植木屋の嫁が行く!Vol.1 街の中で実りの秋み~つけた!
11月に入り明日は立秋、朝晩は大分寒くなってきましたね! 森ノオトエリアでも、稲刈りを終えた田んぼや、たくさん実の付いた柿の木、夏の間ぐんぐん成長して背が高くなったサトイモ畑、ワサワサに伸びたサツマイモ畑など……実りの秋を感じさせてくれる風景に出会うことが多くなりました。
しかし、実りの秋は、田んぼや畑だけではないのです~!!街の中のちょっとした緑のある場所でも、実りの秋を感じることができるのですよ~~!
ということで、今回は私たちのごくごく身近な実りの秋を探しに街へ出かけてみました。

2歳の息子と近所の公園へ出かけると、公園の木々の下で息子はさっそく、どんぐりを発見! 「どんぐり」って、何の木の実なの? 実は意外と知らないですよね……。「どんぐり」は、樹木の中でもクリの木の仲間であるブナ科の木になる果実のこと。実りの秋ならではのものと言えます。

なぜだろう!?というぐらい、子どもってどんぐり集めが好きですよね! うちの息子も例外なく……「ママー! 見て見てー!」と、どんぐりを拾って集めて、並べて、お店やさんごっこ?をしていました(笑)。

近所の公園を二か所まわって集めた収穫物を、お家に帰って広げてみると、こ

んなにたくさん!

どんぐりを種類ごとに仕分けしてみると、木の種類によってどんぐりの大きさや形がこんなにも違うんだ~!と発見です。

 

 

どんぐりの種類は以下の通りです。

上段左…ひときわ、個性的な帽子(どんぐりの帽子=「殻斗」(かくと)というそうです。はじめどんぐりが小さいうちは、すっぽりと覆い、乾燥や害虫から守っていると考えられています)を被ったどんぐり。こちらはクヌギの木のどんぐり。

上段右…緑色で、かわいいしましま帽子をかぶったどんぐりは、公園などでよく見かけるシラカシの木のどんぐり。時間が経つと茶色になります。

下段左…他のどんぐりに比べて少しスリムな印象なのは、コナラの木のどんぐり。帽子の模様もよーく見ると鱗状になっていて、まるで手の込んだおしゃれな帽子という感じです。

下段中…こちらは、スダジイの木のどんぐり。帽子はすっぽりとどんぐり全体を覆う大きさで、熟すと反り返るそう。まるでチューリップハットのよう! また、スダジイのどんぐりは生でも食べられるそうです。炒って食べるとおいしいというのも有名なお話。

下段右…ひときわ、葉っぱも大きくて、どんぐりも大きいのはマテバシイの木のどんぐり。

どんぐりの仕分けをせっせと私がやっている横で、植木屋で樹木医でもある夫がぼそり……

「どんぐりって乾燥したら発芽しないらしいよ。」

「え??なに、なに?そうなの?」

と、色々とどんぐり話を聞いてみると……

どんぐりは、乾燥をまぬがれるために、地面に落ちるととりあえず根を出し、春になるまで待って発芽するそう。また、山ではどんぐりを食料にする動物が多く、小動物や鳥たちは越冬するためにどんぐりを貯蔵することも。彼らの食べ残しからどんぐりが芽生えることも多いそうで、木は動物との共生関係を踏まえたうえでどんぐりを戦略的に散布している!? 等々……

どんぐり一つとっても、自然と調和したメカニズムがあるのね~と、感心! この一粒がいつかは大木になる……そんな自然のちからに一瞬想いを馳せてしまいました。

実りの秋を感じられるのは、公園だけではないですよ~!

いつも通る道沿いに植えられた街路樹でも、発見できます!

 

 

最近、街路樹としてよく植えられているのを見かけるハナミズキの木。コーヒー豆大の赤い実がたわわになっていました!

 

 

こちらはモチノキ。ハナミズキよりもひとまわり小さい赤い実が葉っぱに隠れてなっています。

 

 

プラタナス並木の木の下で見つけた実。とっても大きくて個性的な形!

みなさんもぜひぜひ、いつも行く公園や、いつも通る道の街路樹で実りの秋を見つけてみて下さい! ここで紹介したのとはまた違うどんぐりや木の実がたくさん見つけられると思います。

子どもは特にそんな小さな発見をする天才です!

日々忙しく動き回っている大人にとっても、そんな小さな発見が、季節の移り変わりや自然の恵みを感じさせてくれるのではないでしょうか。そして、子どもの視点で季節を感じてみると、いつも見る見慣れた街の風景がまた違って見えてくるかもしれないですよ~!

 

収穫したたくさんのどんぐりと木の実は…その後、おままごとが現在ブームの息子の手によって調理され、我が家ではおいしくいただきました…(?)

持田 三貴子
この記事を書いた人
持田三貴子ライター卒業生
樹木医で造園業3代目の夫とともに、都市生活に森のような循環を生み出すべく、Earth Worksという夫婦ユニットとして活動中。結婚を機にナチュラルなライフスタイルにどっぷり浸かり、いつの間にか3児の母に。横浜市都筑区で夢の民家暮らしをスタート、「竹隣庵」と名付け住み開きを目指している。
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