子どもが産まれたら手づくりのおやつを食べさせたいと思っていた私。でも、いざ子どもができるとそんな余裕も無く、毎日があっという間! 食事の用意だけで手一杯でした。一生懸命つくっても、食べてくれなかったりして、がっかりすることもしばしば。
そんな娘でも必ず食べてくれるものがありました。それはパン。パンは大好きでいつも食べてくれるのです。娘は卵アレルギーがあるため、食べられるパンが限られており、バリエーションを増やそうと思い調べていたら、卵なしでも蒸しパンがつくれることを知りました。さっそく試してみたら、あらとっても簡単。そして、卵なしでも充分美味しい。ぱくぱく食べる娘の顔を見ていると、とても嬉しくて、毎日のようにつくっていました。
蒸しパンは今では定番のおやつ。準備を始めるとわかるようで、「パン!」と言いながら催促してきます。蒸したてを「あちっ」といいながらフーフーしている姿にほっこりします。何度もつくるうちに定番化した、我が家の蒸しパンレシピを公開します!
[基本の蒸しパンの作り方]
小麦粉 100g
ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 小さじ1
バナナ 1本
豆乳もしくは牛乳 60-70ml
(1) バナナをスプーンで潰す。
(2) 小麦粉、ベーキングパウダーを計量し、混ぜ合わせる。
(3) 豆乳を入れて全体を混ぜ合わせる。
(4) シリコンカップに盛る。
(5) 蒸し器で10分蒸す。
蒸しパンはアレンジ自在。お野菜を食べてくれない時にはほうれん草や小松菜、にんじんを入れることもあります。他にもさつまいもやレーズンもおすすめ。
小松菜入りの蒸しパンを作る時は、茹でた小松菜の葉の部分と豆乳をミキサーやブレンダーにかけてジュースにしてから加えます。
小松菜の風味が強いと娘は食べてくれないので、甘さを強くしています。分量はいつも適当なのですが、だいたいこんな感じです。
[小松菜入り蒸しパン]
小麦粉 100g
ベーキングパウダー(アルミニウムフリー) 小さじ1
茹でた小松菜 35g
豆乳 50g
メープルシロップ 大さじ1+1/2
お野菜やヨーグルトなど、水分を含む食材を加える時は、豆乳の量を加減するのがポイントです。水分量が多くても美味しい蒸しパンになりますが、表面がパクッと割れた状態にするには、少しタネが硬いくらいの水分量がベストです。
また、全粒粉やきな粉など粉物を加える時は、小麦粉を減らしてください。きな粉20g、小麦粉80gにした、きな粉たっぷりの蒸しパンはタンパク質もとれて、離乳食後期の食事用に便利でよく作っていました。
たくさん作って冷凍しておくこともできます。食べる前に蒸し直せば、ふわふわになりますよ。
お出かけの日には朝一番で蒸篭で蒸しパンを作ります。一緒にサツマイモなどのお野菜も蒸して、おやつの準備のできあがり。忙しい朝でも一度に蒸せるから、我が家では蒸篭(せいろ)が毎日大活躍です。蒸篭や蒸し器が無ければ、フライパンでもつくることができます。シリコンカップを並べたフライパンにうすくお湯をはってフタをして蒸してください。
我が家は蒸しパンをつくるようになり、市販のおやつを買う回数がぐっと減りました。普段お菓子をつくらない私でも簡単にできたので、小さなお子様がいらっしゃる方はぜひ試してみてください。
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