3/7(土)-3/8(日)「忘れないをカタチに 2015」in藤が丘
東日本大震災から4年。藤が丘で有志が集まり、今年も復興支援イベントをおこないます。「みんなでつながろう!藤が丘のまちで」プロジェクト実行委員会による「忘れないをカタチに 2015」in藤が丘。今年はキャンドル点灯イベント、チャリティマルシェ&ステージ、映画上映会とパネル展示、トークなど盛りだくさんです。

東日本大震災から4年。あの日、あの時の皮膚感覚は、いまだにわたしの中で強烈な印象として残っています。電車で感じた揺れ、まちから消えた明かり、信号が点灯していない道路、モノが空っぽになったスーパーマーケット、ガソリンスタンドでの長蛇の列……。テレビに映し出される津波の映像と、原発事故による放射能汚染におびえた日々。私は、3.11を機に、今暮らすこの青葉区で、人と人がしっかり結びつき、信頼し合える関係をつくり出していこう! と決意を新たにしました。そして、今の森ノオト、たまプラーザぶんぶん電力があるとも言えます。

 

ウィズの森ブースでの工作は大人気! 今年も出店!

 

地域には、志を同じくする仲間たちが、たくさんいます。藤が丘の皆さんも、そう。「あおばを食べる収穫祭」を応援してくださっている藤が丘商店会や、谷本連合自治会、上谷本連合町内会、横浜市藤が丘地区センターの方々、そして藤が丘に暮らす有志たちが、今年も集まって「みんなでつながろう!藤が丘のまちで」をテーマに実行委員会を立ち上げ、3月7日(土)・3月8日(日)の2日間にわたり、「忘れないをカタチに 2015」in藤が丘を開催します。

 

NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークのしいたけ菌打ち体験。今年も開催する

 

今年、実行委員長を務めるのは、現役サラリーマンの伊藤弘一郎さん。東日本大震災をきっかけに改めて地域でつながる大切さを感じ、2012年より毎年続く、藤が丘駅前公園での復興支援イベントのボランティアを続けてきました。

「震災から4年経ち、世間の復興への思いが薄らいでいるのは否めません。楽しいイベントを仕掛けて、地元を盛り上げ、マルシェなどでたくさんお買い物をしていただくことで、売り上げの一部を復興支援に回していく。地域で楽しみながら、つながりを生み出していければ」

と、伊藤さんは話します。

 

昨年のこのイベントで藤が丘の新しい名産「藤がウォッカ」が決まった。たしなむのは青葉区のIT隊長・千葉恭弘さん

 

今年のイベントは盛りだくさん。

3月7日(土)には、ともしびプロジェクト、横浜田園ロータリークラブの協力で、キャンドル点灯イベントが藤が丘駅前公園で開催されます。キャンドルに灯をともしておくだけで支援になるイベント。18:00から20:00まで。

また、同じ3月7日(土)の18:30〜19:30には、藤が丘地区センターで映画『宮戸復興の記録2011〜2013』(飯塚俊男監督)の上映会もおこなわれます。

藤が丘地区センターでは東日本大震災のパネル展示を2月21日より開催し、3月8日(日)13:30〜16:30には、お話会も開催されます。日本で初めての女性消防士・秦好子さんのトークショーや、ともしびプロジェクトの長尾亜紀さんによるお話、キャンドルづくりのワークショップもあります。

 

我が家の娘はワークショップを満喫。今年も楽しむぞ!

 

メインイベントは3月8日(日)、藤が丘駅前公園でチャリティマルシェとステージが! 昨年の様子はリポーター養成講座受講生の富山美希さんがレポートしてくれましたが、今年も昨年同様、森ノオトでもおなじみの藤が丘商店会、Revive Recipe TENZO、PoePoe、maaru、シュタットシンケン、TAZ Café、青葉グリーンファーム、森の扉、パン工房ふらんす、コマデリ、たまプラーザぶんぶん電力などが出店します。ほかにも続々出店者が決まっているもよう。お楽しみに!

会場では息長く被災地支援を続けているFeelingによるワークショップも。昨年、わたしの娘もプリザーブドフラワーのアレンジメントやリボンレイづくりを楽しんでいました。NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークのしいたけ菌打ち体験や、ウィズの森の木工ワークショップなど、親子で一日楽しめるイベントです。

ステージでは地元中学校の吹奏楽部や、区内のミュージカル団体による公園も。消防団の方々を招いて、AEDの講習もおこなう予定だとか。

伊藤さんは「今回イベントをおこなうことで、商店会、自治会、行政、地域の人々とつながりました。人間関係が生まれることで、いざという時に壁を乗り越えて支え合える。イベント自体を楽しみながら、自然に防災意識が育まれていけば」と話します。

3月は、被災地のことを思いながらも、今生きている地域をどう生かし、耕すかを考える時でもありますね。森ノオトでも微力ながら、こうした取り組みを応援していきたいと思います。まずは、マルシェに足を運んで、楽しむこと……でしょうか!

Information

2015/3/7(土)-3/8(日)「忘れないをカタチに 2015」in藤が丘

会場:藤が丘駅前公園 & 藤が丘地区センター

主催:「みんなでつながろう!藤が丘のまちで」プロジェクト実行委員会

共催:谷本連合自治会、上谷本連合町内会、横浜市藤が丘地区センター

協賛:藤が丘商店会

協力:東急電鉄、森ノオト、青葉区社会福祉協議会、青葉区災害ボランティア連絡会、横浜トヨペット

※当日ボランティアも募集しています。ご興味のある方は伊藤さん(E-mail k_ito989@bwt.jtb.jp または080-2097-0215)まで。

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この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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