町田市の三輪里山で「木こりのおじさんとプチ修業!」
森ノオトでもおなじみのNPO法人農に学ぶ環境教育ネットワーク(農に学ぶ。)に里山再生分野で協力している、NPO法人樹木・環境ネットワーク協会という団体があります。今回はこの協会が認定するグリーンセイバーのみなさんによる、春の芽吹きを体感できるイベントをご紹介します。(text:松山ちかこ/ 写真提供:山本裕加)

「グリーンセイバー」って、いったいどんな人? 緑を守る人? その答えは……全国で森づくりを中心とした様々な活動に取り組むNPO法人樹木・環境ネットワーク協会が実施するグリーンセイバー資格検定に合格した人たちのことです。植物や里山保全に必要な知識を体系的に取得した人材育成のために創設された資格で、森づくりや里山再生、自然の魅力や豊かさを伝える活動などをおこなっています。今回ご紹介する「木こりのおじさんとプチ修行」もその中のひとつです。

1月18日に開催される今回のプログラムの目玉は、なんといっても春の七草摘み。

お正月を過ぎると七草粥を作るための材料として、七草がスーパーに並ぶ昨今。自生する七草を自分で摘んだことのある方は、今では珍しいのではないでしょうか。

七草粥といえば、人日の節句である1月7日の朝に、七種類の野菜を入れた七草粥を食べ、一年の無病息災と五穀豊穣を祈る風習として馴染みがありますが、もともとは旧暦の節句です。ですから、本来であれば今の2月頃におこなわれていたもの。

「お正月を過ぎて七草粥?」と思われた方、実は時期的にはぴったりなイベントなのですよ。

「セリ・ナズナ・ゴギョウ・ハコベラ・ホトケノザ・スズナ・スズシロ」、子どもの頃に口ずさんでいた方も多いのではないでしょうか。この七種類の野草は早春にいち早く芽吹くことから、邪気を払うとも言われています。さて、全て見つけることができるかな?

七草を探した後は、薪の調達から火起こしまでを自分たちでおこない、その火でお粥を炊きます。グリーンセイバーのみなさんお手製のピザ焼き釜も使ってピザもいただけるから、さらにうれしい!

「お正月明け、なまった身体に活(カツ)入れて、親子で元気にプチ修行しませんか?」というのは、このイベントのプロジェクトリーダーである、グリーンセイバーの山本裕加さん。

青葉区からもそう遠くない位置にある三輪里山、ここから一年のスタートを本格的にはじめてみませんか。

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