今と昔のいいとこどり!JA田奈本所の魅力
今年の夏も暑かったですね! 雨が少なく、毎日降り注ぐ強い日差し……これを利用できたらなぁ、と思うことも少なくありません。やってみたいけど、なかなか設置するのは難しそうな太陽光発電パネル。どこか身近で活用している場所はないか、と探していたら、素敵なトコロにたどり着きました!(Text:髙橋陽子)

今回、私がお邪魔したのは、JA田奈の本所。

 

ここにはソーラーパネルがあると聞き行ってみたのですが、それだけじゃなかったんです。場所は、田奈駅から少し西に進んだところ、こどもの国につながる道沿いにあります。JA田奈の本所は今年リニューアルされ、施設自体の機能も大きく変わりました。

 

事務所と倉庫の他に、「田奈恵みの里」と呼ばれるエリアがあります。そこには直売所である「四季菜館」、交流拠点、米農家のための「ミニライスセンター」ができました。そして建て替えの際には、クリーンエネルギーの利用や電気代削減のため、ソーラーパネルを設置することが最初から計画されていたそうです。

今回、施設をご案内くださったのは、JA田奈総務課の土志田和昌さん。

 

「田奈地区は農家さんも多く、以前は太陽熱温水器を付けている家が多かったんです。もともと環境負荷のかからない暮らしを考えていらした方が多いように思います。JAとしても環境保全型農業などを推進していることから、施設の屋上にソーラーパネルを設置することにしました」

 

確かに、周りを見渡せばすぐそこに緑の田畑が広がっています。田奈駅から10分かからないくらいなのに…

 

ここでは本所事務所の他、倉庫と、隣接する「田奈恵みの里」の交流拠点の屋根にもパネルが設置されているとのこと。3カ所であわせて最大80kw/hの発電量になるそうです。

 

それでも館内すべての電力をまかなうことはできないので、発電した電力は空調に使用し、余剰分は売電、照明など空調以外に使う電力ついては電力会社から買っている、とのことでした。

 

事務所内にはリアルタイムで発電量がわかるモニターも設置されています

 

 

 

そしてうわさのソーラー式街灯がこちら。事務所に隣接する「田奈恵みの里」の駐車場に8台も設置されています。日中の太陽光で発電した電力を蓄電して、夜間の照明に使用しています。

設置は今年の1月からで、この9月に至るまで、明るさが足りないなどの問題もなく、順調に稼動しているとのことでした。

 

1台1台にパネルが付いているものの、気にしなければ気づかれないようです。もうすでに、この場所に溶け込んでいるんだなと感じました。アピールでなく、活用されている太陽光パネルを目の前に見ることができて、ますます「もっとこうして活用される場所を増やせたら……」と思わずにはいられません。

 

 

さて、今回、9月初旬の平日にお邪魔したのですが、駐車場の向こうには10人ほどの人が並んでいました。そこは直売所「四季菜館」。

 

JA田奈として初の直売所で、田奈産の野菜が買えるところです。土志田さん曰く「実は今は一番収穫の少ない時期なんです。少し前ならブルーベリーなども人気でした。今は夏野菜から秋野菜に変わる端境期で仕方ないのですが……」。

それでも、有名な地場産品「浜なし」などを求めて、平日でもオープン前に並んで待つお客様がいらっしゃる人気ぶり。この日も「浜なし」は午前中のうちになくなってしまいました。

 

 

「四季菜館」の人気の秘密は、建物にもありました。白くて趣深いこの建物、実は築75年の歴史を持つものだったのです。実は75年前、田奈産業組合の農業倉庫として建てられた蔵をそのまま活用しているのです

この蔵は、米を保存する政府の指定倉庫として40年間活躍し、その後も倉庫として使われ続け、つい2年ほど前まで現役だったそうです。今回の建て替えでも、「JA田奈の歴史を残したい」という思いから、「曳屋(ひきや)」という方法で移設、直売所の建物として活かされています。

 

もとは、今の事務所側にあったものを、壊さずにジャッキアップして、レールの上をずらして移動したとのこと。塗装や内装などは手入れしてあってピカピカですが、そのずっしりとした包み込むような雰囲気が歴史を感じさせます。

 

この直売所には、毎朝8時ころから生産者の方が収穫した野菜を持っていらっしゃるそうです。

環境を考えた設備があり、田奈の歴史と、土地の味を手に入れられる場所。まさに、今と昔のいいとこどり! JA田奈本所は私達の新しい地産地消スポットとして、お買い物も美味しい、環境にもやさしい、嬉しいところです。ぜひ訪れてみてください。

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