第1回!開催、6/15日(水) 「森ノ音楽会」“プラーナミュージック”弦楽四重奏コンサートリポート
森ノオトリポーターでプロのヴァイオリニストで活躍している升本理央さんが、演奏仲間とともにウィズの森でコンサートを開催しました! 午前中は赤ちゃんを抱っこしながら……午後は子どもたちを囲んで……アットホームなコンサートで、素晴らしい生演奏を鑑賞してきました。

 

ここは青葉区にあるウィズの森インテリアギャラリー。自然素材の木材や土壁で作られた内装、あたたかな色の照明と手ざわりのよい木製の椅子……そして木の香りがふわっと香る素敵な空間。コンサートホールとはひと味違う空間で、森ノ音楽会は開催されました。

 

企画したのは、森ノオトリポーターの升本理央さん率いる弦楽四重奏団“プラーナミュージック”。メンバーは升本理央さん(1st violin)、秀川みずえさん(2nd violin)、河合晃太さん(Viola)、松穣さん(Cello)です。

 

左から、升本理央さん、秀川みずえさん、松穣さん、河合晃太さん

 

2015年に、気の合うプロの演奏家仲間で結成したプラーナミュージックは、それぞれクラシックの演奏家として活躍しているなか、もっと気軽にたくさんの方に音楽を楽しんでほしいという思いから始めたそう。赤ちゃんOKのサロンコンサートや、保育園、幼稚園の入園式などで演奏を重ね、大人も子どもも楽しめる、手作りの自由な音楽会を開いています。

 

ちなみに、プラーナとは、呼吸や生命のエネルギーという意味があり、奏者が元気の素となるような音楽をお客さまに届けるだけではなく、聴いてくださるお客さまの笑顔のエネルギーをもらうことで、良い空気がぐるぐるまわって、パワーアップしていけるようなコンサートを生み出したいという願いが込められているそう。

 

プラーナミュージックの優しく鮮やかなDM

 

今回の音楽会は、午前が25組/午後が18組の観客が集まりました。わたくし板垣は、午後の部に参加しました。

 

リハーサル中の様子

 

会場には演奏者の目の前に座って聴けるスペースが用意され、子どもはそこにおしりをつけて座りながら、大人はその後ろで子どもたちの様子を見ながら、演奏をじっくり聴くことができました。

 

観客席の様子

 

カルテットを目の前で聴くのは、はじめての経験の私。演奏が始まった途端、ふわりと引き込まれ、ゾクッととり肌が立ちました!

 

板垣の主観ですが、コンサートホールで聴くクラシックとは全く感じ方が異なりました。演奏者の方との距離感がとても近かったこと、梅雨独特のやや湿った空気感だったのもあり、奏でられた音色の重なりや響き、厚みを感じ、なんとも心地よい重厚感でした。音が見えるのではないか? と思うような、全身全霊で感じる迫力のある振動が身体全体に響きました。

 

演奏が始まると、騒いでいた子どもたちも、ぐっと引き込まれたようで、前方を凝視していました。繊細で軽やかなリズムと一緒に手拍子したり、のびやかなメロディーを身体で感じ取っていたり……娘も、大好きな歌が演奏されると「やったあ!」と大喜びで手を動かし、歌いながらリズムを取ってご満悦の様子。私も自然と身体が動きました。

 

また、目の前で演奏している姿を観たからでしょうか、「演奏者と楽器がひとつになっている?! 楽器が生き物みたい!」と不思議な感覚に陥りました。

 

まさに目の前で演奏を感じることができる観客席

 

演奏の合間には、実際にヴァイオリンを弾く体験コーナーもあり、元気に立候補してくれた4名の可愛らしい子どもたちが、頑張って演奏してくれました。身体に比べてちょっと大きなヴァイオリンを一生懸命つかみ、弓を引く姿はなんとも可愛らしい! 弓をひくのが結構大変そうでしたが、みんなしっかり音が出ていました。こんな時間もアットホームな演奏会ならでは。

 

この中から将来のヴァイオリニストが誕生するかも!?

 

演奏された曲は、軽やかクラシックから、子どもも大好きな曲や耳なじみのある曲の変奏曲など……色々な分野の構成された、聴きごたえのあるセットリスト。

たくさんの曲がある中、どのようにセレクトしているのか理央さんに聞いてみました。「選曲する時に心がけていることは、コンサートの場所やコンセプトによって異なります。今回は、0歳からOKというコンサートでしたが、子ども向けの曲をたくさん集めるというプログラムではなく、大人が楽しめる内容を、子どもたちにも一緒に楽しんで聴いてもらいたい! という思いで選曲しました。ママの楽しい様子が、子どもにとってのリラックスやハッピーにつながる! と思っています」と、理央さん。

 

引き込まれる演奏

 

プラーナミュージックのメンバーは、演奏に関して、それぞれ考えているイメージが少しでも違うと、音楽の流れにどこか滞りが出てきてしまうので、立ち止まって原因を話し合い、今どうなっているかを分析して、解決法を考えるそうです。そうやって気持ちを確かめ合うと、滞りが消え、みなで同じ方向を目指して音楽が進んでいきます。このような作業を念入りに重ねていき、一つの曲を完成させていくとのこと。オーケストラと違い、一人ひとりの音が際立ちやすいカルテット、こういった音づくりの過程があってこその音だったんだと納得です。

 

また、今回演奏された曲の一部分は、メンバーの河合晃太さんがカルテット用にアレンジしているそう。素人ながら、そのアレンジが本当にとても素敵で、4つの楽器がどれも欠けてはこの曲は成立しないなぁと思えるような旋律のからみあいで、板垣はずっとワクワクしておりました。

 

「実は四重奏用の楽譜は、素敵なアレンジがあまりなくて、試しで演奏してみるとあんまりピンとこなくて……実際に演奏しないということがよくあるんです。このアレンジも、無理を言って河合さんにお願いしてつくった、こだわりの仕上がりになっています!」と、理央さん。

 

「四重奏のアレンジでは、原曲の雰囲気や、元の曲の良さをなるべく壊さないように気をつけています。音や映像を何回も繰り返して聴きながら、少しでもそのイメージを出せるように頑張っています。が、私は作曲の専門ではなく、技術的に楽譜を書くことはできないので、まずは自分が楽しく演奏できるように曲作りをしています」と、河合さんは話します。

 

バックヤードの様子

本当にあっという間に時間が過ぎ去ってしまった「森ノ音楽会」。

元をたどると、私と理央さんとは、森ノオトのリポーター養成講座を同期で受けていたメンバーでした。講座の中で行われたブレインストーミングで同じ班になり、当時理央さんは「子どもも楽しめる音楽会をやりたい!」と話していたのを覚えています。

それがこういった形で、しかもウィズの森で実現できたことを、板垣はこっそり、とても感動しました。

 

文章では伝えきれない、プラーナミュージックの演奏!

 

最近、子育てで忙しくて「生演奏」なんて聞いてないというお母さん方、ぜひ、第2回「森ノ音楽会」を心待ちにしてください。そして、リラックスしながら音楽を聴いてみませんか?!

Information

プラーナミュージック

HP:http://pranamusic.wix.com/home

連絡先:pranamusic.contact●gmail.com

※●を@に変換してください

板垣 恭子
この記事を書いた人
板垣恭子ライター
静岡県出身で四姉妹の長女。大学卒業後、デザイナーとして働きつつ花屋で修行。現在は子育ての合間に、その経験をいかせるような世界観を目指して制作活動中。森ノオトではジャーナリスト的な一面を見せ、硬派な記事も立派に書き上げる努力家でもある。
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