森ノオト エネルギー部

eco+locoエッセイ

梅原 昭子written by

昨年、開催直前に知って勢いで申し込み、すべりこみ参加したMakerFaire(メイカーフェア)。素人もプロフェッショナルも垣根なく、ピュアにものづくりにいそしむ人々の祭典にココロ踊りました。あの楽しさ、自由な空気にぜひとも触れてもらいたいと、今年はキッズエレキラボのこどもたちを連れて出展しました。

 

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こどもたちの隠れた才能が爆発! MakerFaireTokyo2016を終えて 

2016年8月6日、7日、東京ビッグサイトに300を超える出展者が全国から集まって、ものづくりの祭典が開催されました。デジタルなもの、アナログなもの、緻密なものからアイディア一発勝負の笑えるものなど、今年も、期待以上の作品の数々に出会えたMakerFaireTokyo。

 

今回は細かいレポートを省きますが、いわゆる催事によくある商業臭というものがない、デジタルものづくりを楽しむピュアな空気で満ちあふれた、ほんとうに気持ちのよい空間なのです。昨年のレポートはこちら

 

森ノエレキラボブースで展示したのは「自然エネルギー100%のまち・森ヶ丘町」。

森ノエレキラボブースで展示したのは「自然エネルギー100%のまち・森ヶ丘町」。

 

4月から実験的に始めた小学生対象のキッズエレキラボ。こどもと一緒にエネルギーのことを調べ、考え、暮らしのlittlebitsで遊ぼう、電柱を調べるフィールドワーク、消費電力を調べるワーク、ソーラーシステムを組み立てるワークを経て、世界のエコなまちづくりを参考に、まちのコンセプトを決めていきました。さすがに徹夜で作業をするわけにもいかず、7月は朝から夕方までの1日作業日を何日か確保して、フェアの直前、ギリギリに「まち」を完成させました。

 

森ヶ丘町には4人の町長がいて、駅や、カフェ、ケーキ屋、光るシンボルタワー、観光用の観覧車、温泉とテント型のホテル、物や人の移動を支えるリフトをつくり、町の周囲には芝生で囲まれた線路の上を電車がのどかに走っています。

 

まちの中心で光るタワー、観光用の観覧車、人や物の移動用リフトには、littlebitsを使用。実はlittlebitsを独立型の太陽光発電を電源に動かしているのがほかの出展者にはないアイディア!

まちの中心で光るタワー、観光用の観覧車、人や物の移動用リフトには、littlebitsを使用。実はlittlebitsを独立型の太陽光発電を電源に動かしているのがほかの出展者にはないアイディア!

 

MekaerFaireの会場では、「森ヶ丘町」の魅力をアピールして、来場者に新しく住民になってもらうという参加型の展示をしました。森ヶ丘町の住民になったら、ノートに名前を書いてもらい、まちの中の好きな場所に一本木を植えることが「条例」で決まっています。

 

こんな企画に参加してくれる人がいるのか、若干心配していましたが、お客さんもみんなピュア! バカにしたりせずにノってくれます。どんどん住民が増えて、1日目が終了するころには、まるでジャングルのようなまちに。

 

テクノロジーと豊かな自然環境を、ともにつくっていくユニークなまち。

「みんなで遊びながら、楽しくかっこよくエネルギーシフト」を模型レベルですが実現できました。

 

2日間で、158人が住民登録と植樹をしてくれた。森のオウチに生えているほんもののユーカリの木の枝を利用しているのでほんのりいい香り。

2日間で、158人が住民登録と植樹をしてくれた。森のオウチに生えているほんもののユーカリの木の枝を利用しているのでほんのりいい香り。

 

小学5年生のハルキ君&ナナト君コンビは、littlebits先生となり、そのしくみを伝える才能を発揮! それぞれ特別教えなくとも、独自のやり方で、やさしく解説。学校や地域の中だけでは発揮できない力を堂々と披瀝している姿はほんとうに頼もしかった(撮影:羽田麻美)

小学5年生のハルキ君&ナナト君コンビは、littlebits先生となり、そのしくみを伝える才能を発揮! それぞれ特別教えなくとも、独自のやり方で、やさしく解説。学校や地域の中だけでは発揮できない力を堂々と披瀝している姿はほんとうに頼もしかった(撮影:羽田麻美)

 

ハルキ君は、電子工作、プログラミング、ロボットなど興味のある分野のリアルな展示と、ものづくりを楽しむ真面目で愉快な大人たちとの出会いに、人生で最も楽しい日だったと語り、外国人にうまく説明できなかったのが悔しいので英語を勉強しようと決めたそうです。その想い、大事にしてほしい!

