編集長キタハラマドカのエココラム

eco+locoエッセイ

北原 まどかwritten by

森ノオトは地域のエコを発見・発信するメディアとして2009年11月にスタートしました。最近、森ノオトに対する取材依頼も増え、地域に根付いてきたこと、読者の皆さんに心から感謝します。今回は改めて、編集長のコラムとして、森ノオトの編集方針について記してみたいと思います。

 

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森ノオトの編集方針「記事掲載基準について」

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森ノオトは2009年11月の創刊以来、「地元のエコ」を切り口に、毎月20本以上のペースで記事を制作、配信してきました。6年間で1600以上の地域情報を取り扱い、ほとんどすべての記事をていねいな取材と熱い文章でお届けしています。それだけ地域での関係性が厚く積み重なってきているのを感じています。6年間で、読者が大きく広がり、まちを歩けば「森ノオト、読んでいますよ」と、リポーターが声をかけられることも増えてきています。
創刊から2-3年は、取材対象が「エコ」そのものでした。創刊当初からのファンは、生粋のナチュラル&オーガニック志向の女性が多かったように思います。「森ノオト、少し変わったね」と言われるようになったのは、東日本大震災以降です。社会の課題を解決する「ソーシャルビジネス」の要素が少しずつ強くなり、エネルギーを中心としたビジネス寄りの記事も増えてきています。

 

今では30名のリポーターを抱える森ノオト。リポーターに、「取材対象は必ずしもエコそのものでなくてもいい。自分が気になること、好きなことを”エコ”の切り口で取材してみて」と伝えています。わたしはこれを「地域と暮らしをエコめがねで見つめてみる」と表現しています。身の回りのあらゆることを、エコという視点を通せば、多くの人に伝えやすいエコが見つかるのではないか……。少人数で100%のエコを追求するのではなく、大人数で10%のエコ・ボトムアップを目指していきたいと、「エコ」の編集方針をゆるやかに広げてきています。

 

読者が増え、認知の高まり、反響の大きさに、森ノオトへの記事掲載依頼、告知依頼も増えてきています。
これはたいへんうれしく、ありがたいことで、編集部としては極力、地域の皆さんの声にお応えしていきたいと思っています。

同時に、考えなければいけないのは、運営面です。記事1本をつくるには、企画、下調べ、取材、執筆、編集、校正、更新、SNS配信と、かなりのプロセスを経ています。多くの労力がかかっていますが、リポーター、そして森ノオトスタッフの気持ちでまかなっており、運営に関わるコストは森ノオトの趣旨に賛同してくださるNPO会員(正会員・賛助会員)の会費で充当しています。

本来であれば、何かしらの商品の販売やサービスの提供で利益を得られる経営母体があってメディアの運営資金を捻出できる範囲での記事の本数であるべきなのですが、それがないまま「地域をエコにしたい」「子育て世代の女性の社会参加と、地域をつなげる活動をしたい」という気持ちで進んでしまっていた6年間で、今の森ノオトが成り立っています。記事をお金に換算するならば、実は新聞に広告を掲載するのと同等のコストがかかるものなのです。

 

イベントの告知記事についても、チラシの文字を書き起こし、借りてきた写真を置くだけの告知ではなく、主催者がなぜその企画をするのか、それに至るまでの道のり、思い、社会背景、解決したい課題などを事前にきちんとインタビューしたうえで、「一本の記事として」告知をしております。
そして、広告としてお金をいただかないので、あくまでも「そのイベントに共感したリポーターの気持ち」を重視して記事を仕立て、記事の事前確認も基本的にはおこなっておりません(その理由については、こちらのリンクをご覧ください)
小池一美さんが担当する「森のマルシェネットワーク」は、小池さんが地域で発見しつながったマルシェ開催者の情報を集めてとりまとめて、毎月末に翌月のマルシェ情報を掲載しています。これも多大な労力がかかりますが、小池さんの「地域の地産地消を盛り上げたい!」という気持ちに頼って継続しています。

 

いずれは、地域のいろいろなイベント情報が網羅されるような掲示板的なものが用意できればとも思いますが、ほかにもそういうメディアはありますし、あえて森ノオトでおこなう必要もないと現時点では考えています。
森ノオトの運営趣旨に賛同して、会費を払って応援してくださるNPO会員(正会員・賛助会員)が増え、運営が軌道に乗れば、読者がより使いやすくなるようなリニューアルも含めてようやく検討ができるようになります。ぜひ、森ノオトがよりよくなりますよう、応援をいただければ幸いです。

 

上記を踏まえまして、森ノオトの掲載基準を、以下に示します。

(1) リポーターが取材・紹介・応援したい活動・お店であり、エコ・ローカルの視点で編集できること。
(2) 地域活性化、地産地消の推進、社会課題の解決、多世代交流・エネルギーの自立など、地域が盛り上がるために必要な活動をおこなっていると編集部が判断した団体・お店であること。
(3) 森ノオトのNPO会員の関わる活動・イベント
(4) 森ノオトのメディアパートナーのPR(ウィズの森、コマデリなど。新規募集中です)
(5) 森ノオトの主催・共催・委託イベント

 

※ネットワークビジネス、新興宗教に関わる記事の掲載はいたしません。伝統宗教・自己啓発・スピリチュアル・健康・治療・化粧品・医薬品系に関しては、事前に編集部で検討したうえで、掲載の可否を判断します。政治については、森ノオトでは政治=暮らしであると考えているため、政治的なトピックについて取り上げることはありますが、選挙期間中の特定の政党・候補者への集票につながる活動はおこないません。

イベントの告知依頼につきましては、事前のインタビューが必要となるために、少なくともイベント開催の6週間前までにご連絡をいただけますよう、よろしくお願いいたします。お店等の取材依頼につきましても同様にお願いします。リポーターに取材希望者を募り、掲載を検討いたします。すべてにお応えできるわけではありませんこと、ご了承ください。

なお、イベント告知は、写真と文字情報をお送りいただけましたら、森ノオトのFacebook上での掲載にはご協力できますので、以下の内容でメールをお送りください。宛先は info@morinooto.jpです(@を小文字に変えて送信ください)。

イベントタイトル
本文(140字以内)
日時
参加費
申し込み方法
写真(チラシのpdfかイメージ写真のjpg)

 

ライター紹介

北原 まどか

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山形出身で月山から名前を受ける。2004年より青葉台暮らし。地域新聞記者・エコ住宅雑誌の編集部を経てフリーに。地球温暖化対策専門メディアの取材班、生協の広報、地域情報雑誌の編集など、暮らし・食・子育て・地球環境・エネルギーをテーマに執筆活動を行う。2009年に長女を出産後、地域で仕事をつくり、つなごう!と、『森ノオト』をスタート。3.11を機に足下からのエネルギーシフトを目指す市民団体「あざみ野ぶんぶんプロジェクト」を立ち上げ、活動は市民電力会社「たまプラーザ電力」へと続く。著書に『暮らし目線のエネルギーシフト』(コモンズ刊・2012年)がある。  ■オフィシャルサイト「http://tecology.strikingly.com

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