古い和風の家具も、天板を張ったり、脚を高くすることで、自分たち仕様にして気持ちよく使う。田奈町の自宅で英会話を教えるアメリカ人のStu-さん、日本人の優子さん夫妻の、「手を入れることを楽しみ、それを広げていく」ライフスタイルとは。

Vol.9 サンタクロースのいるお家はアットホームな英会話教室

2010.12.14

日本家屋にアメリカの文化が融合

 

押し入れや長押のある純和風の部屋に、和箪笥、シャンデリア、カウチなどが混在するリビングルーム。異文化のものがしっくり馴染むのは、少しずつ自分たちらしく手を加えているからだろう

 

青葉台の隣町、田奈町。のんびりとした田園風景を見下ろすように、丘の上に落ち着いた住宅街が広がっています。住宅街の真ん中にあるその家は、どこから見ても普通の日本家屋。しかし、一歩足を踏み入れると、アメリカのカントリーサイドのあったかいにおいが漂ってくるかのよう。

家の主はスチュワート・ファーンスワースさん(皆は気軽にStu-さんと呼びます)、優子さん夫妻。アメリカ・ミネソタ州から横浜に越してきて丸2年です。元は優子さんの実家だったこの家を、少しずつ、Stu-さんのライフスタイルに合うよう、自分たちで手を加えています。

 

例えば、チェストには天板を足し、脚を上げることで、キッチンの作業台として有効活用。引っ越しの際に友人に譲ってもらったダイニングテーブルは、背の高いStu-さん用にやはり脚を自分たちでつくり直し、それにぴったりのベンチもお手製です。アメリカでは日曜大工、ハンドメイドは当たり前。既製品や古い家に元々あった建具も、「直しながら自分たちの家具にしています」と優子さんは話します。

 

「日本人は、簡単にモノを捨てすぎる」とはStu-さん。まだ使える家具、家電、洋服……。最近でこそフリーマーケットやリサイクルショップなどで愛着ある古着や雑貨を捨てずに次の人に譲る文化が根づき始めた日本ですが、それでも捨てられるものが圧倒的に多すぎる。お金さえ出せば何でもすぐに手に入るので、自分たちで知恵を絞り、手を動かす楽しさ、創造性を放棄しているのかもしれない、と。

質素だけれども豊かで、様々な国や地域の文化がみごとに調和しているファーンスワース家のインテリアを見ていると、私たちの暮らし様について自然と考えさせられます。

 

キッチンカウンターはチェストに板を張り、脚を上げた。「日本にIKEAができたのはレボリューション(革命)だね」と話すStu-さん、優子さん。港北ニュータウンのIKEAや、藤が丘のトステムビバは、日常的にDIYを行うファーンスワース家にとってなくてはならない存在

 

 

English from the Heart School

Stu-さんと優子さんの自宅で開催する、少人数制の英会話教室。マンツーマン対応も可能。日曜日には1000円で参加できる「Coffee and Conversation」も。詳しくはホームページで

http://www.yukostu.com

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