みんなで創ろうこどもみらいフェス!今年は6月9日・10日・16日開催!
横浜市都筑区の港北ニュータウンで毎年6月に2週にわたって開催される「こどもみらいフェスティバル」は、今年で5回目。昨年は、どんな人がこどもみらいフェスを運営しているの? と、実行委員に迫った記事を森ノオトで紹介しました。今年は、中核となるサポーターと、フェスまでの準備に焦点をあててみようと思います。

森ノオトライターのおくむらさちこです。こどもみらいフェスの実行委員をしています。こどものためのフェスを都筑区で開催しようとしているという話を聞いて、面白そう!何かできることないかしら?と、自ら名乗りをあげたのがきっかけで、初年度から記録写真やSNS更新などを中心に関わってきました。この5年間、こどもみらいフェスを身近で体験してきた視点から、このフェスが大事にしていることをお伝えできたらと思います。

 

だいぶ暖かくなってきた春の週末、こどもみらいフェスの準備の場「こどもみらいカフェ」が開催されました。いよいよ、フェスへ向けて準備がスタートします。

 

「準備」の拠点となるのは、横浜市営地下鉄センター南駅からほど近い遊歩道の入り口にある、りんごの木こどもクラブの赤りんご教室です。本番までに、月に1、2度の頻度で開催され、担当イベントの会議を始め、バルーン隊の練習や、ワークショップ、会場の装飾作りなど、サポーターは「こどもみらいカフェ」を利用しながら、それぞれの必要な準備をしていきます。

 

こどもみらいフェスには、フェス全体の運営部分を担う実行委員と、フェス当日に行われる催しの運営と実行を担うサポーターがいます。

 

サポーターは、実行委員同様、子育て中、もしくは、子育てがひと段落したお父さん、お母さんが中心です。普段からプレイパークに遊びにきている人、りんごの木こどもクラブにお子さんが通っていたというOBOG、現役の保護者、こどもみらいフェスの活動をfacebookなどで見て参加表明してくださった方など、バックグラウンドは様々ですが、こどもみらいフェスの趣旨に賛同し、こどもや地域のために何かやってみたいという共通の目的を持った有志の集まりです。

カフェで美味しいご飯を振舞っているのは、実行委員の石飛美郷さん。カフェの開催と運用は実行委員が行っています

カフェでは、軽食を食べることができます。こちらは、こどもも大好き!マイルドなお味のお顔が可愛いキーマカレー

この日、カフェで行われていたのは、今回からフェスに関わってくれることになったサポーターさんとの顔合わせや、フェス当日に行われる工作教室の人員募集、そして、手仕事をしながら雑談をするという「大人のミーティング」でした。

 

中でも私がいいなと思っている のが「大人のミーティング」です。ミーティングと言っても、フェスの運用や催しに関することを話し合うための場ではありません。

カフェには、こんな貼り紙が。桜の花のポストイットに気になることを書いたらカフェの奥の壁の木に貼りに行きます

この日のテーマとなるポストイットで木に花が咲いていきます。このポストイットの花に書かれた内容が話のタネになります

この日の「大人のミーティング」で、ファシリテーターを務めていた「まつも」こと、佐藤清美さんに話を聞いてみました。

 

フェス当日の装飾でもあるフリンジガーランドづくりをしながら、車座になって、おしゃべり。ワイワイガヤガヤとみんな楽しそうです

 

- 大人のミーティングって何でしょうか?

 

まつも: 今のお母さんたちって、人と話をする場所がなかなかないから、みんなしゃべりたいけど、しゃべれない。こんなこと言ったらばかみたいかな? とか、気にしていることも多い。

でも、普段から、手仕事をしながら、井戸端会議みたいに、口を滑らして、ワイワイ笑えばいいよねって思います。こどもみらいフェスのサポーターも、みんな仲間なんだけど、互いに知っているようで知らない感じがしていると思うから、しゃべるきっかけとしてこのミーティングがあったらいいな、と。そして、このミーティングで人の話を聞いたり、自分の話を聞いた経験が、フェス本番時にも役立つかなと思います。

 

- サポーター同士の交流の場ということですね。でも、フェス本番時にも役立つというのは、どういうことなのでしょうか?

