兄と弟の絵本棚 Vol.31 『はじめてのうちゅうえほん』
桜の開花も近い今日この頃、次男くんは春休みに突入しました。すっかり絵本好きになった彼は、本棚からまだ読んでない絵本をせっせと見つけては持ってきます。そして今月、繰り返し繰り返し選んでいたのはこの本、『はじめてのうちゅうえほん』です。

「お母さんと一緒に行きたいとこがあるんだよね〜」

ある日、次男くんからお誘いが。

春休みになり、ちょっぴりのんびりムード。

え、公園? それともどこか遠くへお出かけ? と思って次のことばを待った母は、驚きました!!

「うちゅうに行ってみたいの!!」

わぉ〜、きたきた!

さすがは男の子。小さくても男の子のロマンがあるのでしょうか。

「でも、うちゅうって遠いでしょ〜? 空気もなくてまっくらだよね……。ちょっとこわいから、お母さんと行きたいな〜」

と、次男くんは言ってきました。

そのことばを聞いて、ああ、空気がないってこと、知ってるんだ。と母はちょっと驚きました。もうすでに、何度かお父さんと一緒に読んでいた絵本から、いろいろなことを学んでいました。

『はじめてのうちゅうえほん』は、いつもみているそら、からお話がはじまります。

そのそらのさきはうちゅう!

いちばんちかくのほし、つきへ、もしもしんかんせんで行ってみるとすると、53にちもかかる……そんなわかりやすい例えと、スケールの大きい数字から、ぐっと絵本に引き込まれていきます。

この絵本の特徴として、数字がたくさん出てきます。これも、男の子のこころをガンガン刺激するのでしょうね。

太陽にいたっては、いま見ている光は8分前の太陽!

水星の温度は、昼は400度、夜はマイナス400度!

火星の山オリンポスは、日本の富士山を6つ重ねるよりも高い!

天王星では、時速600キロメートルの強い風が吹いている!

ああ〜テストに出たなぁ。懐かしい。な〜んて夢のないことを母は思ったりしましたが、4歳の男の子には、一つひとつの数字が新鮮な驚きです。百単位の数字が出てくるたびに、

「えー!?」

と歓声をあげて驚きます。宇宙との出会いが、教科書ではなくこんな可愛らしい絵本なら、きっと楽しいでしょうね。

「月での体重は、6分の1になるから、月に行ったら、だいたい3キロくらいになるかな? 3キロっていうと、生まれたばかりの赤ちゃんくらいの重さになるねぇ」と話すと、4歳さんは、目を丸くします。

彼が驚き楽しむ姿をみて、こどものこころのドキドキが伝わってくるようでした。

私が面白いと思ったのは、どこからがうちゅうなの? というページ。

100キロメートル上空からが宇宙なのです!

地上から100キロメートルというのがどんなに先なのかは想像しかねるのですが、私たちが乗る飛行機は高度にして約10キロメートルというのだから、それよりもずーっと先。ああ、うちゅうって遠いですね。

ちなみに、次男くんは『ちきゅう図鑑』にもはまっていて、火山、山などの研究もしているようです。

 

『ちきゅう図鑑』、『うちゅうえほん』、この2冊を読み込む小さな博士!

 

春休み、山や海、たくさんのスケールの大きい自然と出会いに行きたいなぁ〜とわくわくしてきます。

それにしても、4歳くらいから地球や宇宙に興味が出てきて、自分がいる世界を知りたくなるのは面白いなぁと感じます。自分の世界が確立されてくると、自分のいる周りを知ろうとしたり、自分が住むところ、日本、そして世界から地球、地球があるのは宇宙……と、自然と興味がわくのでしょうか。

我が家に宇宙や地球の絵本や図鑑がそろっているのも、兄がやっぱり首っ引きで見ていたからなんですよね。

ちなみに、春休みに川崎で宇宙体験、といったらやっぱりここのプラネタリウム? 生田緑地の「宙と緑の博物館」、おすすめです。

そして、1歳1カ月の妹ちゃん、最近見ている絵本はこちら『くだもの』。やっぱり大好きなくだものが次々に出てくるこの絵本、1歳さんは大好きです!

我が家の絵本も、だいぶ年齢層が幅広くなってきました。3人いると、絵本は毎日本当に大活躍。春からもみんなの絵本生活が楽しみです。

東海林 更央莉
この記事を書いた人
東海林更央莉ライター卒業生
山形出身で、元日本語教師、3児の母。森ノオトでは2011年より兄弟の成長と重ねた絵本の連載を続け、妹が増えた今は女子らしい視点が加わり多くの母親の心をつかんでいる。家族の趣味は旅行、食べ歩き、自然のなかで過ごすこと。編集長の中学校時代の同級生でもある。
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