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梅原 昭子written by

2015年11月7日、森ノオウチの1階に、手づくりの内窓が完成しました。富士ソーラーハウスの大澤正美さんを講師に、全くの素人からDIY好きのおじさまや建築家まで、大人もこどもも一緒になって作り上げた内窓は、見た目も断熱効果も想像以上の出来です。ワークショップの様子をレポートします。

 

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エコDIYレポート、内窓づくりが無事終了しました!

11月7日に開催した「地域工務店さんとつくる内窓づくりワークショップ」。今回使った材料はすべてホームセンターで買えるものばかりです。当初、掃き出し窓と腰高窓、2箇所の内窓をつくる予定でしたが、時間の都合上、掃き出し窓のみでいくことにして、前日に買い出しに行きました。

 

材料は以下の通りです。

 

・窓枠と建具をつくるためのSPFの2×4材(38×89×4260)12本

・SPFとは、松科のspruce(スプルース):トウヒ、pine(パイン):松、fir(ファー):もみ、が混在したもので、色白で柔らかく加工がしやすい。ツーバイフォー材は規格が決まっていて安価なので手にいれやすい。

・窓の溝「さん」の部分をつくるための角材(12×1810)18本

・窓ガラスの代わりのポリカーボネート中空板4枚

・ 建具の滑りをよくするためのシール付きフェルト(自由カットできるタイプ)

・隙間風をなくすためのシール付すきまテープ(モヘアタイプ)15m

・ネジ、釘類、紙やすり

 

使った道具は

・のこぎり

・電動丸ノコ

・電動ドリル

・かなづち

・メジャー、定規、スコヤ(直角を決められて便利)などの計測用具

・えんぴつ、マジック

 

道具やネジ、釘は、講師の大澤さんが提供してくれたので、材料費は約3万円で済みました。

 

木材は運搬のためにも必要な長さにカット。現地で改めて調整するため、ここでは測った通りではなく少し余裕を残しておくことがポイント。それにしてもホームセンターにカットを頼まずノコギリを持参して自分で切るとは! さすが大澤さん! 

木材は運搬のためにも必要な長さにカット。現地で改めて調整するため、ここでは測った通りではなく少し余裕を残しておくことがポイント。それにしてもホームセンターにカットを頼まずノコギリを持参して自分で切るとは! さすが大澤さん!

 

まずは木枠のとりつけから。カーテンレールをはずし、改めて枠の大きさを測ってサイズ通りにカット。上、左右、下の順にはめこみ、ドリルで数カ所ネジ止め

まずは木枠のとりつけから。カーテンレールをはずし、改めて枠の大きさを測ってサイズ通りにカット。上、左右、下の順にはめこみ、ドリルで数カ所ネジ止め

 

窓枠ができたら、建具を入れるためのさんをつくります。SPF材は厚みが39mmなので41mmくらいの幅を開けて、12mmの角材で挟み込む形に

窓枠ができたら、建具を入れるためのさんをつくります。SPF材は厚みが39mmなので41mmくらいの幅を開けて、12mmの角材で挟み込む形に

 

釘で打ち付けて、長さが足りなければ継ぎ足す。窓3周分つけるので、けっこう時間がかかります。最初、下の溝を上よりも浅くすることを忘れていたため、後で板を薄く切って溝にはめこみ底上げする作業もしました

釘で打ち付けて、長さが足りなければ継ぎ足す。窓3周分つけるので、けっこう時間がかかります。最初、下の溝を上よりも浅くすることを忘れていたため、後で板を薄く切って溝にはめこみ底上げする作業もしました

 

「釘打ちなんて家ではしたことないわ」という方も、だんだんコツを掴んで上達していきます!

「釘打ちなんて家ではしたことないわ」という方も、だんだんコツを掴んで上達していきます!

