「いのち」に、みんなに感謝して「いただきます」。マイ箸づくりのワークショップを行いました!
みなさん、『いただきますの日』をご存知ですか? 「いただきます」とは、食に対する感謝の気持ちを表す言葉です。11月11日をお箸2膳に見立て、多くの人が食卓を囲む姿をイメージして この日が『いただきますの日』に制定されたそうです。そして今年2011年はたくさんの箸が並ぶ「いただきますイヤー」のスタートに相応しい年ということで、11月11日—12日に『いただきますの日』キックオフイベントがありました。(text:湊光代、写真提供:ジアス・ニュース)

『いただきますの日』が制定された11月11日に、食育プログラム「弁当の日」を提唱された竹下和男先生による講演が行われました。

 

翌12日には、間伐材を使った親子で箸づくりワークショップが行われました。講師は夫のminatofurniture。今回は静岡県富士宮市の山林で皮むき間伐によって伐採された間伐材を使い、9組19名がマイ箸をつくりました。それでは箸づくりの様子を紹介します。

 

 

富士宮市のNPO法人「森の蘇り」では、皮むき間伐材を用いてフローリング材をつくっています。その時に出るヒノキの端材を使って、箸づくりがスタートしました。

ヒノキ材は個々の手の大きさに合わせてカットし、箸型に入れて鉋で削っていきます。

ヒノキは比較的柔らかいので初めは怖々だった子もすぐに慣れてきて、上手に削れるようになりました。4歳の女の子も自分の力だけで削れていましたよ。子どもだけでなくお父さんお母さんも夢中でシャーーッ!シャーーッ!という、ヒノキを削るいい音があちらこちらから聞こえました。

会場はヒノキの良い香りに包まれ、子どもたちは一生懸命に鉋くずを集めていました。布袋に入れてお風呂に入れれば、またヒノキの香りを楽しめますね。

 

 

箸を鉋で削り終えたら、ヤスリがけをして表面がツルツルになったら完成!!

出来上がった箸で美味しいご飯とお味噌汁をいただきました。

身近にあって大切な食事の道具である『お箸』にも感謝して、『いただきます!!』

 

 

「いただきます」という言葉に込められた5つの感謝。

『いのち』『自然』『労働』『知恵』『周りの人』

この感謝の心を通じて幸せな暮らしやいのちの大切さを社会に広げるプロジェクト『いただきますの日』。

この日つくったヒノキの箸は、森にある「いのち」であることを知り、配膳されたお米や味噌の生産者、調理してくれたスタッフの方に感謝し、ともに箸づくりをした家族や仲間とともに食べられることに幸せに感じる。そう思って食べ物と向きあうと、自然と「ありがとう」言葉が出てきました。毎日三度の『いただきます』を大切にしたいと感じた日になりました。

今後、minatofurnitureでは、『いただきますの日』普及推進委員会の皆さんとともに、間伐材を使ったマイ箸づくりのワークショップを定期的に展開していきます。

次回は2011 年12月10日(土)14:00−16:00、先着20組、1500円。場所は表参道にある国連大学ビルで行います。

お申し込み・問い合わせははいただきますの日公式サイトまで

http://itadakimasu1111.jp/

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