹していたりして使いにくいものもありますが、たいていの円形の器は、たいていのお皿でふたができちゃいます。

さすがに「密閉」はできませんので、密閉の必要のないものに限りますが。

 

これはお皿に器(ボウル)を被せているパターン。中身はおにぎり

 

器、といっても私はよくボウルも使います。フライパンの蓋も、覆う時に出番があることがあります。とにかく台所にあるものはフル活用されます。

 

下ごしらえの途中だったり、残りものも、タッパー容器に移し替えさずにそのままお皿でふたをしてしまえば洗い物も減る

 

積み重ねもできて省スペース

 

上の写真では、一番上のお茶碗には子どもが残したご飯が入っています。通常であれば、お茶碗にラップするのかもしれないのですが、わが家ではひっくり返して、お皿を有効活用。これで何ら問題、ありません(笑)。

今では「この組み合わせは鉄板」というものから、「意外とこれもありかも?」という新たな発見があったりして、ラップなし生活をすっかり楽しんでいます。

でも、ここまで書いてふと、「これで何か不便なんだろうか?」という疑問がわいてきました……

「“便利な道具であるラップ”を使わない代わりに、あるもので工夫をしながら楽しんで生活している」

ごみも出ないし、ラップを買う費用も抑えられて、良いこと尽くしです。

あ、でも一つだけありました。

冷蔵庫にそのまま入るものと、入らないものがあるかもしれません。わが家は普段からあまり冷蔵庫にものが入っていないので、工夫すれば割とそのまま入ってしまいますが、冷蔵庫の状況によっては難しい(不便)かもしれませんね。

でも、それも工夫しながら解決できそうです。

 

また、ラップといえば、小さなお子さんのいるおうちではよくおにぎりを外出先に持って行くことが多いのではないでしょうか。

わが家でも、よく持ち歩いています。以前は小さなおにぎりを一つひとつラップに包んでいましたが、ごみの量が多いですよね? なんとかラップを使いたくないな〜と思っていて、考えついたのがこの方法です。

おにぎりを入れる容器におにぎりを詰め、食べる時に海苔を巻けば、外出先でもおにぎりが食べやすい。

私はおにぎりの湿気を逃してくれるカゴのお弁当箱を使うことが多いので、オーブンシートを敷いています。オーブンシートは、そんなに汚れないので、再利用することもあります。

海苔はタッパーか、チャック付きのビニール袋に入れて持ち歩きます。こちらも何度でも使えます。

一見「便利なもの」も、必ずしも必要ではないかも? と一度立ち止まって考えてみると、工夫をしたり、発見があったり、うまくいくとちょっとハッピーになれることがあります。

ラップなし生活、みなさんもいかがですか?

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