2020年、地域が、地球が、大きな家族になればいいな。2016年度森ノオト総会レポ
さあ! 食べましょう。みんな笑顔です。美味しいごはんに会話が弾みます
2016年2月7日(日)、センター北の「森のようちえん」もあなキッズ自然楽校(横浜市都筑区)が運営する「めーぷるキッズ保育園」で、森ノオトの2016年度NPO総会・なかま会員懇親パーティーを開催しました。大人・子ども80名以上が集まり、まるで参加者みんなが大家族のようにあたたかいパーティーでした。
ーティーは一品持ち寄りにした。森ノオトに集う方々は料理上手が多い。手作りのパン、ケーキ、クッキー、サラダ、スープ……! 子どもも大人もパクパク!

ーティーは一品持ち寄りにした。森ノオトに集う方々は料理上手が多い。手作りのパン、ケーキ、クッキー、サラダ、スープ……! 子どもも大人もパクパク!

森ノオトはこれまで、大きなパーティーを何回か開催しています。

 

2011年11月には、森ノオトがメディアとして創刊して2周年を祝うパーティーをウィズの森で開催しました。この時は110名もの人が集まり、ウィズの森の委託でおこなっていたメディア運営を「これだけの人に支えてもらえるのなら」と、NPO法人として独立させる契機になりました。

 

2013年1月には、NPO設立パーティーを、やはりウィズの森で開催しています。この時は130名が集まりました。たくさんの豪華なお持ち寄りに、みんな目を丸くして、「森ノオトのコミュニティは美味しい!」と評判になりました。

大西香織さんがコーディネートして、コマデリ、コペ、ナチュラーレ・ボーノからのケータリングも。コペさんのドーナツを奪い合うようにして食べていた子どもたちが可愛かった!

大西香織さんがコーディネートして、コマデリ、コペ、ナチュラーレ・ボーノからのケータリングも。コペさんのドーナツを奪い合うようにして食べていた子どもたちが可愛かった!

2014年は都筑区中川のコミュニティカフェ「シェアリーカフェ」で、2015年はたまプラーザのコミュニティカフェ「3丁目カフェ」で、会員限定でこぢんまりと開催したNPO総会。今年は設立3年目の重責(?)を乗り越え、組織基盤を整えて新たな動きを始める重要な節目ということもあり、会員の方を中心に大きく森ノオトの輪を広げていきたいと、おおぜいが集える場所を探していました。

サラダに煮物にグヤーシュ、炊き込みごはん、キッシュまで!! TENZOのごはんの大人持ち込みもあって、よだれだけじゃなくてうれし涙が出そう……

サラダに煮物にグヤーシュ、炊き込みごはん、キッシュまで!! TENZOのごはんの大人持ち込みもあって、よだれだけじゃなくてうれし涙が出そう……

「よかったら、うちの保育園を使いませんか」と声をかけてくださったのは、森ノオトの理事でもあるNPO法人もあなキッズ自然楽校の理事長・関山隆一さん。昨年、クラウドファンディングで建設資金を集め、神奈川県産材と国産無垢材・自然素材を使った「森のようちえん」を新たに立ち上げ、「めーぷるキッズ保育園」として運営していて、その園舎を森ノオトの総会・パーティーのために快く貸し出してくださったのです。

松山ちかこさんの塩むすびは、シンプルなのに深い味わいで大絶賛の嵐! 藤樫怜子さんのくるみの醤油おむすびも評判でした

松山ちかこさんの塩むすびは、シンプルなのに深い味わいで大絶賛の嵐! 藤樫怜子さんのくるみの醤油おむすびも評判でした

これまで何度かパーティーを開催してきたなかで、子どもも一緒に楽しめるように工夫をしてきたものの、どうしても夜の開催になると、帰宅の時間が遅くなり、子どもを疲れさせてしまう(そうすると、お母さんも疲弊してお父さんも不機嫌に……と、家庭内の空気が悪くなってしまう)のがメンバーに申し訳ないなあと思っていました。だから、昼間開催、室内ピクニック風にできないものかと考えていた私たちに、めーぷるキッズ保育園はぴったりの環境!

 

事務局長の梅原昭子さん、めーぷるキッズ保育園にお子さんを通わせている持田三貴子さん、料理部リーダーの大西香織さんの3名でパーティー部(?)を立ち上げ、会場の下見、当日の料理の準備や参加者との連絡・調整をおこないました。

森ノオト理事の関山隆一さんによる乾杯の挨拶! 「森ノオト設立3周年記念パーティー」の切り絵は、梅原昭子さんによるもの

森ノオト理事の関山隆一さんによる乾杯の挨拶! 「森ノオト設立3周年記念パーティー」の切り絵は、梅原昭子さんによるもの

梅原さんにパーティーの運営を任せたおかげで、わたくし・キタハラは総会の準備に専念できました。NPOにとって総会は1年間でもっとも重要な会議で、NPOを支えてくれる会員さんに、今後、森ノオトがどのような方針を掲げ、どんな事業をおこなっていくのかを伝え、承認してもらいます。1年間のお金の動き(決算)と、次年度の予算計画についてもお話しします。

