寺家回廊2011で、間伐材を使ったカホンづくりのワークショップを開催しました。
みなさん、カホンってご存知ですか? カホンとは中南米で生まれ、ストリートを中心に親しまれてきた箱形の打楽器です。演奏の仕方は自由に叩くだけ!! そんなカホンに私たち家族も興味をもち、カホンを作るワークショップを行いました。10月8日、夫のMINATO FURNITUREが神戸からカホンプロジェクトのメンバーを招き、JIKE STUDIOで20組の参加者の方々と一緒にワイワイガヤガヤ楽しく工作の時間を過ごしました。
( text:湊光代)

カホンプロジェクトでは間伐材をつかってカホンを作ります。

今回はMINATO FURNITUREの出身地である秋田県能代市の間伐材を使いました。

なぜ間伐材を使うのでしょう?

間伐材を使うこと、それは森を守ることにつながるからです。

森の木や土壌を健全な状態に保つ為に必要不可欠な間伐ですが、その課程ででてくる間伐材の多くはチップにして燃やされています。間伐するのにもお金がかかります。そのため間伐出来ずに生い茂って荒れている森もたくさんあります。間伐材を使う人買う人がいて、間伐する人がいる。そして森が健全に保てるのです。

私たちはこのカホン作りに参加したことで少しですが森を守れたかな?と思っています。

 

 

カホン作りにはほとんどが親子参加でした。お父さんお母さんと一緒に小さい子どもたちも黙々と作業します。

と思いや、ふら〜っと歩き回ったり、転がったり自由に過ごす子どももチラホラ。それも良し(笑)。

そのうち、ただの杉の板が箱上になってくると自然と子どもたちの目のいろも変わりだします。

 

 

まずは最初に渡された杉の板に、定規を使って鉛筆で印付けします。

キレイに仕上げるためにはこの作業が重要です。

印を付けた所に木ネジで板と板を留めていきます。

電気ドリルを使う作業はお父さん大活躍です。

 

 

2歳の息子。くるくる回すものが大好きなので夢中でドライバーを回していました。

 

 

箱ができあがると一斉に絵を描きだしました。

どの子も躊躇うことなくマジックをもった瞬間から思いっきり描いていてビックリ。

 

 

余計な事を考えず思うがまま。素晴らしいです。見習いたい。

箱の中にはドラムのような音が鳴るスナッピーを仕込み、箱になれば完成!

 

音がぬけるように1つの面に穴があいています

 

 

みんな一生懸命 絵を描いたあとは大演奏会です。

その前にカホンプロジェクトの田中さんにカホンの叩き方を習いました。

穴の空いている位置でも音は違いますが、基本的に真ん中が低い音、外側が高い音がでるそうです。

 

 

この日はシンガーソングライターの野崎有真さんがギターをもって飛び入り参加。

みんなギターに合わせて思い思いにカホンを叩きます。

自分で作った楽器で演奏できる格別な思い、こちらは作った人しか味わえませんね。

 

この日初めて会った人たちですが一緒にカホンを作り演奏して楽しい時間を共有する事ができました。

最後はみんなで にこっりピース!!!

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