
リポーターデビュー間もない松山ちかこです。先日の6月22日は夏至でした。夏至(冬至)といえばキャンドルナイト、と思い浮かべる方も多くなってきたのでは。私は東日本大震災から100日目の6月18日に、青葉台2丁目のジャズバー「AU LAPIN AGILE(オー・ラパン・アジル)」で開催されたキャンドルナイトイベントへ家族で参加してきました。
「でんきを消して、スローな夜を」
100万人のキャンドルナイトと連動する、このイベントの仕掛人は音楽家の船守秀一さん。去年、森ノオトでも編集長キタハラがインタビューした方です。
「でんきを消してキャンドルを灯す。生の音楽をあたたかな灯の中で味わう。そんな非日常的な空間を楽しんでほしい」と、船守さんは言います。

アーティストのみなさんは、なんと、当日自由参加。ジャンルもおどろくほどのバリエーションで、出演者はピアニストや、ソプラノシンガーもいれば、ママさんコーラスや、地唄演奏家、新内節の師匠などなど。
中には、大学入学後から毎回このイベントに参加し、卒業後もずっと参加しつづけているというユニットも。
「ここに参加している一人ひとりには、それぞれのストーリーがあるんですよ」と受付スタッフの方が教えてくださいました。

このイベントでは、プログラムすら存在しません。誰の出番がいつになるかは船守さん次第。アーティストのみなさんは、いまかいまかとドキドキしながら、出番を待ちます。後半になってくると、終電を気にしながら、違った意味でのドキドキ感も加わります。
そこには出演者と観客、という枠組みはありません。ここでは全員が参加者であり、全員が主役。

アジルのマスターによるスローフードも楽しみのひとつ。マスターにメニューのコンセプトを尋ねると「余計な手を加えない」と、一言。カボチャの煮付けやイワシの丸干し、焼き枝豆や冷やしトマト、おにぎりなど、私たち日本人のソウルフードが並んでいました。
森ノオトでもおなじみのArbre Candle(アルブルキャンドル)のキャンドルたちも、各テーブルに配置され、ムードいっぱい。

それから、このイベントのもうひとつの目玉は「脚本劇」。これは毎回船守さんが選んでアレンジしたストーリーを、役者が読み合わせます。今回は「干支」のお話。役の割り振りも当日、参加者の顔を見ながら決められます。
さすが、アーティストのみなさんはアドリブも表現力も抜群でしたが、たとえ台詞を噛んでも、うまくできなくとも、それを「失敗」などと感じる前に楽しめてしまえる。これもキャンドルマジックのひとつなのでしょうか。
かくいう私も、なんと、意地悪なねずみ役として出演してきました!
それから、この日エンジニアとして、パーカッションとして、多才に活躍されていたHALさんによる「pray for japan」の朗読も。魅惑的な声に、みんなが聞き入りました。
また、東日本大震災に寄せて、船守さんが作曲された「心から」という曲も披露されました。
「失ったものだけ 得るものがあるという」
心から、心から、そう願わずにはいられない。会場にいた全員が同じ想いだったに違いありません。この曲は今後You Tubeでの配信も予定しているそうです。
照明を落として、キャンドルを灯す。その優しい暗闇は、あなたをそっと包み込んでくれます。日常のせわしさや、悩みごと、滞っているあれやこれ。それらを少しだけ置いておいて、幻想的な世界へゆったりと浸かってみる。すると、普段語られないようなストーリーや、いつもは出番の少ない自分の一面が、ほんのりとした灯と共に、照らし出されるかもしれません。
2003年の夏至からスタートして今回で15回目となったこのイベントも、当初は暗くしすぎて、カクテルも作れない! なんていう時もあったのだそうです。
クセになってしまうほど心地よく、魂(ソウル)に響く船守秀一ワールドのキャンドルナイト。次回は冬至の頃に開催されます。また、藤が丘にある「Tea Drop」でも同様に夏至と冬至に加え、春分、秋分の年4回開催されます。
みなさんも是非、一度足を運んでみてはいかがですか?
*link*
船守秀一さんecolo パーソンインタビュー
http://morinooto.jp/ecoloco/vol11-2.html
100万人のキャンドルナイト 公式サイト
http://www.candle-night.org/jp/
ジャズバー「AU LAPIN AGILE」(オー・ラパン・アジル)
http://www.geocities.jp/aulapinagile1/
藤が丘 紅茶の店「Tea Drop」
http://morinooto.jp/denennavi/tabearuki/vol10-tea-drop.html
Arbre Candle(アルブルキャンドル)
obbligato music entertainment(オブリガート・ミュージック・エンターテイメント)
| 森のリポーター:松山ちかこ(まつやま・ちかこ) | |
2歳のおてんば娘に助けられながら「育自中」の母親1年生。学生時代にドイツ・スウェーデンを訪れたことから本格的に環境問題へ興味を持つ。卒業後は地方の環境学習施設にてボランティアコーディネーターを務める。ナチュラルでここち良い暮らしと育児を目指している。ママ・チョイスの骨盤ケア教室スタッフ。かながわ母乳の会世話人。あざみ野ぶんぶんプロジェクト実行委員。
ちかちゃこの毎日 http://ameblo.jp/chicachaco/entry-10885675597.html 骨盤教室お世話係のちかこのブログ http://ameblo.jp/tokochan-kotsuban/ かながわ母乳の会 あざみ野ぶんぶんプロジェクト |
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