 

ほか、模型作りから当日までボランタリーに手伝ってくれた大人も多数いました。あおば理科実験教室の並木高洋先生、littlebitsのワークショップを各地で開催しているデジタルハイクの浅川智己さん、横田俊行さんのお二人にもお世話になりました。

 

準備作業の一コマ。ひと段落して、ガリガリ君で休憩中の並木先生と少年たち

準備作業の一コマ。ひと段落して、ガリガリ君で休憩中の並木先生と少年たち

 

 

当日は残念ながら来られなかった、このはちゃん&たまきちゃんも、レゴを使ったり、予想外の発想で駅やお店の工作を間に合わせて届けてくれたし、エレキラボ講座を影で支えてくれた、山川紋さん、青木真紀さん、ラボ前後の送迎をしてくれた北原まどかさん、高橋志保さん、羽田麻美さん、自立心あふれる子どもを遠くから見守ることに徹した三ツ橋樹里子さん、搬入搬出ドライバーの梅原東亜さん……

 

ものづくり、子どもの居場所作りにはたくさんの人の関わりが必要なんだなと実感した日々でもありました。

 

MakerFaire出展により、エレキラボ所長・梅原も燃え尽きた感があり、しばらく放心状態、休養していましたが、そろそろ復活。エレキラボ第2期の講座を10月から始めます。今季は木曜から水曜に曜日を変更し、16:30-17:30(18:00までのびる可能性あり)、全3回プラス1で発表の場を作ります。

 

第2期キッズエレキラボのテーマは、自動販売機。

冬場は暗くなってしまうけれど、初回は、めげずにフィールドワークもします。自動販売機はどんな仕組みで動いているのか、自動販売機は誰のもの? どれくらい電気をつかっているのだろう? と、電柱を調べた要領で観察していきますよ。

 

自分たちが暮らすまちを、電気な世界から覗く放課後。

また新たな才能に出会えることを楽しみにしています。

インフォメーション

こどもたちの隠れた才能が爆発! MakerFaireTokyo2016を終えて 

・10月19日(水)鴨志田フィールドワーク「自動販売機を調べる」

次回までの課題:学校の行き帰り、旅先などでみた自動販売機を一つ以上調べること。

・11月16日(水)「世界の自動販売機」ラボ所長の用意した資料や、みんなが調べてきたものを元に、自動販売機のいろいろを知って集めて分類します。

・12月14日(水)「littlebitsの基本の使い方」

次回までの課題:littlebitsでオリジナル自動販売機をつくってみる。

・1月18日(水)「わたしの自動販売機・発表」

ここまでの記録を壁新聞風にまとめます。(森ノオトのNPO総会で配布するかも!)

対象:小学3年生以上

※どうしても、という場合2年生でもOKとしています。基本は高学年の子向けで資料には漢字も多いですが、ご相談ください。

できれば全回参加が望ましいです。参加できなかった場合なるべく補講的な時間も設けたいと思っています。

定員5、6名

会場:森ノオウチ(青葉区鴨志田町818-3)

参加費一回2500円(資料代・保険代・各種材料費など含む)

森のなかま会員の方のお子さんは2000円。

(全4回一括振り込みの場合は1000円引きになります。一般10,000→9,000円 会員8,000→7,000円)

参加希望の方は、event@morinooto.jpに、お名前、お子さんのお名前と年齢、ご住所、電話番号を記載してお申し込みください。

ライター紹介

梅原 昭子

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川崎市麻生区在住のキリエ作家。雑誌の表紙や挿画などを切り絵で手がける。2011年よりあざみ野ぶんぶんプロジェクトに参加、実行委員。芸術的才能を生かし、電気を文学的に表現。愛を込めて「エレキ」と呼び、エネルギーを身近にする「エレキ女史」。独立型ソーラーシステム講座(エレキラボ)を担当している。ほかにもアートユニット「wakusei」として縦横無尽に活動中。          ■ホームページ「WAKUSEI」

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