出番ですよ。遊休農地|遊休農地を活用する会の活動を追いかけて。
遊休農地に今までにない展開が起こっています。
2018年11月~2019年2月にかけて横浜市青葉区田奈エリアの遊休農地を動画に撮っています。そこはJA横浜田奈支店内の若手農家有志からなる農業プロ集団「遊休農地を活用する会」の活動場所、その活動と、大豆栽培を依頼し、その大豆で味噌作りを行う市民団体も取材しました。(文・写真=荒横浜の地産地消に出会い、未来につなぐ文化祭 企画メンバー・荒井優紀子)

私は荒井優紀子です。青葉区民メデイアリポーターグループメンバーとして、青葉区からの委託を受け仲間と動画を制作しています。これまでに、青葉区歴史散歩、青葉区のハイキングコースの紹介などをしてきました。横浜の地産地消の普及を図る「はまふぅどコンシェルジュ」講座にも参加、横浜の農の特徴である「農と街が近いこと」を知り、それを実感できる青葉区にある谷戸田んぼの四季を撮り、You tubeにアップしました(タイトル:ご近所田んぼ)。メディアの立場から横浜の食と農の応援をしています。

 

青葉区民メデイアリポーターグループ独自の活動、コンサート収録のとき(写真:吉田晴美)

 

私が「横浜の地産地消を未来につなぐ連続セミナー」に参加したのは、田んぼや畑に係る人とそれにより変わっていく圃場の姿、そこを起点とした地産地消ののプロセス、また地域とのかかわりを追いかけてみたかったからです。

 

セミナー第3回の講師は、NPO法人森ノオトの北原まどかさん。農家取材のノウハウの中での一節、「ネットの検索では見つからない情報には価値がある。初のお目見え的な情報を発信できると、自分にとっても取材相手にとっても、忘れられない経験になる」という話が強く印象に残っています。これを押し広げるのがメデイアの役割と確信しています。

 

青葉区奈良町の農家・三澤元芳さんは、 JA横浜田奈支店の青壮年部でリーダー的な存在。若手農家グループ「遊休農地を活用する会」の代表で、遊休農地を利用しての小麦を栽培、それまでうどんやお饅頭の材料だった小麦で生パスタをつくりました。小麦の品種もより加工しやすいものに変更するなど工夫を重ねています。私も青葉区に居住しており、3年前、JAの直売所「四季菜館」前で開かれている農業祭りで、田奈産小麦で作った生パスタを食べてファンとなり、うどんではなく敢えてパスタを作った理由が気になっていました。

 

そこで今回、この連続セミナーに参加して、遊休農地での小麦栽培を知り、小麦栽培を始めたきっかけ、栽培した小麦でパスタづくりを始めた動機、「遊休農地を活用する会」の活動を三澤さんにインタビュー、また活動現場である圃場を中心とした動画にまとめることにしました。

 

恩田川沿いにある遊休農地の様子(2018年12月11日撮影)。遊休農地を活用する会によって収穫、天日干しされた大豆と、スクスクと生育している小麦

 

横浜市の北部農政事務所のサポートを受けて、昨年11月下旬、田奈の農業祭りの少し前のお忙しい時期に三澤さんにお目にかかり、今回の取り組みの趣旨説明を行うことができました。結果は取材協力OK、圃場の取材収録の許可もいただき、その足でJA横浜田奈支店近くの圃場に行ったのです。

 

その日から、おおよそ3週間に一度は遊休農地に行き、小麦の成長や、市民団体から依頼を受けて生産している大豆の収穫や脱粒を取材しています。脱粒が終わってからのインタビューで、三澤さんは言葉を慎重に選びながら、会の成り立ちや今の状況をお話くださいました。今まで私のなかで断片的だった遊休農地に関する情報や知識がつながる良い機会となりました。特に印象的だったのが、三澤さんが「みんなで、(農業協同組合の)青年部、職員、消費者の人とか……あんまり関係なく…、みんなで農作業ができる場所があればよいかな~」というゆっくりとした言葉、これからの遊休農地利用の方向を示唆しているように思えてなりません。

 

三澤元芳さん。インタビューの時の一コマ

 

小麦やタマネギが育っている圃場や、その栽培を行っている「遊休農地を活用する会」の会の活動、その成果である大豆を利用して味噌づくりの準備をする市民団体、その状況を撮影し、編集を重ね一つの作品にまとめます。当日、三澤さんをゲストスピーカーとしてお招きし、実際の活動を話していただきます。そして私たちの身近にある遊休農地が市民と農の新しいつながりの場所となっていることをレポートできればと考えています。

 

横浜は農と街が近い、この恵まれた環境を大切に育てていってほしい、これが私・荒井のメッセージです。

 

収穫した大豆。これから市民団体が三澤百合子さんと一緒に選別する

Information

「横浜の地産地消と出会い、未来につなぐ文化祭」

日時:2019年2月23日(土)10:00〜13:00

 

【参加費、会場】

参加費:1プログラムごと 大人1000円、小学生以下500円、未就学児無料(保護者同伴)

定員:プログラム各回10名

申し込み期間:2019年2月16日(土)まで

会場:アートフォーラムあざみ野 3F生活工房・会議室1〜3

(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)横浜市営地下鉄線・東急田園都市線 あざみ野駅下車 徒歩5分

 

荒井さんの企画「出番です。遊休農地  〜動画上映と遊休農地を活用する会代表・三澤元芳さん(青葉区)のお話〜」は、10:00〜10:45で、三澤さんのお米を使ったお菓子の試食もあります。

 

<申し込みはこちらから>

https://peatix.com/event/582231/

 

※来場はお申し込み不要です。お気軽においでください!展示、物販コーナーはご自由にお楽しみいただけます。

 

「横浜の地産地消を未来につなぐ連続セミナー+文化祭」は、平成30年度横浜市経済局消費生活協働促進事業の助成を受けた事業です。

 

主催/NPO法人森ノオト(事務局)

共催/男女共同参画センター横浜北

後援/横浜市環境創造局

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