さあ! 食べましょう。みんな笑顔です。美味しいごはんに会話が弾みます

さあ! 食べましょう。みんな笑顔です。美味しいごはんに会話が弾みます

1年前の総会で、新たな理事が加わり、事務局を設けて、組織基盤を強化していくことを決意しました。毎月事務局メンバーで会議をして、業務フローや営業資料をつくり、森ノオトの存在価値はどこにあるのか、地域のステークホルダーに対してどう価値を提供していくのかを議論してきました。才能あふれるリポーターの社会参加に対してどのようにお金や仕事を還元していくのかのルールづくりや、NPOを支える会員の皆さんとのコミュニケーション方法など、少しずつですが、組織としての土台をととのえてきました。

フードコーディネートを担当した大西香織さん、コマデリの小池一美さん、料理部の清水朋子さん。彼女たちの的確な指示のおかげもあり、リポーターたちがおおぜいの場を整えることに協力してくれました

フードコーディネートを担当した大西香織さん、コマデリの小池一美さん、料理部の清水朋子さん。彼女たちの的確な指示のおかげもあり、リポーターたちがおおぜいの場を整えることに協力してくれました

私たち森ノオトにとって、昨年、もっとも大きな転機になったのは、2015年9月から2016年2月までにおこなわれた「かながわボランタリーACEプログラム」です。森ノオトの理事でもあるマスマス関内フューチャーセンターの治田友香さんが、神奈川県の委託を受けて、神奈川県内の中堅NPOの基盤強化のために提供したプログラムで、月に一度、多摩大学の松本祐一先生による「NPOのマーケティング理論」を学びながら、ものすごい量の宿題に取り組んで、「森ノオトの2020年」をつくっていく、というものでした。

 

まず、森ノオトの「顧客」は誰なのか、「顧客」が森ノオトに出会うことで、どう変わり、社会がどう変化していくのかを描いた「顧客の旅」をつくりました。一時期、NPOの活動資金を得ていくために、企業との連携を重視して広報力を活用した営業をおこなっていく方向を模索したこともあります。だけど、森ノオトがもっとも大切にしたいのは、「環境や未来について関心を持ち始める、子育てをしているお母さん」なのだということがハッキリと目に見えてきたのです。

無垢材の床はあたたかくやわらかで、みんな床に座ってまさに「室内ピクニック」スタイル。子どもが動き回っても気にならず、安心して過ごせました

無垢材の床はあたたかくやわらかで、みんな床に座ってまさに「室内ピクニック」スタイル。子どもが動き回っても気にならず、安心して過ごせました

森ノオトの変わらないミッションは、「未来世代へ豊かな地球と地域を受け渡していくこと」です。私たちの世代で、地球の資源を使い切らず、子どもたちに負債を残さない。地球温暖化で受ける影響をできる限り少なくとどめて、日本の美しい四季と文化を子どもや孫に伝えていくこと。今、縁あって住んでいるこの地域で、未来をよくするためのアクションを広げていきたい。そのために、私たちが手を携えるべきは、やはり、未来世代を育む現役のお母さんたちなのです。そして、地域のお母さんと子どもたちを、地域の素敵なおじさま、おばさまたちに支えていただきたいと思っています。

横浜国立大学の佐藤文乃さん、麦谷英里加さん、久野佑馬さんによる「エコDIY改修」の効果発表。賑やかな中でも真剣に聞き入る大人たち。注目の高さがうかがえます

横浜国立大学の佐藤文乃さん、麦谷英里加さん、久野佑馬さんによる「エコDIY改修」の効果発表。賑やかな中でも真剣に聞き入る大人たち。注目の高さがうかがえます

今回のNPO総会では、森ノオトの2015年を振り返り、NPOとしてミッションを見据えて価値を広げていくためのスタートダッシュの2016年にすべく、イベントを広げていくことを会員の皆さんに承認いただきました。

 

そして、午後からのパーティーでは、大人子ども総勢80名超が集ってワイワイ賑やかに「室内ピクニック」を楽しみました。横浜国立大学の学生さんたちによるエコDIY断熱改修の成果報告や、2016年からスタートする「森ノオトモダチクーポン」の発表、森ノオトで新しく会員になってくださった方々の紹介とプレゼン、「エコ」「子育て」「ママ」「家族」で新しいつながりがたくさん生まれて、そこから継続的なコミュニティが育っていくのだなあと、パーティーの一参加者として森ノオトを心から楽しみました。

持田三貴子さんが樹木を使って表札づくりのワークショップをおこなってくれました。ウィズの森の玉置さんほかパパたちが三貴子さんをお手伝いしてくれて、素敵な作品がたくさん生まれました!

持田三貴子さんが樹木を使って表札づくりのワークショップをおこなってくれました。ウィズの森の玉置さんほかパパたちが三貴子さんをお手伝いしてくれて、素敵な作品がたくさん生まれました!

しつこいようですが、私たち森ノオトが自らのミッションを達成するには、共感してくださるなかまを増やして、活動の担い手が広がっていくことです。NPOのなかま会員を積極的に募集していきます。「森ノオトのなかまになりたい!」と思った方は、ぜひ「なかま会員」でお問い合わせください!

リポーター全員集合!(この日参加できなかった人もいます)壮観です。この後、今の養成講座受講生にもマイクを渡して、森ノオトの活動を担う新旧の主要メンバーの顔をお披露目しました

リポーター全員集合!(この日参加できなかった人もいます)壮観です。この後、今の養成講座受講生にもマイクを渡して、森ノオトの活動を担う新旧の主要メンバーの顔をお披露目しました

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