結露よ、さようなら!もう一枚の窓で心もカラダもあたたかく。 11/6(日)内窓づくりワークショップ
冬の朝、窓辺に水滴がしたたり、お気にいりのカーテンがカビてしまった! とか、毎日拭き取るのが大変でうんざり! そんなお悩みを抱える方のために、エコDIY住まいラボ講座7では、住まいと窓の関係を知り、「内窓」をつくるワークショップを行います。

 

住まいのなかで、もっとも熱の移動がはげしい「窓」。

 

夏の暑さをしのぐためには、「遮熱(しゃねつ)」といって、ひさしや、すだれ、グリーンカーテンで日差しを遮る工夫をするのが効果的です。

 

一方、冬の寒さをしのぐためには、「断熱(だんねつ)」対策をして、暖かい日差しは取り入れながら、内部の熱を逃がさない工夫が必要になります。

 

人間も、冬になると重ね着をしたり、ダウンジャケットを着込んだりしますよね。体のまわりに空気の層をたくさんつくることで、体温が外の寒い空間に逃げていかないようにしているわけです。

 

住まいにも、壁や天井、床下に断熱材をいれて、室内の熱が逃げないようにすることができます。でも、窓は、外の景色を楽しんだり、開け閉めして空気の入れ替えをする役割があるので、断熱材で覆ってしまうことはできませんよね。

 

もう一枚の窓、「内窓(うちまど)」を取り付けて二重にすると、外側の窓と内側の窓との間に空気の層ができて断熱材の代わりになるのです。

 

室内の熱が逃げにくくなるので、エアコンやストーブを使う時間も減らすことができます。

 

昨年のワークショップの様子。お父さんお母さんが汗をかきかき作業している間、子どもたちもヤスリの作業のお手伝い。木っ端や木屑で自由に遊んで場をなごませてくれた

 

内窓を作るには、大きく分けて「窓枠」と「建具」づくりの二つの作業がある。さすがに掃き出し窓(床から天井近くまである大きな窓のこと)をつくるには、男手と、プロの指導が欠かせなかった

 

ところで、冬の朝のあの水滴のしたたり、「結露」ってなんで起こるのでしょう?

 

家のなかの空気になった気分で想像してみてください。

 

住まいの中でおこっている「熱の移動」に注目すると、その答えが見えてきます。

ってそんなこと言われても!! 答えを知りたい! という方は、11月6日の講座にGO!

 

1年前のまだ何も手を入れていない状態。右側(西側)の窓には、当初からかわいいデザインの飾り窓がついていたが、よく見てほしい。内側の窓枠と外側の枠との間にズレがあり、残念ながら断熱効果はほぼなし

 

飾り窓がなくなるとなんとも殺風景で寂しくなってしまった。住まいにおける窓の存在感は思った以上に大きい。今回のワークショップで新たに内窓ができるのが今から楽しみだ

 

講師は昨年の内窓作りワークショップでもお世話になった大澤正美(まさはる)さん。近所の小学校で、のこぎりや釘打ち体験の教室も行っている(写真提供:大澤正美さん)

 

大澤さんは、青葉区しらとり台にある地域工務店、太陽と木と土でつくる家「富士ソーラーハウス」の代表取締役でインテリアコーディネーター、うちエコ診断士、イタリア料理のシェフでもあります。各地のDIYイベントの講師をつとめて、全国のDIYerからも頼りにされている親分的存在。

 

昨年は、ホームセンターで誰もが買える2×4(ツーバイフォー)材を使い、森ノオウチの掃き出し窓に、内窓を作りましたが、遠く海外から安く輸入される木材を使うよりも、日本の山から得られる木材を使いたいということで、今年は材料にもこだわります。廃材コーナーも用意する予定です!

 

学んで、カラダを動かして、心身ともに「エコ」を納得できる講座、ふるってご参加ください。

Information

エコDIY住まいラボ講座7

富士ソーラーハウス大澤正美さんに学ぶ

「内窓で結露のお悩み改善!」

日時:11月6日(日)10:00-17:00
(午前中に一時間ほど座学をして、その後に作業予定。時間が長いので、途中までの参加でもOK)
定員:6組
(参加費1組3500円 森のなかま会員3000円)

会場:「森ノオウチ」(青葉区鴨志田町818-3)

※当日駐車場は使えませんので、公共交通でお越しください
持ち物:お弁当・飲み物・軍手・タオルor手ぬぐい・筆記用具・必要な方は着替え
《お申し込み方法》
*メールにてお申し込み後に、事前決裁をお願いしています。

event@morinooto.jp宛に、件名:エコDIY住まいラボ講座名 本文に、お名前(ご家族の場合は、参加される全員のお名前)、ご住所、メールアドレス、電話番号をお書き添えの上、お申し込みください。
お問い合わせ:045-532-6941(森ノオト事務所・森ノオウチ)

イベントの最新情報はFacrbookページにて

https://www.facebook.com/events/250794261987797/

本講座は地球環境基金の助成をうけて開催しています。

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この記事を書いた人
梅原昭子コミュニティデザイン事業部マネージャー/ライター
引き算の編集が好きです。できないこと、やりたくないことが多過ぎて消去法で生きています。徒歩半径2キロ圏内くらいでほぼ満ち足りる暮らしへの憧れと、地球上の面白い所どこでもぶらりと行ける軽さとに憧れます。人間よりも植物や動物など異種から好かれる方が格上と思っている節があります。
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