青葉台で23年、木の家具の専門店として地元住民の絶大な信頼を得る「ウッディハート」。「家具はあくまでも生活の道具。けれど、使って気持ちよく、幸せになれたらいい」。この道一筋の菅沼謙司社長に、木の家具と長くつきあう秘訣をお聞きしました。

Vol.1 家具に宿る"心"を伝える〜青葉台・ウッディハート〜

2009.11.20

桜台の瀟洒な町並みに馴染んでいるウッディハート。さまざまな木の表情に出会えます。今ならクリスマスのギフトにぴったりな小物も。

環状4号線沿い、かの有名建築桜台ビレジの真向かいで、ガラス越しに並ぶ木の椅子やシェルフ、テーブル、座卓、ソファが街並みに穏やかな色彩を供しています。「ウッディハート」は、青葉台っ子なら誰もが一度は憧れる高級家具の専門店。生活のスタイルやシーンに合わせてベストなチョイスを後押ししてくれる「目利き」が、菅沼謙司社長です。

 

イタリアンモダンのテイストが光るダイニングセット。「洋」のしつらいの中でも、あぐらがかけるベンチ幅や、テーブルと椅子の高さの案配が日本人の身体感覚にフィットし、ほっと「和」める

「同じ木を使っても、天板の削り方や縁の処理の仕方によって、シャープですっきりした印象にしたり、重厚でどっしりした風格を表現することができます。

お客様がどんな暮らしを求めているのか、どのようなデザインがお好きなのかをお聞きして、それならばテーブルの長さは180cmがいいですよ、あるいはあと5cmのばせばゆとりが出ます、などとお話しています」


例えば、180cm×100cmのテーブルはとても贅沢で、一見すると4人家族でも持て余してしまうほどの広さ。それをあえて2人で使うスタイルを提案するのが菅沼流。「日本人の感性に染み着いている独特の“間”、これがいいんです。あえて正面から相手の顔を見据えるのではなく、壁に掛けた絵画を眺めながら会話をする、そんなさりげない時間とともにあるのが家具なのです」。


丸いダイニングテーブルは、5本の脚がポイント。直径が140cmと大きく、4人から10人程度まで囲むことができる。まさに現代風の卓袱台とも言えそう。

それに、大きなテーブルであれば、来客があっても10人くらいまでは受け入れることのできる包容力があり、忙しい時はテーブルの端で書き物をすることだってできます。「長く使える家具は、家族構成やシーンの変化を選びません。まさに“一生もの”です」
時に社長自らがスケッチを描き、天板の木目の出し方から棚板の厚さ、表情まで細やかに設計。旭川を始めとする協力工場の職人たちのサポートもあり、高度なオーダーに対応してくれます。リピーターの多さは、「この人に任せれば納得のいく買い物ができる」という顧客の絶大な信頼の賜物です。


堅牢で目の詰まったナラやタモ材の家具は、使う人よりもはるかに長生きで、熟練の職人が魂をかけてつくったかけがえのないもの。家で毎日見て、さわって、使い込まれる家具は、家族の思い出が染み込み、もしかしたら「家」よりも長く持つ財なのかもしれません。

さまざまなタイプの家具をそろえる懐の広い店内。スカンジナビアンモダン、イタリアンモダン、カントリー、民芸……。

「だからこそ、ウッディハートではメンテナンスに力を入れています」と、菅沼社長は強調します。毎朝、店頭で愛おしそうに天板や椅子にオイルをかけ、磨き上げている木村店長の姿は、すっかり桜台の風物詩としてまちに溶け込んでいます。
店名の「ウッディハート」は、常に成長し続ける木の中心部、「樹心」が由来です。一生、心をこめて、おつきあいしますーー。決して口には出さないけれどその心が伝わるからこそ、人はこの店に惹きつけられ、たった一つの木の家具との出会いを果たすのかもしれません。

菅沼謙司社長。豊富な家具の知識と経験、木のよさと職人の腕を引き出す力、顧客のニーズを汲み取りより豊かな暮らしを提案する能力は、まさに「家具コンシェルジュ」。

 

*キタハラ’s eye*

菅沼社長とのおつきあいは、タウン紙の編集記者時代からなのでもう10年近く。その頃から置いてあるシリーズもあれば、新しいモダンな風を入れてみたり。不変の部分と挑戦する姿勢、どちらも兼ね備えている「目利き」です。だからこそ、信頼してインテリアをお任せできるんですね。ちなみに我が家の家具はウッディハートで揃えています。最初につくったテレビボードは、つややかな飴色に変化しているんですよ。

ウッディハート

住所:神奈川県横浜市青葉区桜台30-6 森ビル1F  TEL:045-986-0211  OPEN:10:00〜19:00  定休:水曜日  駐車場:あり  アクセス:東急田園都市線青葉台駅徒歩15分 →Google Mapで見る

http://www.w-heart.co.jp/

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ecolocoライター・キタハラprofile

キタハラマドカ
山形出身。地元タウン紙記者時代にバダイと縁ができ、以来この街を「新しいふるさと」と定める。フリーライターとして食、住、子育て、地球環境の記事を各種媒体で執筆。自宅で生まれたecoloco娘の食を記録したブログ「たまごはん」更新中。
http://tecology.exblog.jp/

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