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梶田あゆみwritten by

着られなくなった洋服や使わなくなった布地、どうしていますか? いらなくなった布をあらたなアイテムに作りかえる森ノオトの「森ノファクトリー」。11月23日(水)のあおばを食べる収穫祭で、デビューします。ファストファッションが主流の時代に、商品を通してモノの命や手仕事の愛おしさに少し思いをはせる、そんなものづくりを伝えていきます。

 

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思い出の布にあらたな命を。森ノファクトリー11/23お披露目!

森ノファクトリーが動き出したのは、今年6月のこと。洋服や布小物のブランド「nu:u」を主宰する国島智子さんをアドバイザーに迎え、手作りが好きな森ノオトのリポーターが集まり、商品開発を兼ねたミシンワークショップをスタートしました。

きれいで状態がよいけれど、趣味やサイズが合わなくて着なくなった洋服たち。買ったけど、なかなか使う機会がなく引き出しにしまい込んでいた生地。古布と呼ぶにはまだ鮮やかな、そんな布モノたちを持ち寄って、お弁当包みやあずま袋を作りました。

リポーターが参加して進めたミシンワークショップ。講師の國島さんは、かねてから1枚のハギレも大切にするものづくりをしてきた

リポーターが参加して進めたミシンワークショップ。講師の國島さんは、かねてから1枚のハギレも大切にするものづくりをしてきた

このワークショップを通して、一度は命をなくしかけた布たちが、手仕事と作り手のセンスによって、いきいきと生まれ変わるさまに私自身も魅了されていきました。

これまで私は、メディアの業界に身をおくことが多かったのですが、そこにある布を生かし、素材同士が響き合うような組み合わせを考えるのは、布の世界での「編集」だと感じました。

森ノオトのミーティングでのランチタイムに、手作りのお弁当包みがそろった。これはメンバーの試作品。収穫祭では、同サイズをマルチクロス(小)として展開する

森ノオトのミーティングでのランチタイムに、手作りのお弁当包みがそろった。これはメンバーの試作品。収穫祭では、同サイズをマルチクロス(小)として展開する

ワークショップを重ねたのち、メンバーが実際に暮らしの中で使っていくなかで感じたことを出し合い、改良と試作を重ねてきました。

11月23日のあおばを食べる収穫祭では、これまでの製作してきたあずま袋とマルチクロスをサンプル商品として販売します。いずれも、私たちが使ってみて、その使い勝手の良さにほれこんでいます。あずま袋もマルチクロスも、日本人が昔からなじみのある「包む」という行為につながるアイテムです。工夫次第でいく通りにも使い方を変えられ、暮らしに彩りを添えてくれることでしょう。

風呂敷サイズのマルチクロス(大)はこんなふうにバッグにも。結び方で模様の出方が変わるのも楽しい

風呂敷サイズのマルチクロス(大)はこんなふうにバッグにも。結び方で模様の出方が変わるのも楽しい

あずま袋は、大小と2サイズでご用意します。大は裏地付きとなしの2タイプがあります。裏地なしは、軽くてかさばらないので、折りたたんで持ち歩くのにも便利です。森ノオトのリポーターは、かごバッグの内袋や風呂敷代わりに使ったり、ベビーカーにぶら下げたりして使っています。

裏地付きは、丈夫なのでお買い物のエコバッグにも。小サイズはバッグインバッグに、お子さんの着替えやオムツ入れにもぴったりです。

あずま袋は親子で持ってもかわいらしい(写真:おおかわらあさこ、モデル:野口幸子・2歳の娘ちゃん)

あずま袋は親子で持ってもかわいらしい(写真:おおかわらあさこ、モデル:野口幸子・2歳の娘ちゃん)

すべて手間をかけて作った1点ものです。気に入った布合わせがあれば、ぜひ手に取ってみてくださいね。

さらに、今回はとっておきの企画をご用意しています。ファクトリーのミーティングで、「大切に着てきた自分の洋服で作ってもらえたらうれしい!」というアイデアが生まれました。この収穫祭で、セミオーダー企画をトライアルで受け付けます。

家族やご自身の愛着のある洋服を素材として一部に取り入れ、マルチクロスやあずま袋に仕上げます。ご希望の方は、会場に洋服をお持ちくださいね。その場で、細かな要望をお聞きしてオーダーを承ります。

セミオーダーの最初のお客さんは、森ノオトのマドカ編集長。持ち込まれた洋服は、2年前にnu:uで作ってもらったというカラーリネンのワンピースです。取材や講演などには、森ノオトらしさを出すために必ず着ていたという洋服のうちのひとつ。大のお気に入りだったそうですが、少し色あせて外出着としての出番が少なくなっていました。

そんな思い出の一着が、こんなふうに生まれ変わりました。

 森ノオトの顔として、あちこちを駆け回るマドカ編集長。あずま袋には、A4の書類も入ってお仕事にも重宝しているそう。ワンピースの肩の飾りボタンも生かされ、アクセントに

森ノオトの顔として、あちこちを駆け回るマドカ編集長。あずま袋には、A4の書類も入ってお仕事にも重宝しているそう。ワンピースの肩の飾りボタンも生かされ、アクセントに

森ノファクトリーでは、口コミやイベントを通して、いらなくなった布の提供を呼びかけていたところ、「よかったら使ってください」と、何人もの方たちが布を寄せてくださいました。

収穫祭当日も、まだきれいだけど着なくなった洋服、使わなくなった生地など、綿や麻の布を募集します。大切にお預かりし、心をこめて新たらしいアイテムに作り変えます。

森ノオトに寄せられた布たち。あらたな息を吹き込まれるのを待っているよう

森ノオトに寄せられた布たち。あらたな息を吹き込まれるのを待っているよう

そして、森ノファクトリーは、子育て中でも自分の感性や趣味を生かせる新しい仕事づくりに挑戦します。工房は、寺家ふるさと村にほど近い、青葉区鴨志田町の「森ノオウチ」の中にあり、定期的にオープンデーを設けています。森ノオトの雰囲気が好きで、仲間と一緒に手仕事を楽しみ、スキルを磨いていきたい方はぜひ一度、工房に遊びにいらしてくださいね。

光が差し込む明るい工房で、楽しくミシンワークをしています

光が差し込む明るい工房で、楽しくミシンワークをしています

ライター紹介

梶田あゆみ

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梶田あゆみ: あざみ野在住。20代は地元・富山の新聞記者として活動。ウェブやがん関係の仕事を経て、2014年に長男を出産後はライティングの仕事を再開。2016年5月から、森ノオトの事務局スタッフに。子育て中のお母さんたちが、地域でいきいきとはたらける土台をつくりたい。親子でくつろげるまちの古本屋さんを開くのが夢。好きな国はベトナム、北欧、モロッコ。

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