親子で作ったぬいぐるみは巣ごもり時間の思い出に
新型コロナウイルスという新しい感染症が流行り、自宅にいることが増えたこの頃。
1カ月幼稚園が休園になった6歳の息子とどう遊べばいいか、毎日工夫していますが、それでもなかなか自分の思い描いたようにはうまくいきません。そんな葛藤の続く日々にAppliQuéの手作りぬいぐるみキットが届き、親子で手作業をする穏やかな時間の良さを改めて感じました。

新型コロナウイルス感染症(COVID-19)が私たちの周りで注意すべきものとして情報が入ってきた2月末。その時私はまだ平日は働いていて、息子も幼稚園へ通っていました。3月に入り、仕事が休業になったこと、コロナが気管支の弱い息子にとって危険なものだとより強く思い、10日間ほど幼稚園を自主休園することにしました。4月に入ってからは国から「緊急事態宣言」が発令され、幼稚園から家庭保育のお願いがきて、わが家は休園することにしました。

それ以来、わが家の生活は、平日は夫が一部屋に籠って在宅勤務、リビングと、そこに続く部屋とバルコニーに出した椅子の上で日中のほとんどの時間を過ごすことになった私たち親子。

幼稚園のお友だちと会えず、一人っ子の息子は私とべったり遊ぶことになりました。息子はごっこ遊びが好きな男の子。いろんな役を振られ、寸劇をしたり、ごっこ遊びの合間に身体を使った遊びをして、また塗り絵をしたり、一日中、遊んでいます。

 

息子は一人で遊ぶこともありますが、まだ6歳になったばかりなので、私とも遊びたがります。そんな日々が半月ほど経ち、子どもとの遊びに慣れている私も、さすがに遊ぶネタが切れてきました。「もうご飯を作ることをイベントにするしかない!」と思い、出汁をとって、粉からお好み焼きを作ったり、普段忙しくて作れなかったクッキーを焼いてみるなど、食事を子どもと作ることで、時間つぶしをするように。親子クッキングの良さは親子で一緒に達成感を得られることだなと感じた時、以前から森ノオトのイベントで開催されていたAppliQuéのぬいぐるみ作りのことを思い出し、今度は次は手芸に挑戦してみようと、AppliQuéの手作りぬいぐるみキットを手に取りました。

 

実は、私はそんなに裁縫が得意ではなく、たまにボタン付けや裾上げをする程度。息子の入園グッズも実家の母に頼っていたほどです。息子と一緒に裁縫をするのも初めてで、どんなぬいぐるみができあがるのか、初めての親子での裁縫にドキドキワクワクしていました。

 

届いたぬいぐるみのキットの中身。恐竜のぬいぐるみ本体と、縦長の布1枚、サイズが違う正方形の布2枚、赤い羽が5枚、チロリアンテープ4つが入っていた。他にも黄色の綿と緑のゴム紐、小さな袋の中には3種類のボタンと縫い付けもできる穴のついたスパンコールの飾りも

 

息子が手にしたのは、恐竜のキット。ぬいぐるみを作るというとハードルを高く感じるけれども、ぬいぐるみ本体の部分は完成品が入っているので、工程が少なく子どもにも取り組みやすいと感じました。「恐竜をかっこよくしてあげよう!」と声をかけると喜んで「はーい!」と作業を始めました。

 

6歳の子どもが自由に作りやすいように、材料は全て多目的ボンドで貼り付けた

 

真っ先に息子が選んだ素材は、赤い羽。恐竜の本体は片方が水色、片方が緑と黄、黒のエスニック柄になっていて、恐竜の体を眺めながら、エスニック柄から装飾を始めました。鳥をイメージするように、水色の面にも貼り付けていきました。

 次に手にしたのは、キラキラのゴールドのメッシュ。面白いメッシュで、手芸屋さんでもあまり見かけたことのない、珍しい布だなあと思いました。他にもキットにはさまざまな素材が入っていて、緑とグレーのチロリアンテープや、星や蝶々の形のスパンコールなどがありました。自分で全部揃えるのは難しいので、ぬいぐるみに息子が使わなくても、あとから既成の無地のトートバックなどを自分で飾り付けたり、他の使い方もできるなあと、私も創造力がかき立てられます。息子はこのゴールドのメッシュを恐竜の体全体に貼り付けていったのです。すると、恐竜の体がキラキラして、恐竜というより、孔雀のように見え、不思議な生き物に変身しました。

 

キラキラのゴールドのメッシュを貼り付け、「完成した!」あれ?目は?

 

「目はこのかっこいい透明のやつにする」と息子は迷わず選び取る。生き物の目は黒いという感覚を持つ大人にとって、透明の目を選ぶ子どもの発想は面白く、新鮮

 

完成した恐竜くん。キラキラしていて、シンプルなんだけれど目立つ。
孔雀のようにも見える不思議なぬいぐるみ

 

最初、キットの中身を見た時、6歳の男の子には、布地は縫えないし、ボタンつけもできないので、きっと私が後からつけることになるんだろうなあと思っていたら、「最後まで自分でする!」と選んだ材料をボンドで貼り付け、クリスタルの目もボンドでつけた息子の成長に、私は胸がじんと熱くなりました。

完成したぬいぐるみを見ると、せっかちで目立つものが好きで、自分も目立ちたがり屋な息子の性格が出ていて、息子にそう告げると大きな声で笑っていました。手仕事をしている子どもの姿をじっと見ていると、窮屈に感じがちだったお家時間が、少しのんびりとした時間に変わっていくことに気づき、私もほっと一息つけました。

 

わが家のぬいぐるみたちに仲間入りした恐竜くん。どのぬいぐるみも旅先や子どもとお出かけした場所で購入した大切なもの

 

その後、早速ぬいぐるみで戦いごっこを始めた息子。よく戦っているのは、同じ種族の恐竜同士。

母は、この恐竜のぬいぐるみを見るたびに、新型コロナウイルス感染症で大変だったことや、かわいい6歳の息子と一緒にずっと遊んでいた日々を思い出しそうです。

 

☆☆☆☆☆☆☆☆
こちらは7歳の女の子のぬいぐるみづくり。

ぬいぐるみ作りのキットにどんなものが入っていてどんな風に作っているのか一例を動画にしてみました。
キットの中身はそれぞれすべて別物なので、出来上がりは世界に一つだけ!

ぜひ自由に作ってくださいね。

親子で作るのもまた楽しいですよ。(AppliQué:齋藤由美子)

Information

<ぬいぐるみキット>

AppliQuéのオンラインストアから購入できます。1点2090円(税込)。

<手作りキット一覧はこちらから>

https://applique.official.ec/categories/2276960

 

特集:捨てるとつくるを楽しくつなぐ

捨てるとつくるを楽しくつなぐ

 


◯Canvasこどものためのオンラインワークショップ博覧会

「オンラインワークショップコレクション」に参加します。

http://wsc.or.jp/online/?ws1

AppliQuéのぬいぐるみづくりワークショップはこちら

http://wsc.or.jp/online/ws/221/

事前申し込みが必要です。(6/19まで)

岡本佳代
この記事を書いた人
岡本佳代ライター
大分市出身。元金融系の会社員。現在は子育て支援の仕事に携わる。20代の頃は、地球環境保全のメッセージを発信する音楽イベントを企画していた。人と人、人と面白いモノを繋げるのが好きで森ノオトライターに。好奇心旺盛でフットワークが軽い。自身の小さな頃とよく似た、活発な男児の母。
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