ほ、ほ、ほーたるこい。
7月中旬、蒸し暑い夕暮れ。


ウィズの森の玉置哲哉さんの呼びかけでどんぐり農園に集まったのは、青葉台在住の大人子ども約30名。NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークのフィールド・どんぐり農園の柵を開けてもらい、そうっと、静かに、時と場所をお借りしました。

 

 

 

寺家ふるさと村は首都圏では数少ないホタルの生息地として知られ、6月中旬から7月上旬にかけて、夕暮れ時は人の渋滞ができるほど。この日、四季の家に集まった時に、「いまからホタル? もういないよ」とおじさんに言われたのですが……。

 

どんぐり農園には、たくさんのホタルがいました。

 

まるで、わたしたちを迎え入れてくれるかのように、正面の田んぼから、一筋、二筋、いや、幾筋もの光が空に立ち上り、円舞していました。

 

人がそろい、冷たいお茶と温かいスープを飲みながら、少しずつ、暗闇に目を慣らしていきました。

 

田んぼの畦を踏みしめ、水路のそばに佇むと、たくさんの光に囲まれました。ホタルの方から寄ってきてくれた! うれしい!!!

 

「ほ、ほ、ほ〜たるこい。こっちのみ〜ずはあ〜まいぞ」

 

この歌を3歳のムスメと一緒に繰り返しました。ホタルは、本当にあまい水のところにやってくるのですね。

 

天水。

 

なんて、あまい響きなのでしょう。

 

ホタルの舞う環境。それは、ここが、人が手をかけ、水を引き、土を耕し、人と自然が共生する「里山」だから。大自然とはまた異なる、多様性がここにはあります。「にがい水」をつくらずに、あまい水を保ち続ける農業には、日々の汗と覚悟が要ります。

 

水守り人に、耕す人に、種まく人に、今日も感謝。

 

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