 

まつも: 「大人のミーティング」は、サポーター同士のコミュニケーションの場でもあるけれども、人と話をする経験値を上げる場でもあります。そうすることで、サポーターが、フェスに立ち寄ってくれたパパ、ママたちと、積極的におしゃべりができるようになったらいいなと。それが、遊びにきてくれたパパ、ママ達の肩の荷を少しでも軽くするお手伝いになったり、外遊びの楽しさ、子育ちを見守ることの大切さを共有するきっかけにもなる。 何より、こどもみらいフェスの長屋的な、気がねの要らない空気感を自然な形で伝えることができたら、フェスの趣旨をより多くの人にわかってもらえるじゃないかと思っています。このミーティンは、その布石でもあるんですよ。

まつもは、普段は、りんごの木こどもクラブの保育者です。その優しくてユーモア溢れる人柄に、みんなが集まる人気者。今年から、こどもみらいフェスの実行委員としても活躍中

好きな端切れを引き裂いて、ひも状にしたものを、まとめてガーランドにする。手を動かしながら、耳で聞いて、話したいことを話して-まるで現代の井戸端会議

 

- 手仕事をしながらということの意味はありますか?

 

まつも:最初、手仕事をしている人も、聞いているのかな? 煩わしく思っていないかな?と、思ったけれど、あとでその人もおしゃべりしていて、手仕事しながらでも大丈夫だなって。むしろ、そっぽ向いて、別のことやりながらおしゃべり するくらいが、ちょうどいいかもしれないって思います。面と向かって話すとちょっと重くなりがちなことも、こうした井戸端会議なら、さらっと話せたり、ぽろっと本音を言っちゃっても、逆に、「(こんなことを思うのは)自分だけかと思っていたことが実はみんなもそうだとわかって安心したり、話したことで得意なことがつながったりして。みんな、おしゃべり以外に集中していることがあるから、逆に(気楽になって)言えちゃう。そういうところがいいなって思います。

フリンジガーランドの作業工程は、難し過ぎず、簡単過ぎず。適度な集中がおしゃべりしながらやるのにちょうどいい

ミーティングでは、小さなことから、ちょっとした悩みまで様々な話題が。みんなリラックスしていて、終始、笑いが絶えません

 

ー 実際に、「大人のミーティング」をやってみてどうでしたか?

 

まつも: 率直に、楽しかった!って思います。話題になるのは、食べ物だったり、思春期だったり、悩みだったり、どんな内容もみんながいると笑い話になるし、家で一人の時、しんどくなっているようなことも、しゃべっていると笑えてくる。口に出すことで、みんなも同じようなことを経験してるということがわかったり、悩みを一人で抱えなくて済む。話してすぐに問題を解決できるわけではないけど、しゃべることで、もしかすると、先輩や経験者がいい提案をしてくれたり、ストンって腑に落ちたり、何か見つかるかもしれないし、見つからなかったとしても、気づいたら肩の荷がおりて楽になっているかもしれない。そこからまた、新たにコミュニケーションも生まれていく。ミーティングでは、大人とこどもがちょうどいい距離を保てるのもいいって思いました。

ママ達が手仕事しているそばで、こども達も安心して、自由にのびのびと過ごしています

ご家族でカフェにきて、ミーティングに参加した、サポーターの藤村咲江さんにもお話を聞きました。

 

- 大人のミーティングに参加されてどうでしたか?

 

藤村さん: 最初は、ミーティングって何? 人前で話をするなんて恥ずかしいなと思っていたけれど、みんなの話を聞いたり、アドバイスをもらったりしているうちに、話がどんどん広がっていくので、次第に引き込まれていく感じでした。私が韓国料理を食べたいという話をしたら、みんなよく知っていて、あそこのお店が美味しいよとか、作り方を教えてくれて。部屋が片付かないっていう話が出た時は、「明日死んじゃうと思ったら?」と言った人がいて、「私、見られたら恥ずかしいものたくさんあるから、どうしよう?」とか、「絶対に開けないで捨ててって箱を作っている」なんて話が飛んで、自分はどうかなって考えたり、共感したり。人の話を聞いているうちに自分もスッキリするから、面白いなと思いました。

 

 

ミーティングで、楽しそうに輪に入っていた藤村さん。他愛のない、何気ない会話から突飛な方向に行ったり、笑いが起きたり。手仕事をしながらの気楽さが手伝って、どんどん話が広がって、気がつけば、相手を知り、自分のことを伝え、いつの間にか自分と他者の垣根が低くなっていく。「大人のミーティング」から、そんな参加者の様子を見て取ることができました。

 

私自身も、ミーティングに参加して、すっかりおしゃべりを楽しんでしてしまったのですが、うっかり喋り過ぎたかしら? 後から、あんなこと言っちゃったけど、どうだったかな? なんて、ちょっと照れくささが。でも、そんな私に、帰り際、「いいと思う」と、声をかけてくれた人がいて、驚きとともに嬉しさと優しさを感じ、人との距離ってこんな風に縮まっていくんだなと、実感する一コマも。

たくさんの端切れから、好きな組み合わせを選ぶガーランド作りそれぞれの個性が出て面白い。作ったガーランドは、当日の装飾として会場を飾ります

 

