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ガタロさんを知っていますか? ガタロさんの仕事は、広島の市営基町アパートの清掃員。そして仕事が終われば、愛用の清掃道具を見事に描く画家でもあるのです。NHKのETV特集『ガタロさんが描く町』で取り上げられ、大きな反響を呼んだガタロさんが、横浜で初めて個展を開きます。会場はあざみ野のスペースナナです。(文・青木真紀)

 

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広島の画家・ガタロさんの作品展&トークセッション 1/29-2/9 あざみ野・スペースナナ

チラシデザインを担当しました

チラシデザインを担当しました

恥ずかしながら私、チラシの作成依頼を受けるまで、ガタロさんのことを知りませんでした。チラシの資料を見ながら「ふ〜ん、広島の人か」「へぇ、普段は掃除のおじさんなのね」などと情報収集。作業を進めるうちに、たくさんある写真の中からガタロさんの描く絵の画像が出て来ると、その圧倒的なパワーに目が釘付け!

ガタロさんが描いているのは、ほとんどが清掃道具。ガタロさん自らが普段使っている雑巾やモップ、デッキブラシ(棒ズリと呼ぶのだそう)を大胆に描写しています。自分の愛用の道具に対する愛情が、一つひとつの絵に溢れていて、そこに何やら息吹きのようなものを感じます。

雑巾の絵。他にも愛用の掃除用具が沢山登場します

雑巾の絵。他にも愛用の掃除用具が沢山登場します

それから、原爆ドームの絵。ガタロさんは、被爆2世です。ガタロさんが清掃をしている基町アパートは、かつては原爆スラムとよばれたところで、そこからほど近いところに平和公園や原爆ドームがあり、ガタロさんは365日欠かさず原爆ドームを描きつづけたこともあるそうです。原爆ドームの様々な顔。力強い線の一本一本に込めたガタロさんの思いに心が動きます。絵画展では、福島第1原発事故を受けての最新作やオブジェを含めた60余点が展示される予定です。

原爆ドームの絵。心象も映されているかのよう

原爆ドームの絵。心象も映されているかのよう

チラシのキャッチコピーには「汚れたものをきれいにしてくれる 愛すべき道具たち ヒロシマの清掃員画家 ガタロさんの澄んだまなざし」とあります。ご本人のポートレートを見て、優しげで子どものような瞳に引きつけられました。まっすぐで深い。このまなざしが数々の傑作を生んだのですね。

実物の絵を見たいと切望していたスペースナナのスタッフが、練馬のギャラリー古藤での絵画展を計画して、広島のガタロさんを訪ねた永田浩三さん(元NHKプロデューサー)に、「スペースナナでも展示会ができないでしょうか?」と相談したことから話が進み、共同開催の運びとなりました。「まさか実現するとは……」スタッフも感無量、待ちに待った開催です。

会期中、ガタロさんのお話がナマできけるギャラリートークも企画されています。ぜひ、足を運んでみてください。

人柄が現れている優しい横顔。ギャラリートークでは、どんなお話が聞けるのでしょうか?

人柄が現れている優しい横顔。ギャラリートークでは、どんなお話が聞けるのでしょうか?

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ガタロ 絵画展 〜ヒロシマ 美しき清掃の具〜

会期:2014年1月29日(水) 〜 2月9日(日) (2月3日・4日休廊)

会場:あざみ野 スペースナナ http://spacenana.com/

入場料:300円

<ギャラリートーク>

2月1日(土)17時〜18時 ガタロ× 永田浩三(武蔵大学教授)

2月2日(日)14時〜15時 ガタロ× 永田浩三(武蔵大学教授)

参加費:1000円(入場料含む) ※要予約。(お電話 045-482-6717 又はEメール:event@spacenana.comにて)

詳しくは、http://spacenana.blog137.fc2.com/blog-entry-263.html

また、スペースナナでの開催に先立ち、東京・江古田のギャラリー古藤< http://furuto.art.coocan.jp/ >にて1月14日(火)〜1月27日(月)11:30〜19:00「ガタロ絵画展」開催中です。

インフォメーション

広島の画家・ガタロさんの作品展&トークセッション 1/29-2/9 あざみ野・スペースナナ

スペースナナ

http://spacenana.com

横浜市青葉区あざみ野1-21-11

TEL 045-482-6717

営業時間 11:00-18:00

定休日 月・火

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