兄と弟の絵本棚Vol.20兄と弟の絵本棚『やさいのおなか』
こどもたちが大好きな、夏の野菜といえばなんでしょう?
やっぱり、きゅうりやトマトかな?
半分に切ったところからみたら、すぐにわかるかな?
今月の絵本は、野菜を切った絵から、その野菜の名前を当てるクイズ絵本?!
『やさいのおなか』です。

この本を初めて見たときは、おとなでもちょっと首をひねってしまうかもしれません。

この野菜、なんだかわかるかな? 答えは、絵本で確認してみてね。

白黒なので、なおさら、野菜には見えないでしょうか。

でも、色がつくと、あ、いつも食べているこの野菜だ!とわかりますね。なんだかひと安心です。野菜の色って、大きな役割をしているんですね

 

こちらは、にんじんの絵。とってもおいしそう。ばあば手作りのフェルトの野菜や果物も出してきて、遊んでいます。

弟くんも、あと1カ月で3歳を迎えますが、そんな彼が苦手なようなのがネギ。

いつもじょうずにお料理から取り除くので、知らないからかな? とも予想したのですが、ちゃんと選別しているだけあり、自分が苦手なものの名前、よくわかっていました。

そういえば、ネギを冷蔵庫にしまうお手伝いや、スーパーで探すお手伝いもしていました。

大好きな、きゅうりやトマト、かぼちゃは、やっぱり、スラスラと、答えました。そして、とってもうれしそう。

いつも食べている野菜でも、やさいのおなかから見るとなんだか新鮮。野菜の色や形を改めて見つめることもできる絵本です。

その子によって、すぐに見分ける野菜にも個性が出て、その姿を家族で見ても楽しめます。

大人には、ちょっとした頭の体操になるかもしれません。

森ノオトでは、先日、在来作物の映画『よみがえりのレシピ』を上映しれたばかり。

改めて、野菜の魅力を再確認した方も多かったのではないでしょうか?

映 画の中で、小学生がきゅうりを育て、観察し、収穫して食べる場面がありました。在来作物の外内島(とのじま)きゅうりは苦味もある種類なので、先生が「どうしてもつけたい人は、マヨネーズもある」と知らせるのですが、甘みと苦味を味わいながら、生が美味しいー! と子どもたちが叫ぶシーンは、とても豊かな一コマだと思いました。

子どもは、本当においしいものがすぐわかる!

私も、子どもたちと、野菜が美味しい食卓をつくっていきたいと思います。

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この記事を書いた人
東海林更央莉ライター卒業生
山形出身で、元日本語教師、3児の母。森ノオトでは2011年より兄弟の成長と重ねた絵本の連載を続け、妹が増えた今は女子らしい視点が加わり多くの母親の心をつかんでいる。家族の趣味は旅行、食べ歩き、自然のなかで過ごすこと。編集長の中学校時代の同級生でもある。
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