こどもみらいカフェにやってくる大人は、子連れのママが大半です。ママたちが、忙しくしている間、子どもたちはというと、隣で一緒に手仕事している子、そばでお絵描きしている子、はたまた、全く違うところで、遊んでいる子と、様々です。

 

ちょっと離れていても、誰かしらが見ていてくれるから大丈夫。いざという時は、すぐにそばに行ける。そんな安心感とともに、目の端に子どもたちがいて、互いに子どもを見合いながら、楽しくおしゃべりしながら、作業する。

 

そして、おしゃべりしている母たちのそばで、意外にも上手に遊びながら過ごしている子どもたちにも、子ども自身が自ら育つ力「子育ち」を垣間見た気もしました。

 

今年のこどもみらいフェスのテーマは、「みんなでつなげよう子育ちの和」です。このテーマの根底にあるのは 、フェスは、誰かが作るものではなくて、みんなの協力や、みんなの参加があって出来上がるもの、「みんなで創る」ものだという思いです。この「みんなで創る」というのは、「フェス」と言うイベントに限ってではなく、この地域や日常は、みんなで創っているんだよねということでもあり、さらに、この地域が、子どもたちがのびのびと育っていける「ふるさと」になったらいいね、と言う願いにもつながっていきます 。

 

こどもみらいフェスの開催もあと1カ月と迫ってきました。長屋的準備の場「こどもみらいカフェ」は、5月12日(土)、13日(日)、6月2日(土)、3日(日)にりんごの木こどもクラブ赤りんご教室にて開催です。「大人のミーティング」も、同時開催します。詳細は、FacebookやTwitterで告知しますので、ご覧ください。

 

さらに、5月19日(土)には、お父さんサポーター大活躍の「竹取り」があります。この日に伐採した竹を使って、こどもみらいフェスのシンボルでもある竹タワーが作られます。また、この日は、竹の採取場所でもあるセンター北・八幡山公園で出張プレイパーク「八幡山公園で竹と遊ぼう!」を予定しています。 外遊びが好き、竹を使った遊びや、竹タワー作りに興味がある、そんな方におすすめです。

 

カフェはフラッと立ち寄っていただいても大丈夫。サポーターとして参加してみたい方は、問い合わせのE-mail(mailto:kodomomirai-fes@nifty.com)にご連絡を。
さて、こんなふうに、大人もこどももワイワイと楽しみながら準備を進めている、こどもみらいフェスも、開催まで、あと1ヶ月ほど。今年は、どんなフェスに仕上がって行くのでしょう?

 

ぜひ、外遊びを楽しみに、おしゃべりを楽しみに、ご家族で足を運んでみてくださいね。

Information

こどもみらいフェス’18★
<1st week>
6/月9日(土)・10日(日)
横浜市営地下鉄センター北駅 駅前芝生広場・あいたい
出張プレイパーク、親子ワークショップほか(入場無料)

<2nd week>
6月16日(土)
横浜市営地下鉄センター南駅  都筑公会堂
(チケット制)事前にチケットをお求めの上ご来場ください

★柴田愛子 子育て子育ち支援のための講演会(無料)
「ママがホッとする子育てアドバイス」

★ケロポンズ・ファミリーコンサート(有料)
▶こどもみらいカフェ
日時:5/12(土)13(日)、6/2(土)3(日) オープン 11:30~17:00
会場:りんごの木子どもクラブ(赤りんご)都筑区茅ケ崎南5-2-5 [センター南駅下車5分]
週替わりランチセット(1ドリンク付き)500円、週替わりワークショップもやっています。

サポーターとして参加したい方は kodomomirai-fes@nifty.com までお問合せを。

 

▶ミニ・プレイパーク「竹と遊ぼう」
日時:5月19日(土)11:00~15:00 雨天時20日(日)
会場:中川八幡山公園(横浜市都筑区中川7-13)

 

▶写真展「外遊びする子どもたち」
日時:6月7日(木)13:00〜6月13日(水) 15:00
会場:都筑区民ホール(都筑区総合庁舎1階吹き抜け)

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▼オフィシャルサイト
http://kmfes.com/
 ▼イベント&チケット詳細
http://www.kmfes.com/eventinfo2.html
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こどもみらいフェスは、子育て不安が軽減されるネットワークづくり、子育ちに理解のある市民を育むためのまちづくりに関する事業を開催することを目的として、保育関連団体や地域社会グループが自由参加型の実行委員会を組織して運営しています。

 

おくむら さちこ
この記事を書いた人
おくむらさちこライター
横浜市青葉区で生まれ育ち子育て中。映画が好き過ぎて、アメリカまで勉強に行ってしまったこともある行動派。女性の生き方、働き方に関心を持ち、同時に地域ぐるみで子育て環境をよくしていくために「こどもみらいフェス」の実行委員としても活動中。森ノオトではwebまわりのサポートも担当。
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