親子で作るこいのぼりポシェット。兄妹それぞれの色に
やねよ〜りたか〜いこいのぼり♪ こどもの日を前に、5歳の息子と2歳の娘と3人で、AppliQuéのキットを使って、おさかなポシェット作りに挑戦してみました。とってもチャーミングなこいぼりができあがり、眺めるたびにうれしい気持ちになります。

新型コロナウイルスの影響で、おうちで子どもと過ごす時間が増えたわが家。4月のある日、こいのぼりの時期にぴったりだと思い、AppliQuéの「おさかなポシェット」の手作りキットを手に入れました。年長になったばかりの息子は、よく手を動かして工作はしているけれど、まだ縫い物はしたことがないので、ボンドで作れるキットはちょうどいいと思いました。

 

お兄ちゃんのやることは、全部自分もやらなきゃ気が済まないのが、2歳の娘。「きっとやりたがたるんじゃない?」という夫からのアドバイスを受け、兄妹2人分を用意することに。わが家にとっては、これは正解でした。

 

キットを見せるなり、「なにこれ~!」と大興奮の息子。「早くやりたい」とはやる気持ちを抑えながら、封を開けました。

 

キットの中身を開けてみると、無地のこいのぼり型のポシェットと、うろこになるハギレ、ボタンやキラキラしたパーツ、虫の柄のテープが。キットは1つ1650円(税込)

 

まずは虫柄のテープに「かっこいい!」と声を上げ、「これどうするの?」とたずねます。「持ち手に付けてもいいし、こいのぼりの体に好きなように付けてもいいんだよ」と返すと、「持ち手にする!」と即決していました。そして、自分のイメージを膨らませるように、うろこ布を置いてみていました。

 

 

うろこ型にかたどられたさまざまな色、柄のハギレが入っている。こんなに小さなハギレも、工作に生かせるのだと発見

 

 

こちらは娘のキット。アクセントになる柄が私のお気に入り。さてさてどんなふうに仕上がるでしょう

 

 

お花のようなパーツがついたひもが気に入って、首に巻いてネックレスに。素材あそびに盛り上がる。手前のボタンは家にあったものも仲間に入れて

 

ボンドをうろこに塗って、1枚1枚貼り付けていく。真ん中に派手な模様を置くことが息子のこだわりのよう

 

裏はもっと自由に大胆に手を動かし、うろこではなくなった。主役のクワガタ柄は息子の希望で、自宅の布を裁断したもの。ほかにも自宅にあるボタンやパーツを掘り出し、素材に追加した

 

娘バージョン。娘が柄の配置を決めて、私がサポートしながら一緒に貼り付けていった。葉っぱのキラキラしたパーツは、お兄ちゃんと“こうかんこ”して手に入れた

 

これが完成品!目は子どもたちが場所を決めて、私が縫い付けた。娘のは目が2つに。「パパのかお」なんだそう

 

もう片面はこんなふうに。息子は、娘のキットに入っていた“ちょうちょのキラキラ”のパーツを一目で気に入り、交渉の末にゲットしていた。布の配置は、クワガタをイメージしたそう。娘は集中力が切れてシンプルに

 

兄妹でのパーツをめぐる騒動もありながら、無事に完成したおさかなポシェットは、”おさかな”のキット名にとらわれない作品になりました。家の中で木の枝につり下げて飾ってみたり、ポシェットとして身につけてみたりと早速楽しんでいます。

 

 

娘のひもの長さは少し結んで短めに調節。息子のポシェットは黄色いテープがアクセントに

裁縫は得意とは言えないけど、好きな私。キットに入っている素材に目を輝かせる子どもたちの姿を見ながら、少しずつたまっていた手芸素材も、こんなふうに工作に使ったら楽しいということが、新たな発見でした。また、用途にとらわれず、素材そのものを見つめる子どもたちの目のが楽しくもありました。大人にとっては、凝り固まった頭の体操になりそうです。

 

こいのぼりの季節に、家族でオリジナリティあふれる作品を作ってみませんか。子どもと過ごした初夏の思い出とともに、きっと心に残る時間になることでしょう。

Information

<おさかなポシェット>

AppliQuéのオンラインストアで購入できます。1つ1650円(税込)。

https://applique.official.ec/items/27683118

手作りキット一覧はこちらから。

https://applique.official.ec/categories/2276960

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この記事を書いた人
梶田亜由美ライター
2016年から森ノオト事務局に加わり、AppliQuéの立ち上げに携わる。産休、育休を経て復帰し、森ノオトやAppliQuéの広報、編集業務を担当。富山出身の元新聞記者。素朴な自然と本のある場所が好き。一男一女の母。
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