まちの見えかたや暮らしかたがきっと変わる! 森ノオトライター養成講座でともに学びませんか?
森ノオトライターになれる1年に一度の機会、ライター養成講座が2019年1月から全6回でスタートします。森ノオトに関わってみたい方、メディアに関心のある方、地域の暮らしをもっと楽しみたい方、2019年は地域への新しい関わりにチャレンジしてみませんか?

私が森ノオトの門を叩いたのは2016年のこと。その年のライター養成講座に参加したことが森ノオトライフのはじまりでした。前職を退職してから、これからの働きかた、暮らしかたを模索していた頃、以前から読者でもあった森ノオトの講座に参加することで何かヒントを得られるのではないか、そんな予感がありました。

 

それからというもの、私の生活は大きく変化しました。

住む場所も、仕事も、子どもの預け先も、ランチをするお店も、野菜を手にいれる直売所も、お気に入りの一着を探すショップ、刺激を受けたいアートのあるギャラリーまで、ここ青葉区近隣の森ノオトエリアで十分なほど事足りる生活をしています。

 

その生活の中で出会うほとんどの場所、お店が、森ノオトの記事で紹介されていたり、実際に自分で取材に行ったところなのです。私の暮らしの情報源は森ノオトにあります。

 

寺家ふるさと村の春のお散歩コースを親子で歩く企画は人気記事に。子育て世代のメンバーだからこそ、読者が欲しい情報にも近い

 

それは私だけ、というわけではありません。

編集部メンバーを見渡してみると、森ノオトエリアに引っ越しをして来たという人は私のほかにもいます。そんなに極端な例でなくても、森ノオトの記事で知った、取材したことがきっかけで、地域の素敵な人やお店などの“資源”と出会ったり、暮らしを豊かにする知恵を得ている人がたくさんいます。

 

幼稚園・保育園特集の記事に感動して子どもの通う園を決めた人、

ステキな施工例を見て地域の工務店に自宅のリノベーションを依頼した人、

取材したことがきっかけでそのお店で働くことになった人、

地域のマルシェ情報をチェックして週末の予定を立てる人、

子育てリレーコラムを読んで張り詰めていた心が緩んだ人……

 

取材活動を通して「絵本」の世界にどっぷりのめり込んだライターの山田麻子さん。今では家庭文庫などで語り手としても活躍

 

現役ライターの中で最古参(!)の持田三貴子さん。庭乃持田園として暮らしと大地をつなぐお仕事も。先日講師を勤めた苔玉ワークショップの様子

 

このまちに住むライターが生活者目線で発信するローカルなネタだからこそ、森ノオトの記事は読者にとって自分ごととして捉えやすい情報なのだと思います。

「森ノオトを見て来た、っていう人が多いんだよ」。取材先からそう言われることもめずらしくありません。読んだ人が行動に移しやすい距離感の情報は、まさにローカルメディアならではだと思うのです。

 

森ノオトライター養成講座では、「私」を主語にして語るワークを取り入れている

 

このまちの魅力や課題を取材して発信していく仲間を増やしたい。

そう願って、森ノオトでは2013年から毎年、ライター養成講座を開催しています。これまでに70人以上のライターを輩出し、現在も40名ほどが活躍しています。そのほとんどがプロとしての取材や執筆経験のない方です。それでも、講座を通して学び、生活者目線で地域を切り取り、取材をし原稿を書いて成長してきました。

 

ここ数年は、青葉区や都筑区といったこれまでの森ノオトエリアを超えて、横浜市中区や南区、港南区、川崎市、東京都町田市からもライター活動に参加する人が増えてきました。森ノオトというプラットフォームを通じて、それぞれのライターが住む地域で見つけた、ステキな人やお店や活動を紹介しています。森ノオトの蒔いたタネがあちこちの地域で、情報となって芽を出しているように感じます。

 

受講生同士でペアインタビューした原稿を、全員で読み合うというワークは緊張するものの、気付きがとても多い

 

森ノオトのライター養成講座は単なる取材・執筆のノウハウを学ぶものではありません。

 

メディアとは何か、その中で森ノオトの果たす役割は何か、というメディアの本質論から、ライターになることで自分にとって何が起きるのかという自己分析、森ノオトの真骨頂・持続可能な社会をつくるためのエコの知識……もちろん取材のイロハも学びます。

毎回座学だけでなくグループワークをしたり、課題が出たり、最後は修了レポートとして実際に取材し原稿を書くことにチャレンジしてもらいます。これまで講座を受講した先輩ライターも修了レポートが森ノオトデビュー記事。今読み返すとその頃の初々しい文章が、それぞれの成長の跡を感じさせてくれます。

