気持ちよく晴れたこの日、たまプラーザテラスのフェスティバルコートでは、青葉区の環境関連機関が共同でエコに関するPRイベントを開催しました。青葉区で環境問題に携わる地域振興課・資源化推進担当と区政推進課・企画調整係、さらに横浜市資源循環局・青葉事務所と、横浜市資源循環公社が集まり、横浜市の新しい環境キーワード「ヨコハマ3R夢(スリム)」を区民にお披露目です。
これまで横浜市では「G30(ジー・サンジュウ)」のキーワードで、ゴミと資源の分別を呼びかけていました。ゴミと資源物を分けることで「燃やすごみ」の排出量が減ってきた今、次に考えたいのは「温室効果ガスの排出量を減らす」こと。そこで改めて「3R」に注目していこう! という意味が「3R夢(スリム)」に込められています。
3Rの中でも最優先と言われるのが「Reduce(リデュース)」つまり排出抑制。ゴミになるものを買わない・使わないことです。毎日の生活の中で、例えばペットボトルやレジ袋など、その場では便利だけれど要らなくなるとたまって困るものがあります。便利さからつい使ってしまうものですが、だからこそ、ちょっとした心がけで使わない工夫ができるものかもしれません。
イベントの一角では、「ペットボトルの一生」と題したコーナーがあって、ペットボトルができるまでの工程を知ることができました。ペットボトルの原料は……石油ですね。ペットボトル1本出来上がるまでに必要な石油の量は、原料として約20ml、さら燃料として約65mlの石油が必要だそうです。ペットボトル1本を使うだけで、合計85mlの石油を私たちは簡単に消費してしまう……という事実。これからペットボトルに入った飲み物を買うたびに、この85mlのことを考えようと思いました。
また、ペットボトルを使ったら、せめてきちんと分別して資源にしたい、という思いも強くなりました。使用後にリサイクルすれば、原料にあたる20mlだけでも節約できることになります。ちなみに資源として回収されたあとは、粉砕して溶かして、新たなPET原料になるそうです。
レジ袋も、家庭にたまってしまう代表格ですよね。不必要にためないためには、マイバッグの利用が一番です。会場では、その場でお絵かきして持ち帰れる「楽描きマイバッグ」をつくるコーナーがあって、多くの家族が思い思いの絵を描いたマイバッグをつくっていました。「G30」のマスコット・キャラクターとしてお馴染みミーオちゃんや、青葉区のマスコットなしかちゃん、そして「ヨコハマ3R夢」のキャラクターとして新登場のイーオちゃんのイラストを描いたマイバッグもたくさんできて、可愛らしかったです!
この他、間伐材の積木で遊べる「森のつみ木広場」もあって、笑顔にあふれた今回のイベント。
ふとした時に感じる「もったいないかも…」という思いを行動に移す“ひと押し”になったかもしれませ
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