インド人に学ぶ! お家でできる本格インドカレーレシピ
森ノオト読者の皆さんは、「カレー」といえば何カレーが好きですか? 日本の家庭料理の定番のカレーを思い浮かべる方も多いかもしれません。私は青葉区内にもあちこちにお店のある、インドカレーが好きです。そんなインドカレーを家庭で作ってみたい!と思い、日本で子育て中のインド人ママに、スパイスが効きながらも、身体に優しく子どもでも食べられる本格インドカレーレシピを聞いてきました!

横浜市緑区霧が丘にあるUR「霧が丘グリーンタウン」周辺には、インド系インターナショナルスクールもあり、約800人のインド人が住んでいます。

 

私は昨年5月に萱場公園でKICが主催した親子向けのインド人と交流ができる公園遊びのイベントに参加しました。大人も子どもも、自由に公園遊びを楽しみ、日本の伝統的な遊びの一つであるコマ遊びや、インドのダンスの披露など、お互いの文化を知るきっかけとなるイベントでした。それからもっとインド人の文化を知りたいと思った私は、霧が丘近郊の有志で多文化共生を目的に活動するサークル「KIC(霧が丘インターナショナルコミュニティ)の代表、野場孝司さんと広報担当の日下牧子さんと一緒に、霧が丘グリーンタウンにお住まいのあるインド人ファミリーを訪ねました。

 

田園都市線青葉台駅から「若葉台中央」行に乗り、バス1本で行ける、UR「霧が丘グリーンタウン」。この広い団地の中の一室に住むディネスさん家族を訪ねる。

 

秋も深まった11月の休日、私の5歳の息子も連れて訪ねたのは、ディネスさん家族が暮らすお家です。

夫のジャヤチャンディラさんと、妻のスミトラさん、6歳のメルティジャン君と2歳のタニュジャン君の4人家族で、来日して2年半になります。お家に着くと、インドの家庭独特なのか、お香の香りが漂う玄関に驚きながらも、「ハロー!」と英語で会話しながら、まずはお互いに自己紹介をし、子ども同士は子ども部屋に移っておもちゃで遊び始めました。全て英語での取材を前に少し緊張していた私も、優しそうなスミトラさん達との会話で少しずつ緊張もほぐれ、インドカレーのレシピを聞くことが楽しみになってきました。

 

インドカレーを教えてくださったスミトラさん。普段はインド人学校で理科の先生をしているそう。

 

今日のカレーは子どもでも食べられる、スパイス少な目のチキンカレー。普段家庭に常備しているスパイスはなんと15種類ほど。そのなかから10種類のスパイスを使う。

 

インドの家庭のキッチンを見せてもらい、スパイスの多さにびっくりしたり、生活習慣として毎朝銅の水筒の水を必ず飲むことなどインドの習慣に驚きながらも、文化の違いとはこのような一つひとつの生活習慣に出てくるものなんだなあと自分のなかで腑に落ちました。

 

それでは、早速レシピを紹介します!

 
 

インド人に教わるチキンカレー

 

【材料】(大人2人、子ども2人分)

鶏もも肉 作りやすい分量

鶏手羽元 作りやすい分量

玉ねぎ 3

トマト 3

ニンニク 1/2

しょうが 1/4

コリアンダーパウダー 大さじ2

チリパウダー 大さじ1

ターメリックパウダー 少々

水 200

生のカレーリーフ 3(チェーン展開のスーパーや、十日市場の八百屋さんでたまに手に入るそう)

生のコリアンダーリーフ 3(チェーン展開のスーパーや、十日市場の八百屋さんでたまに手に入るそう)

チキンマサラ 小さじ1(主にインド食材店で販売されている)

スパイス類 (次の写真)

ココナッツパウダー 小さじ3

塩 少々

サラダ油 少々

お米(インド米もしくは日本米)2

 

*インド米を炊く時には、インド米対応の炊飯器か圧力鍋で炊く。代わりに日本米を使う場合は、水を少な目にして炊くのがオススメだそう。

 

左上から反時計回り
①フェンネルシード 少々
②カルダモン 少々
③クミンシード 少々
④ドライビーシード 少々
⑤ブラックペッパー 少々
⑥クローブ 1個
⑦スターアニス 1個
⑧ローリエ 3枚
⑨シナモンスティック 少々
⑩マスタードシード 少々

 

つくり方 

1)ニンニクとしょうがの皮を取り、ミキサーですり潰す。トマトを角切りにし、玉ねぎをみじん切りにする。

2)フライパンにサラダ油を少々いれ、トマトの角切りと玉ねぎ2個分のみじん切りを切り入れ、蓋をして5分煮込む。

3)コリアンダーパウダー大さじ2、チリパウダー大さじ1(2)と同じフライパンに入れ、火を強火にして炒める。

4 1)でミキサーにかけたニンニクとしょうがを加え、生カレーリーフ3枚とターメリックパウダー小さじ1、①~⑨の9種類のスパイスも入れ、炒める。

5水を100㏄加え、少し煮込む。

6)鶏もも肉と鶏手羽元の皮を取り、ボールに水を張り、ターメリックパウダーと塩を鶏肉にすりこませ、肉を洗い、水気を切ってしばらく置き、肉を食べやすい大きさに切り、肉とチキンマサラ小さじ1杯と混ぜる。

