日差しぽかぽか冬の午後、我が家の寝室の床はやわらかくってあったかい。ふわっとした足ざわりに、スリッパなしでも十分過ごせちゃいます。9年前に引っ越してきた時に寝室の床を国産無垢材にリフォームしたので、とても快適に過ごせています。

我が家の床は大工さんに施工してもらいましたが、自分でもできちゃうんですよ。DIYでリノベーションに興味のあるあなた！　今週11/29（土）、青葉台のマンションで「はじめてのDIYリノベ体験！ハリハリ大作戦」がおこなわれます。なんと参加費無料！　これは楽しみー。

フツーのフローリングの床がどんな風に変わるのか……？（写真提供：桑原憂貴さん）

ちなみに我が家の壁は、自然素材の漆喰です。これも今のマンションに引っ越す時に、左官屋さんに塗ってもらいました。部屋が明るく精緻で清潔な感じに見えます。光が当たるとやわらかく反射して、いい表情だなーと思います。でも、予算の都合上、手をつけられなかった部屋が残っているんです。来年小学校に上がる長女の子ども部屋になる予定の4畳半の部屋の壁を塗りたいね、というのが最近の我が家の懸案事項。

そしたら、何と！　同じく今週11/29（土）の午後、同じ青葉台のマンションで「はじめてのDIYリノベ体験！ヌリヌリ大作戦」が参加費無料でおこなわれるというじゃありませんか！！！　これは行かねば……！

気仙杉の無垢材を張り合わせていくと……（写真提供：桑原憂貴さん）

はい、こちらの企画を立ち上げたのは、森ノオトでもすっかりおなじみミナトファニチャーの湊哲一さんが参加しているKUMIKI PROJECT。先日森ノオトでもご紹介したように、家具から家までを簡単に組み立てられる木材キットを開発し、まずは東日本大震災被災地の杉材から始め、国産材を有効活用するユニークな取り組みをしています。いまは早稲田にイチからものづくりを楽しめる遊び場「CABIN」をつくっています。こちらも楽しみですね！

先日、KUMIKIプロジェクトの代表でTSUMUGI inc.CEOの桑原憂貴さんが青葉台にやってきたので、この「はじめてのDIYリノベ体験！ハリハリ＆ヌリヌリ大作戦」についてお聞きしました。

まあ！　とてもポカポカ温かそうな空間に（写真提供：桑原憂貴さん）

青葉区に限ったことではありませんが、空室に頭を悩ませている賃貸住宅の大家さんは少なくありません。不動産業者は決まった形の仲介業務に終始し、個性のある部屋をプロデュースし発信していくことは稀。そんななか、青葉台駅から徒歩10分ほどのところにある賃貸住宅「エスポワール松風台」の大家さんは、住む人が自らの暮らしを快適に、かつ創造性豊かな空間にできるよう、原状回復できるDIYリノベを可能にして、マンション自体の価値を高めようとチャレンジしているとのこと。

KUMIKIプロジェクトの気仙杉の床材＆クロスの上から施工できる自然素材の塗り壁材を使って、賃貸住宅を楽しくおしゃれにカスタマイズ！　そんな流れに大家さんもノリノリで、体験会に先駆けておこなった準備ワークショップは大盛り上がりだったとか。

クロスの上から塗り壁ができるので、ラクチン（写真提供：桑原憂貴さん）

「賃貸をもっと楽しく住もう！　という気持ちがあるマンションオーナーさんと組んで、“自分で育てられる賃貸住宅”をまちの個性にしていければいいな、と思うんです。KUMIKIには自分でカスタマイズできるツールが色々あるので、空間、家具など暮らしをトータルでつくって楽しめる。大家さん、住まい手、そして我々サポート型が、新しい住まい方の価値を創造できれば」

と、桑原さん。

……青葉台から新しいことが始まりそうで、ワクワクしますね。デザイン性が高いこと、オシャレなこと、楽しいこと。その背景に、国産材の復興や被災地支援といった「社会課題の解決」が組み込まれていることが、これからの時代の新たな道なのだと思います。

すっかりKUMIKIプロジェクトと意気投合した森ノオト、これから何か一緒にできることもありそう！　まずは第一弾「はじめてのDIYリノベ体験！ハリハリ＆ヌリヌリ大作戦」から、新しいライフスタイルの扉を開きましょう！

KUMIKIプロジェクトの桑原憂貴さん（左）とミナトファニチャーの湊哲一さん。これから楽しいことが始まりそう！