エレキガールがミーハーレポーター化!? コミュニティパワー国際会議in福島レポート(5)【完結編】

今回一番の収穫はなんといってもコチラ。

2月2日、喜多方での懇親会にて行われたじゃんけん大会で、ウメハラするするっと勝ち残ってしまいました。勝者6名に贈られたのは……?

 

自然エネルギー100%の島、デンマークサムソ島のあゆみを描いた絵本「風の島へようこそ(福音館書店)」。ソーレン・ハーマンセンさん直筆のサイン入り&ご本人より手渡しです。これは地域のエネルギー文庫として寄贈します。しばらくは家にありますが、読んでみたい方には貸し出しますのでご連絡を♪

 

ちなみに、まどかさんも敗者復活戦で勝ち残り、会場となった大和川酒造さんの純米吟醸酒をゲットしていました。この強運ぐあい。森ノオトおよびたまプラ電力の成功を暗示しているんでしょうか。

 

楽しい気分は大事ですが、「初心忘るべからず」ですね。民俗学の赤坂憲雄先生の独特の表現が印象に残っています。懇親会では、日本各地をフィールドワークして歩いた民俗学者の宮本常一さん(故人)は原発に反対していたんですよ、と教えてくださいました

 

3−Bファイナンスのセッションでの一コマ。吉原さんの発言と目力の強さに圧倒されました。「原発をなくすため」と、きっぱり言い切る姿には何かすごみさえ感じます

 

笑顔が素敵な服部さんは、森ノオト読者の先輩格です。再エネに関わって一時は家族よりも行政の方と一緒にいる時間の方が長く(!)、もう絶交!というくらいに議論したとか。その粘りが、地域金融からの無利子無担保融資につながり、主婦層でも参加出来る5万円からという最小単位のファンドがうまれ……、現在は株式会社の社長として日々県内外を飛び回っていらっしゃいます

 

一日目の懇親会は会場が満杯! 人々の熱気の中、つるりとさわやかな僧侶の様な風貌の方が。田舎と都会という分け方はあまりしたくはないけれど、その土地土地で抱える悩みも共有していきたいところ。再生可能エネルギーは小さな地域同士を結ぶ新たなネットワークづくりにも役立ちそうです

 

こちらもまだお若いけれど一歩先行く先輩。小田原のほうとくエネルギーととともに、勢いを感じさせる地域電力です。市民エネルギーやまぐちという名前は公募で決まったのだとか。今年の1月23日から山口島根豪雨による被災地支援つきのファンド募集がはじまっています!

 

さて、もう一つ意外だったのが、わたしがこのところ愛用しているファッションブランド「SOU SOU」ファンとの出会いです。ほぼ全身SOUSOUに身を包んでいたおかげで、新エネルギーを進める宝塚の会の佐藤桂子さんが話しかけてくれました。やはり見た目って、おしゃれって大事! 「楽しい! 美味しい! 可愛い!」の底力を早々に発揮してきました。

 

宝塚市は行政がノリノリ♪「新エネルギー推進課」と市民主体の「新エネルギーを進める宝塚の会」「株式会社すみれ発電」の3部構成で再エネ事業に取り組んでいます。神戸も震災の傷をかかえ復興してきたまち。つらさを笑いでどーんとはねとばしエネルギーに変える、みなさんの明るさが素敵です

 

福島、会津電力の代表、大和川酒造の9代目佐藤弥右衛門さんがふるまう大吟醸「彌右衛門」は本当に美味でした。懇親会の会場も間接照明が落ち着く上質な心地よい空間。すっかり気分がよくなってはしゃぐオンタリオ持続可能サービスのハリー・フレンチさん、翌日まさかの大寝坊! で送迎バス出発が遅れるというハプニングが! 一瞬みな騒然としましたが、のちに、ちゃんとお土産のお酒をもって表れたハリーさんの屈託のない笑顔にみな安心しました

どうですか? 再生可能エネルギーの活動ってなんか楽しそうで、参加したくなったそこのあなた! もっと具体的にいろいろ知りたくなったら、地域で一緒にアクションできる場がありますよ。ぜひ、「たまプラ電力」のFacebookページにも「いいね!」をお願いしますね。

 

 

Information

たまプラ電力Facebookページ

https://www.facebook.com/tamapulaenergy

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この記事を書いた人
梅原昭子コミュニティデザイン事業部マネージャー/ライター
引き算の編集が好きです。できないこと、やりたくないことが多過ぎて消去法で生きています。徒歩半径2キロ圏内くらいでほぼ満ち足りる暮らしへの憧れと、地球上の面白い所どこでもぶらりと行ける軽さとに憧れます。人間よりも植物や動物など異種から好かれる方が格上と思っている節があります。
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