※本日3月11日(金)15:15ごろから、森ノオト編集長のキタハラマドカと、森のリポーター湊光代がエコラボに出演します!(Text:髙橋陽子)
これまで、横浜市でゴミや資源に関するキーワードとして知られてきたのは「G30(ジー・サンジュウ)」ですね。
G30は、「G30プラン」と呼ばれる一般廃棄物処理基本計画のもとで進められ、ゴミの減量化・資源化を呼び掛ける言葉として市内で定着してきました。
「G30プラン」の計画期間は2002年度~2010年度。つまり今年の3月で終了します。そこで、2011年度以降に向けて、新たな一般廃棄物処理基本計画が策定されました。それが「ヨコハマ3R夢プラン」です。
「G30プラン」で掲げられた目標は、2010年度までに、2001年度に比べてゴミの量を30%減らすこと。そのために、ゴミと資源の分別方法が変わり、5分別7品目から10分別15品目になりました。結果、30%削減の目標は2005年度に早々と達成し、2009年度には42.2%も減ったそうです。
実際、私たちの生活においても、ゴミと資源の分別はかなり定着してきたなぁと思います。我が家では、燃やすゴミの日に収集所に持っていくゴミの量は、あきらかに減りました。その分プラスチック製容器包装の量が多くて、いかにプラに囲まれているかを実感したり……。こうして燃やすゴミが減ったことで、埋め立て処分場の延命化といった成果も上がっているそうです。暮らしの中で一人一人が頑張った結果が、ちゃんと出ているのって嬉しいですよね!
こうして成果が出た「G30プラン」を基にして新しくできた「ヨコハマ3R夢プラン」。その目標は……
・ゴミと資源の総量を、2025年度までに、2009年度に比べて10%以上減らすこと。
・ゴミ処理に伴って排出される温室効果ガスを、同様に50%以上減らすこと。
この目標を達成するためには、今まで続けてきた分別を続けるとともに、「3R」をもう一度意識することが大切です。
「3R」のなかでも特に優先されるのが、「リデュース」。ゴミそのものを発生させない、発生抑制を心がけることです。具体的な行動では、マイバッグやマイボトルを活用することなどが考えられます。
私もマイバッグを活用していますが、使ってみると、これまでどれだけレジ袋をもらっていたか、その量にビックリしますよね! レジ袋はゴミをまとめるのにはとても便利ですが、もらい続けていたら在庫があふれて大変です。レジ袋在庫を使いきるためにも、マイバッグを使おう! と思って続けていますが、何時になることやら……と思うこともしばしばです。でも先日、取材で出会った方のなかに「マイバッグを持ち歩いて、家にあったレジ袋をゼロにした」という女性がいらっしゃいました。日々の生活でコツコツ続けることで、きちんと成果が出るんですね!
レジ袋だけでなく、普段「もったいないかも…」と思っているコトを、もう一度見直してみることでリデュースにつながるのかもしれません。
「よこはま3R夢」に込められたメッセージには「よこはまらしく、かっこよく、『もったいない』と楽しもう」というフレーズがあります。「もったいない」を楽しむ工夫、これからもっと見つけていきたいと思いました!
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