青空保育「ぺんぺんぐさ」のあそぼう会においで! 自然の中で、自由にのびのび遊ぼうよ!
青葉台中心に活動する青空保育「ぺんぺんぐさ」では、月に1回、誰でも参加できる「あそぼう会」を開催しています。そこでは、外遊び大好き仲間に出会えたり、子育てや遊びのヒントが見つかったり、ベテラン保育士さんに育児相談も受け付けています。

青空の下が子どもたちのフィールド!

青葉台周辺の緑の多い公園や里山をフィールドとし園舎を持たない青空保育「ぺんぺんぐさ」は、2012年3月にスタートして今年で3年目。

子どもたちが自然の中で自由にのびのびとカラダを動かし、自分で興味のあることを見つけて想像力豊かに心ゆくまで遊ばせてあげたい、そんな思いから、親と保育者が一緒になって自分たちで保育の場をつくっていこうと立ち上げました。

 

保育形態は自主保育という形ですが、専任の保育士さんがついているのはとても珍しいケースなのだそうです。

 

現在、メンバーは、1歳半から4歳半までの子ども21人で、専任保育士1人と保育協力者、そして子どもの親が交代で保育を担当しています。

 

活動は、週2、3日。お弁当と着替えとかっぱをしょって集まり、泥んこになって過ごします。

 

実は、私も今年5月から2歳の娘とともにメンバー入り!

 

私が入会を決めたのは、今回のようなあそぼう会に初めて参加した時に、子どもたちがなーんにもない冬の野山で、落ち葉を拾い集めてトランプしたり(もちろん落ち葉のみで)、焼き芋ごっこをしたり(もちろん落ち葉のみで芋はない)、落ち葉のかけあいをしたり……。え? 何も無いところでそんなに楽しそうに、そんなに長時間遊べるの? という驚きからでした。その後、冬の極寒のせせらぎに子どもたちは嬉々として入っていくけれど、足元をみるとパンツ一丁。目からも脳からも色んな物が落ちました。

 

お母さん同士も安心してくつろげる貴重な時間

 

「あそぼう会」開催日だった8月22日、青葉区内の公園には、メンバーの他に青葉区、緑区、町田市の他、遠くは大和市から参加者が集いました。下は7カ月、上は3歳の子ども8人とそのお母さんたちの中にはリピーターも多く、この日で7回目という親子も。

 

保育協力者のよっしーは、なんでも遊びにしてしまうみんなのあこがれのお兄さん

 

採った虫は、自分で手で掴めるようになるまではそのまま放す。小さくてまだ掴めない子にとって、虫かごに自分で入れられるようになるのはあこがれなのだ

 

とても暑い日だったので、水遊びをはじめ、虫採り、泥遊び、お絵描き……と、みんな思い思いに遊んでいました。

 

中には泥遊びに没頭して、ずっとスコップで同じ場所を掘っている子、ペットボトルに水を入れては出し、入れては出し、と延々続けている子も。

 

親や保育士さん、子どもを見守りつつ一緒に遊んでいましたが、結構本気で遊んでいるのにびっくり。大人が楽しんでいる姿は子どもにも安心感を与えるんだなぁと感じました。

 

泥水を汲んでは出し、汲んでは出し。この集中力は真似ができない

 

保育士のミエコさんは普段から、「手や口を出しすぎないでね」とよく言います。

 

「止めたくなったら、声をかけたくなったらちょっと待ってみて。3秒、10秒、30秒……」

 

これが意外と難しい。いかに自分が普段、子どもに対して余計なことを言ったり、手を出してしまっているか思い知らされます。

 

でも、この時間の小さな小さな積み重ねが、子どもに自ら育つ力をつけるのにとても大事なのだそうです。

 

育児相談で盛り上がる保護者たち

 

実は意外とご近所さんだったりすることも

 

午前中いっぱい遊んだ後は、早めのお弁当タイム。輪になってお弁当を広げ、自己紹介からスタートして、最近の困ったこと、うれしかったことをあれやこれやとみんなでわいわい話します。

 

自己紹介タイムを設けているのは、せっかくここで会ったのだから、近所に気の合う友だちを作ってほしい、という思いもあるのだそう。

 

子どもたちは弁当箱が空になると、誇らしげにミエコさんの元へかけつける。ミエコさんが「ぴかぴか!」と発表してくれる。「本当は子どもを褒めて動かすことはしたくないのでやめようかなと思うのだけど、最近食の細い子が増えてきたので、楽しんで食べるのはいいなと思って」とミエコさん

 

この日参加した人からは、公園に行ってもどうやって遊ばせていいかわからない、外遊びが好きだけどなかなか周りに仲間を見つけられない、という悩みも飛び出していました。

 

私も遅ればせながら子育てをしてみて、いかに入園前の親子が孤立しがちな世の中なのかを身をもって知りました。昔のように隣近所にいつでも子どもたちがわんさかいて、みんなで育ち合うという環境がない今、ちょっと頑張らないで普通にしていると、親子だけの世界で完結してしまう。

 

だからこそ、こうした色々な年齢の子どもたちが一緒に外で遊ぶ場が、今とても貴重なのを実感しています。

 

ミエコさんは「仲間がいると子育てってとっても楽しいよ」と言います。それは、私がこのぺんぺんぐさに参加して今一番実感していることです。今からもう一人産んで、ここで乳児期を育てたら楽しいだろうなあと妄想しつつ、もう一人の冷静な自分が、「年齢をわきまえろ」と言っています(笑)。

 

あそぼう会も、子どものためはもちろん、お母さんが仲間に出会えたり、安心してくつろげたり、悩みを相談できたる場所でもあるのです。

 

3回分の着替えを持ってきていても足りないことも。そこまでおもいっきり遊べたことがちょっと誇らしい

 

参加した一人のお母さんが、「我が子がこんなに楽しそうに遊んでいる顔を初めて見た」と言って驚いていました。

 

あそぼう会は、そんなぺんぺんぐさに興味がある人、外遊びが好きな人、仲間が欲しい人、育児の悩みがある人、その他、どんな方でも参加できます。

 

この秋も毎月1回、里山の立地を生かした桜台公園で開催しています。ぜひ遊びに来てみませんか?

 

最高の笑顔に会いにおいで!

 
 

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Information

★青空保育ぺんぺんぐさ

http://jisyuhoikupenpengusa.blogspot.jp/

★あそぼう会

日時:毎月第三木曜日 9:30-13:00

場所:青葉区桜台公園

参加費:400円+保険代100円

※小雨決行ですが、雨天時は自治会館等での活動に変更になることがあります

http://jisyuhoikupenpengusa.blogspot.jp/p/blog-page_9159.html

お問い合わせ、お申し込み

aoba.penpengusa@gmail.com

前日の午前中までにメールでお申し込みください。

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この記事を書いた人
齋藤由美子ファクトリー事業部マネージャー/ライター
森ノオトの事務局スタッフとして、主にAppliQuéのディレクションを担当。神々が集う島根県出雲市の田舎町で育ったせいか、土がないところは落ち着かない。家では「シンプルな暮らし」関連本が十数年にわたり増殖中。元アナウンサーで、ナレーターやMCとしての顔も持つ。小6女子の母。
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