春夏秋冬「服袋」。nu:u(縫う)のロコ・ファッションに身を包む
カモカモマーケットや「あおばを食べる収穫祭」など、地元ではすっかりおなじみのナチュラル大人服ブランド「nu:u(縫う)」さん。リネンやコットンのキレイ目ラインのカットソーやワンピース、端切れを組み合わせてつくったオリジナルの布小物が大人気です。春夏秋冬、キタハラのためだけにつくられたオリジナルの「服袋」の1年をお話しします。

「キタハラさんの服、どこで買っているんですか?」

「大人カワイイ、独特のファッションですね」

「スカートの色の組み合わせが独特で、素敵」

そんな風に声をかけられると、いい気分になってしまいます。普段、ファッションに気を使う余裕がなくても、nu:uの服を身にまとえば「森ノオトのキタハラマドカさん」になれる。春夏秋冬、魔法の「服袋」という強い味方がわたしにはついています。

 

取材を受ける時は、nu:u服と決めている(『ecomom』2014年秋号)

 

コットンやリネン、ウールなどの自然な素材でつくられた布で、ワンピースやカットソー、スカートやパンツを制作し、マルシェやイベント、ウェブショップなどで販売している国島智子さん。ナチュラルでありながら、きちっとして見える美しいラインに魅せられ、図々しいことを承知で「春夏秋冬、わたしの服をつくってください」とお願いし、普段はオーダーを受けていないという国島さんも「おもしろそう」と乗っかってくださって始まったこの企画。

3、6、9、12月に、春夏秋冬の服袋が届きました。

 

春の服袋

 

<春>デニムの服袋

・ボーダーリネンの長袖Tシャツ

・インディゴ色の袴パンツ

・ざっくり織りのきなりベスト

・若草色、ドルマンスリーブのウールカーディガン

・クシュクシュに巻けるチェックのストール

・淡い黄色が可愛らしい、端切れのブローチ

全体的にマリンテイスト。春風に似合いそうな色と素材感で、さわやかに着られました。初夏も夏も大活躍で、夏の服袋とも合わせやすく、着こなしの幅が広がりました。

国島さんはわたしがいち早く妊娠を伝えた一人。体型の変化もたっぷりと受け止めるnu:uの服は、年齢問わず多くの世代に愛されるなと実感しました。

 

夏の服袋

 

<夏>ブルーの服袋

・黄色い小花柄のノースリーブ

・ライトカーキのタックギャザースカート

・ヒッコリーとチャコールリネンのドルマンワンピ

・きなりリネンのプチ袖プルオーバー

・紺と白のトートバッグ

 

実家帰省の際もお供に

 

きちんと感ただようドルマンワンピースはこの夏、ヘビーローテーションでした。ふくらむお腹回りも目立たず、ともかくラク。ラクとキレイさは同居しないと思っていましたが、nu:uの服は違いますね。プチ袖プルオーバーとタックギャザースカートも、ビジネスシーンでも活躍しました。母子手帳と普段使いの手帳、カメラ、メモ帳、水筒など大荷物を入れても余裕のあるトートバッグは、どこに行く時も一緒。時にはパソコンまで入れちゃってもどんと来い! の懐の深さでした。

 

秋の服袋

 

<秋>黒の服袋

・パープルリネンのドルマンプルオーバー

・綿麻の袴パンツ(ギンガムチェック)

・ブルーグリーンリネンの七分袖ボートネックワンピース

・パッチワークスカート

・イエローリネンのたっぷりバッグ

 

最初に気に入ったのは、パッチワークスカートです。小物をつくるには余るくらいの端切れを組み合わせてつくる、その時にしかできない一点もので、紫や紺が主体の落ち着いた色合い。この秋、何度着たかわかりません。「赤ちゃんが生まれたばかりで、荷物がたっぷり入るバッグが必要だと思って」とつくってくださったイエローリネンのバッグには、次女のおむつ、着替え、タオル、おもちゃ、何でも入って、秋からずーっと毎日使っています。

 

冬の服袋

 

<冬>ピンクの服袋

・マスタードリネンのシンプルワンピース

・ピンクのウールのフレンチワンピース

・グリーンリネンの裾紐ブラウス

・ウールパッチスカート

・ベージュのウールのスヌード

冬はヴィヴィッドで驚きました! ピンク! マスタード! 目が覚めるような鮮やかなグリーン! そしてどこへ行っても話題になるパッチスカートは、その時にある端切れを組み合わせてつくる奇跡の一枚。色、柄、織、絶妙に組み合わされていて、華やかなのに派手になりすぎない、自然なまとまりです。

「ピンクはマドカさんのイメージカラーだったの」と国島さんに言われて、ちょっと驚きました。そうか、明るく、元気な色をイメージしてくださったんだな、と思ったら、しみじみとうれしい気持ちになりました。

 

新しい事務所「森ノオウチ」前で

 

毎回、季節のテーマカラーの大きな「服袋」に入ってきた、nu:uの洋服たち。袖を通す度に感じる心地よさを大切に、クタクタになるまで長く着尽くします。すでに、自分にぴったりの服があるから、バーゲンやセールという文字に心を動かされなくなりました。心まで安定するのが不思議ですね。

これからの楽しみは、nu:u服に合う小物を少しずつ集めていくこと。カモカモマーケットに行けば会える国島さん、これからもよろしくお願いしますね!

Information

nu:u(縫う)ホームページ

http://nu-u-sewing.jugem.jp

 

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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