 

 

森ノオトのライター卒業生、野口幸子さんのライフスタイルを取材する牧志保さん。野口さんは森ノオトのライター仲間、山川紋さんの「ショセット設計室」にリノベーションのデザインを依頼した

 

毎月の編集会議では、取材時の悩みやエピソード、おもしろかった記事の共有をする。この日はまどか編集長の取材メモを見せてもらった

もう一つ、この講座で特徴的なのは、一緒に学ぶ仲間とつながることができることです。毎回のワークではペアインタビューなどでお互いのことを知ったり、取材したいネタを共有したり、お互いの文章を添削したり……。修了する頃には、大人になって久しぶりの「同期」感が生まれていたりします。私も2016年ライター養成講座の「同期」には、今でも公私ともに支えられています。

 

編集部メンバーはよくライター仲間のことを「子どもを通じて出会ったママ友とは違う仲間」「私を主語にして会話ができる友だち」と表現しています。「私」が見つけてきたコミュニティに、いつの間にか子どもや夫も巻き込まれている(!)、という森ノオトファミリーは多くいます。

 

今年は初めてNPO会員を対象に編集部ライター以外も参加できる「オープン編集会議」を3回開催した。この日は普段と場所を変えて、寺家ふるさと村にあるカフェ「里のengawa」でランチをしながら開催

 

12月の編集会議は忘年会も兼ねて。大人も子どもも入り混じっての大にぎわいだったが、こう見えてもちゃんと編集「会議」が行われた!

 

年々、さまざまな事業に取り組んでいる森ノオトですが、どんな事業も軸にはメディアである「森ノオト」があります。2009年から発信し続けてきたその蓄積が、「ものづくり」「まちづくり」「子育て支援」といった広がりをつくってきました。ライターが取材する一つひとつの記事が、森ノオトの活動をつくり、まちづくりなどに貢献しているのです。

 

あなただから書ける記事が必ずあります。

母でもなく妻でもなく「私」として話せる場があります。

「こんな仲間に出会いたかったの!」……そう思える仲間に出会えるでしょう。

 

取材は、さまざまな人の生き方を知る機会になります。

森ノオトの取材だからこそ、話してくれる人たちがいます。

それはきっと自分の生きかた、暮らしかたに広がりを与えてくれるでしょう。

 

少しでも気になった方、ぜひライター養成講座を受けてみませんか? みなさんのご参加をお待ちしています!

 

 

2019年の会場は森ノハナレ。森ノオトのアップサイクル布小物ブランド「AppliQué」の工房とショップも併設された拠点

Information

森ノオト編集部ライター養成講座2019

第1回:1月11日(金)10:30-12:30
「森ノオトとは・NPOとは・メディアとは」講師:北原まどか

第2回:1月25日(金)10:30-12:30
「森ノオトの先輩ライターの紹介・メディアに関わることでの自己変容」講師:宇都宮南海子

第3回:2月8日(金)10:30-12:30
「取材のイロハ」講師:梶田亜由美

第4回:2月22日(金)10:30-12:30
「文章の書き方とスキルアップ」講師:北原まどか

第5回:3月1日(金)10:30-12:30
「エコロジー講座」講師:梅原昭子

第6回:3月15日(金)10:30-12:30
「編集会議体験」講師:宇都宮南海子・梶田亜由美

受講料:18,000円(全6回)
募集人数:10名
会場:森ノハナレ(横浜市青葉区鴨志田町818-3)
東急田園都市線・青葉台駅よりバス10分、バス停より徒歩3分

*生後1歳6カ月までのお子様連れの参加も可能です。別室で保育(有料)もございますので、集中して学びたい方は託児をご検討ください。

*ネットワークビジネスや新興宗教、政治活動を目的としたご参加はご遠慮ください。当該行為が見受けられた場合は、その後の受講、ならびに今後の森ノオトの活動への参加をお断りする場合があります。

お申し込みは以下のフォームからお願いいたします。
https://goo.gl/forms/AolOX7MZPUTLwwyl2

主催:特定非営利活動法人森ノオト
TEL:045-532-6941
E-mail: event@morinooto.jp

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この記事を書いた人
宇都宮南海子事務局長/ライター
元地域新聞記者。エコツーリズムの先進地域である沖縄本島のやんばるエリア出身で、総勢14人の大家族の中で育つ。田園風景が残る横浜市青葉区寺家町へ都会移住し、森ノオトの事務局スタッフとして主に編集部と子育て事業を担当。ワークショップデザイナー、2児の母。
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