9月開講!ガチで青葉の自然に関わりたい人向け「あおば自然体験隊」
「あおば川ガール森ガール」旋風を巻き起こした青葉区区民企画運営講座が、今度は本気で自然に関わる人を育てたいと「あおば自然体験隊」を企画しました。企画メンバーの加茂千津子さん、種田今日子さん、佐藤慎治さんに熱い思いを聞きました!

 

2015年に青葉区区民企画運営講座として話題になった「あおば川ガール森ガールになろう!」。森ノオトのながたに睦子さんも参加して、前編、後編に及ぶ熱いレポートをあげて「地域の自然を見る目が変わった!」と感激しきりの様子でした。

 

今年も春に「川ガール森ガール」を開催して、さて、その次はどこへ行く……? 企画者の加茂千津子さんは、青葉区での長年の環境教育等の地域活動を続けてきた知見とネットワークを生かし、「本気であおばの自然に関わる人を増やしたい」と、新しい講座を立ち上げました。

 

青葉区の自然を発見し、楽しむ「あおば川ガール森ガール」の講座。この次のステップが「あおば自然体験体」だ(写真:ながたに睦子)

 

その名も、「あおば自然体験隊」。キャッチコピーに「地元がイチバン面白い」と添えられています。

 

「今度は、自然に対して自分で一緒に関わっていけるような人を育てたい、という思いがあるんです」(加茂さん)

 

あくまでも「あおば川ガール森ガール」は入り口で、地域の自然を知る、ふれる、楽しむ人向け。「あおば自然体験隊」は、地域の自然がどのように維持されているのか、その現場に足を運び一緒に作業をすることで、もっと深く活動に関わり、あわよくば川や谷戸を守る活動に参加する人を育てたい……そんな、加茂さんの熱い思いが形になった講座です。

 

美しい谷戸田の風景も、ただ自然にまかせるだけでは荒れ果ててしまう。人の手が加えられることで、里山の景観が保たれる(写真:ながたに睦子)

 

真面目で熱心な加茂さんの思いを、わかりやすいチラシとキャッチコピーで形にしてくれたのが、佐藤慎治さん。青葉区で最近話題のフリーペーパー『スパイスアップ』を、柏木由美子さんと一緒に発行しているデザイナーです。

 

もし、公共施設にこのチラシがあったら、手にとらずにはいられないインパクトのあるイラストとデザイン。そして裏面に書かれた「自然ってさあ、けっこう近くにもあるんだよねえ!!」というコピー。講座を企画するなかでなかなか定まらなかったコンセプトやイメージを、佐藤さんがデザインの力でまとめ、メンバー全員の気持ちがぐぐっと高まっていったと加茂さんはいいます。

 

「スパイスアップを始めてからわかったことだけれども、青葉区って本当に自然が豊かで、わざわざ遠くへ行かなくても面白いことがたくさんある。興味があってもなかなか地元の自然と接点がなかった人が、この講座をきっかけに川や谷戸に入っていくきっかけになれば」と、佐藤さんは話します。

 

『スパイスアップ』のアートディレクターとして活躍する佐藤さん。「このコピーはタモリさんの口調で読むといいんだよ」と実演してくれた

 

加茂さんにとって、もう一つ嬉しいことがありました。それは、「あおば川ガール森ガール」の受講生が「あおば自然体験隊」の企画メンバーになってくれたこと。その一人、種田今日子さんは青葉区育ちで地元通……と思いきや「今まで、ずっと都内で働いていて、地域の自然にふれる機会が少なかったんです」と明かしてくれました。

 

「もともと、川沿いを走るのが好きで、自分では地元の川のことを知っているつもりだったのに、川ガール森ガールで地域の専門家の話を聞いて、知らないことが多くて、とても新鮮だったんです。自分が講座で発見したことを、今度は伝える立場になりたいなあと思って」と、企画メンバーに参加した動機を語ってくれました。

 

加茂さんは「種田さんは、いつの間にか隣にいてくれる存在になって。こうやって仲間が増えていくのが、とても自然体で、うれしい」と、顔をほころばせます。

 

左から種田今日子さん、加茂千津子さん、佐藤慎治さん。地元の自然を発見する「ガール」から、自然体験を伝える「体験隊」を増やしたいと、野望は広がる

 

森ノオトがNPOになる前から、地域で環境活動をする大先輩として、森ノオトを支えてくださった加茂さん。最近の加茂さんは新しい仲間が増えてますますイキイキとして、その姿を見るとキタハラもなんだかとってもうれしくなります。

 

地域の自然を愛でる、楽しむ。その一歩先に、美しい環境を守るために草を刈ったり、落ち葉をかくなどして日夜汗を流す人々がいます。地域で活動する人と一緒に自然を「体験」することで、「本気」の仲間が自然体で増えていく……。

 

あなたも、「地元がイチバン面白い」を体験して、地元の友達をつくりましょう!

 

インパクトのあるチラシは、区内各所で手に入れることができる

Information

あおば自然体験隊 講座内容・応募要項

(1) 9月25日(日) 9時30分-12時30分

横浜で小さな自然を育む・楽しむ暮らし

講演:吉武美保子さん(NPO法人よこはま里山研究所NORA 理事)

会場:ビオラ市ヶ尾

(2) 10月8日(土) 13時30分-16時30分

川原の草刈り。これが大事なんだよね ─ 高水敷(こうすいしき)の草刈り(観察会付き)

協力:あおばく・川を楽しむ会

場所:鉄町高水敷

(3) 10月22日(土) 9時30分-12時30分

川って、結構いろんな生き物がいるのよ ─ 川に入って生き物調べ(弁当付き)

協力:あおばく・川を楽しむ会

場所:谷本川 人道橋下・ビオラ市ヶ尾

(4) 11月12日(土) 9時30分-12時30分

川の源流、行ってみたくない? ─ 地図を片手に早渕川の源流めぐり

協力:まっぴぃ・青葉の街

場所:早渕川の源流(元石川・美しが丘西あたり)

(5) 11月27日(日) 9時30分-12時30分

そろそろ、森の冬支度をしないとね ─ 谷戸の下草刈りと落ち葉かき

協力:恩田の谷戸ファンクラブ

場所:恩田

(6) 12月18日(日) 9時30分-12時30分

あなたにとっての心地よい場所は? ─ ワークショップ・交流会

場所:ビオラ市ヶ尾

定員:全回参加できる人 20人

費用:2,500円(全回分、地産地消弁当1食分、保険料、資料代など含む)※交通費は各自負担

申し込み:メール先着順/2016年7月11日(月)受付開始 (定員に達し次第終了)

(1)-(4)を下記のメールアドレス宛てに送付

(1) 件名に「あおば自然体験隊」

(2) 氏名・フリガナ・年齢

(3) 郵便番号・住所・電話番号

(4) 応募動機

問い合わせ・申込み先

メールアドレス:ao-bunkomi@city.yokohama.jp

青葉区役所地域振興課 文化・コミュニティ係

TEL 045-978-2295 FAX 045-978-2413

Avatar photo
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
未来をはぐくむ人の
生活マガジン
「森ノオト」

月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる

森のなかま募集中!

寄付についてもっと知る

カテゴリー

森ノオトのつくり方

森ノオトは寄付で運営する
メディアを目指しています。
発信を続けていくために、
応援よろしくお願いします。

もっと詳しく