 

割れを防ぐため角材には下穴を開けます。ママや子どもたちも、初めての電動ドリルに挑戦しました

割れを防ぐため角材には下穴を開けます。ママや子どもたちも、初めての電動ドリルに挑戦しました

 

ノコギリを使って手で木材を切る作業も一人一回ずつ体験。道具を使うのも、見るのとやるのとでは違います。刃の角度が曲がってくると大澤さんから声がかかる。私は不器用でだめ! と言いながら、ノコギリ使いが意外にうまかったマドカ編集長

ノコギリを使って手で木材を切る作業も一人一回ずつ体験。道具を使うのも、見るのとやるのとでは違います。刃の角度が曲がってくると大澤さんから声がかかる。私は不器用でだめ! と言いながら、ノコギリ使いが意外にうまかったマドカ編集長

 

かわいい「やすり隊」。木屑を粉チーズにしてままごとしたり、余った木材で工作したり、なんでも遊びにしてしまう子どもたちが場を終始和ませてくれました

かわいい「やすり隊」。木屑を粉チーズにしてままごとしたり、余った木材で工作したり、なんでも遊びにしてしまう子どもたちが場を終始和ませてくれました

 

建具は全部で4つ。手前と奥と枠の幅の分が2箇所重なるように計算して、サイズを決めドリルで穴を開けてネジ止め

建具は全部で4つ。手前と奥と枠の幅の分が2箇所重なるように計算して、サイズを決めドリルで穴を開けてネジ止め

 

枠が完成したら、ポリカーボネートを挟みこんで固定する溝を再び角材でつくります。ポリカーボネートはカッターで切ることができるし、とても軽くて丈夫

枠が完成したら、ポリカーボネートを挟みこんで固定する溝を再び角材でつくります。ポリカーボネートはカッターで切ることができるし、とても軽くて丈夫

 

いよいよ建具をはめ込みます。奥から先に、上下の微妙な差で入りやすいとところと入りづらいところがあるので、いろいろ試して組み合わせを考え、建具の下部になる部分に滑りをよくするフェルトを貼りつけてからはめる

いよいよ建具をはめ込みます。奥から先に、上下の微妙な差で入りやすいとところと入りづらいところがあるので、いろいろ試して組み合わせを考え、建具の下部になる部分に滑りをよくするフェルトを貼りつけてからはめる

 

保護シートを取り外したら、まるでショールームのような雰囲気になりました

保護シートを取り外したら、まるでショールームのような雰囲気になりました

 

最後に奥と手前の建具の間の隙間、建具と木枠の間の隙間をなくすためにモヘアのテープを貼って完成です!

最後に奥と手前の建具の間の隙間、建具と木枠の間の隙間をなくすためにモヘアのテープを貼って完成です!

 

完成後すぐにあたたかさの効果を体感。サーモカメラの映像でみても、一箇所だけ内窓を開けると、閉めた部分と2度ほど温度が違うことがわかります。

完成後すぐにあたたかさの効果を体感。サーモカメラの映像でみても、一箇所だけ内窓を開けると、閉めた部分と2度ほど温度が違うことがわかります。

 

 

初めての内窓づくりは、予定時間より2時間押してしまいましたが、17時頃、無事に完成しました。やはり木枠の窓からつくるとなるとDIYのハードルは高く、電動工具も使える場がなければ難しいということも判明しましたが、一度経験すれば段取りがわかるし、天井断熱工事に続き、一人でもプロがいて、さらに仲間がいれば、できる! を実感できました。

 

よく見ると微妙な隙間があいていたりと、もちろん粗さはありますが、なにより効果がすぐに分かるのが内窓のよいところです。光熱費も節約できてお財布にも嬉しいし、窓際にいてもスースーしないので、部屋で過ごせるスペースが広くなることも大きな魅力。

 

そして木枠の窓というのはやはり気持ちの良いもの。国産材の良質な木だったら、また一味も二味も良いだろうと想像します。事務所に来られるお客さんも喜んでくれるし、課題もあるけれど、地域で断熱改修工事をするセミプロ集団メンバーが増えたら楽しいなと思いました。

 

来年もまた秋頃に内窓づくりワークショップを開催する予定なので、会場と材料費などを提供してもよいというお宅があれば、ぜひお知らせくださいね。

まだまだ素人ですが、森ノオト住まい部?!担当が伺いますよ!

ライター紹介

梅原 昭子

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川崎市麻生区在住のキリエ作家。雑誌の表紙や挿画などを切り絵で手がける。2011年よりあざみ野ぶんぶんプロジェクトに参加、実行委員。芸術的才能を生かし、電気を文学的に表現。愛を込めて「エレキ」と呼び、エネルギーを身近にする「エレキ女史」。独立型ソーラーシステム講座(エレキラボ)を担当している。ほかにもアートユニット「wakusei」として縦横無尽に活動中。          ■ホームページ「WAKUSEI」

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