夏の恒例行事となってきました、青葉おばけやしきが今年も開催されます。8月21日(日)は、「青葉おばけやしき☆プロジェクト」によって藤が丘地区センターの会議室がおばけやしきに大変身です。
(※入場の対象は小・中学生のみなさん。8月12日現在すでに申込が定員に達しています。お問合せは直接青葉おばけやしき☆プロジェクトまで)
「青葉おばけやしき☆プロジェクト」とは、区内の小学校と教育活動を支援する地域ボランティアをつなぐコーディネーター団体である「あおば学校支援ネットワーク」がプロデュースしている事業です。子どもたちが自ら企画し、制作し、運営していくこのおばけやしきのプロジェクトは今年で3年目とのこと。
参加しているのは、青葉区内の小学生から中学、高校、大学や地域のおとなの方々です。企画には中学生以上からが参加し、制作には小学3年生以上が参加しています。もちろん本番ではおばけ役としても大活躍します。
今年のプロジェクトのテーマは「異世代で知恵と力をあわせ、入場者が泣いちゃうくらい怖いおばけやしきを作ろう」。もちろん、これもみんなで考えました。
今年のグループリーダーは3人とも昨年もリーダーを務めたベテランです。
「学生たちは子どもたちのことも、全体のこともよく理解しているので、基本的に全部任せています」とコーディネーターの水谷俊美さんがおっしゃっていました。
そもそも、このおばけやしきのプロジェクトは、「子どもたち一人ひとりが主役になれる場をつくりたい」ということから始まったのだそう。
このプロジェクトでは、おばけやしきを成功させることはもちろんのこと、「地域の異世代交流の場」や、「青少年が地域活動の中心的役割を担う場」、そして「(メンバーにとっても)夏休みの楽しい思い出」を作ることを目指しています。
一人ひとりが主体的に参加し、いろんな人たちと関わり合いながら、行動する力を伸ばしていけるように、大人たちは見守ります。そんな中で仲間たちと切磋琢磨しながら、おばけやしきを自分たちの手で形にしていく。時には大変な思いもしながら、達成感や充実感をみんなで共有する時間は、また格別に感じられるのではないでしょうか。
いろんな子どもたちに話を聞いてみましたが、ほとんどが毎年参加していて、みんな口々に「去年が楽しかった!」と話してくれました。「出会いが楽しい」と話してくれた学生も。学生たちにとっても子どもたちの一年の間の成長はとても大きく感じるようで、去年一緒だった子たちの成長ぶりが楽しみの一つにもなっているそうです。
企画会議などを除く、制作日だけでいうと、全部で5日かけておばけやしきを作っていきます。取材のこの日はまだ制作日2日目だったのですが、本番前にはおばけの姿でリハーサルも行われるそうです。去年は来場者で泣く子が続出だったのだとか!
去年は藤が丘地区センターの体育館が会場でしたが、今年は会議室での開催。会場の広さがぐんと狭くなりました。
「去年と比べて会場が狭くなった分、それをどう工夫したのかを見てほしい。それから(自分の班が担当する)出口あたりの仕掛けも見所の一つです」と、黄色班リーダーのにいくんが教えてくれました。
いろんな世代がいる中で、みんなが自然とコミュケーションをしている。それは「一つの目標に向かってみんなで作業しているからだと思います」と、水谷さん。
様々な顔ぶれと、プロジェクト成功を目指して共に汗をかく夏。そんな夏の思い出を持って、未来へと進む彼らの笑顔が、なんともたくましく感じられました。
おばけやしきを訪れてキャーキャーと冷や汗をかきながら楽しむのもいいけれど、おばけ役となって来場者をこわがらせる、というのもなかなかできない経験です。
あなたならどんなおばけやしきを作ってみたいですか?
青葉おばけやしき2011
日時:2011年8月21日(日)11時~
会場:藤が丘地区センター
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