7)別のフライパンにマスタードシード小さじ1入れ、玉ねぎ1個分のみじん切りを加え炒める。

8 6)で下処理した鶏肉を(7)のフライパンに入れ、塩大さじ1杯を加え炒め、蓋をして10分ほど置き、火をよく通す。

9 5)で作り置いておいたカレールーを加え、生のコリアンダーリーフとココナッツパウダー小さじ3杯と残りの水100㏄を入れ、少し煮込む。

10)圧力鍋または炊飯器で炊いたお米と一緒にお皿に盛り、出来上がり!

 

今回教えてもらったレシピは、インドの一般家庭で作られているレシピを子どもでも食べやすいようにアレンジしたものです。お水は200㏄と少なめだったり、鶏肉は皮を全て取り、ルーとは別の下処理をして、最後に一緒に少し煮込む点など、普段作っている日本のカレーとの工程の違いがありました。

 

鶏肉の下処理などを含め、作り終わるのに1時間半ほどかかります。手間をかけて丁寧にスパイスを加えて煮込んだカレーは、今まで食べたことのない、スパイシーだけど、どこか優しい味でした。

 

左のお鍋がカレールーを煮込んでいるお鍋、隣にあるのはインド米を炊いている圧力鍋。

 

日本のお米と比べると細長いインド米。夫のディネッシャさんはインドのアマルフィの農家出身。そこから送られてくる、貴重なお米。

 

出来上がったチキンカレーとお米。インド式のおもてなしで、床にレジャーシートを敷き、お皿に盛っていただきました。

 

普段自宅でつくる、日本のカレーを食べない我が家の5歳の息子もスパイスの量が少なめでクリーミーな味だからか、大人分ほどの量のカレーをもりもり食べ、完食しました。

夫のディネスさんは日本語を少し話せますが、奥さんのスミトラさんや子どもたちの会話は全て英語です。

この日、レシピを全て英語で教えてもらったのですが、ご家族を紹介してくださったKICの野場さんは、「霧が丘ではインド人が800人も住んでいると、そこでのコミュニティができてしまい、違う言語を話す日本人とあえて関わろうとするインド人は少なくなります。そこに住む日本人と、お互いにコミュニケーションがない状態になりがちです」と話していました。コミュニケーションが取れないことが原因となって、会話できれば解決できるようなちょっとした問題もご近所トラブルに発展してしまうそう。KICでは、月に1回、インドカレーの試食会をしたり、サリーや浴衣の試着会、夏には川遊びなどのアウトドアイベントを開催し、インド人と日本人の交流を促しています。「お互い顔の見える関係を作り、助け合って住みよいまちづくりにつなげていくとこを目的に活動しています」と野場さん。KICでは、今回インドカレーの作り方を教えてくださったスミトラさんが、毎週金曜日に英会話教室で講師をすることが決まり、カレーだけでなく他のインド料理を教えてくれる時間も設けるそうです。インド文化を知り、日本文化を伝える、国際交流の時間が始まります。

 

カレーを作っている間、ずっと一緒に遊んでいた私の息子と6歳のメルティジャン君。言語は違っても、子ども同士はすぐに仲良しに。

 

今回、私が体験した本場のインドカレーづくり。それが国際理解の一歩になるかもしれません。インドカレーのレシピをぜひ家庭で作って、インド文化を味わってみませんか?

Information

KIC(霧が丘インターコミュニティ)

ホームページ:https://kic.webnode.jp/

Facebook: https://www.facebook.com/kirigaoka.kic/

横浜市緑区の地域チャレンジ提案事業に採用されている。


今回レシピを教えてくれたスミトラさんが毎週金曜日、15:0016:10、緑区中山のtamacafeで「大人のためのカジュアル英会話レッスン」を開講します。

「大人のためのカジュアル英会話レッスン」

初心者を対象とした日常英会話クラスです。

日時:毎週金曜日 15:0016:10

料金:入会金 1,000

   1レッスン 1,000(1ドリンク付制)

   月謝制 2,800円 

場所:Tama café nakayama

申込み・問い合わせはメールでお願いします。

霧が丘インターナショナルコミュニティ

ykicomu@gmail.com

担当:KIC English Class

岡本佳代
この記事を書いた人
岡本佳代ライター
大分市出身。元金融系の会社員。現在は子育て支援の仕事に携わる。20代の頃は、地球環境保全のメッセージを発信する音楽イベントを企画していた。人と人、人と面白いモノを繋げるのが好きで森ノオトライターに。好奇心旺盛でフットワークが軽い。自身の小さな頃とよく似た、活発な男児の母。
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