Vol.5 『もったいないばあさん』
……「もったいない」っていうことは、命を大切にするということなんじゃよ……

ずしっと重みのある言葉です。
これは、大ベストセラー絵本『もったいないばあさん 』の作者である真珠まりこさんが、地球で起きているさまざまな問題と世界の子どもたちに起きている現実を、子ども向けにわかりやすくまとめた『もったいないばあさんと 考えよう 世界のこと』の帯に書かれている一言です。

 

著者:真珠まりこ

出版社:講談社

発売日:2004年10月

価格:1575円

 

この本には、世界の10人の子どもが登場します。みんな9歳。児童労働をしているインドのアムルータちゃん、さらわれて兵士になったシエラレオネのソロリスくん、そして好ききらいで食べ残しをする日本のはなこちゃん……。

同じ9歳なのに、どうしてこんなに暮らしが違ってしまうのでしょうか。

今、世界では異常気象や水不足、森林破壊などが深刻化し、貧困、紛争などが後を断ちません。

一見すると、平和で、豊かな日本に暮らしているわたしたち日本人には、関係なさそうなことばかり。

でも、決してそうではないのです。

日々の食べものに事欠く子どもがいる一方で、日本では食べものの6割を海外から輸入し、その多くを食べ残しています。

「もったいない」の意識を持ち、わたしたちが行動を変えることで、地球で起こっている問題をよい方向に変えていくことができるかもしれない。

本書のあちこちに登場する「もったいないばあさん」のアドバイスを読むことで、日々の暮らしを変えるための気づきが得られます。

この本は、子どもだけでなく、ぜひ、大人にも読んでほしい本です。

内容が深く、わかりやすいことはもちろんのこと、描かれた子どもたちの哀しい目に、「何とかしなきゃ!」という気持ちが湧き上がってくるのです。

また、『もったいないばあさん』『もったいないばあさんがくるよ! 』『もったいないばあさん もったいないことしてないかい? (講談社の創作絵本)』のシリーズは、「もったいない」のセンスを学ぶうえで欠かせない必読の書。

日本で昔から受け継がれてきた生活の知恵、楽しい遊び、いのちを大切にする心を育む……。大人が読んでも楽しくて、暮らしに役立ち、大切なことを教えてくれる本です。こちらもぜひ。

 

北原 まどか
この記事を書いた人
北原まどか理事長/ローカルメディアデザイン事業部マネージャー/ライター
幼少期より取材や人をつなげるのが好きという根っからの編集者。ローカルニュース記者、環境ライターを経て2009年11月に森ノオトを創刊、3.11を機に持続可能なエネルギー社会をつくることに目覚め、エコで社会を変えるために2013年、NPO法人森ノオトを設立、理事長に。山形出身、2女の母。
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