黒米がピンチ!?
8月20日(土)は、どんぐり農園の定例作業の日でした。畑に着くと、前日の大雨によってなのか、手前の田んぼの稲がほとんど倒れてしまっている状態でした。倒れていたのは「黒米」のみで、奥側の「栄光」は無事でした。黒米は背が高いからかな、との声もありましたが、とにかく早く助けなくては!(text:松山ちかこ)

このままの状態にしておくと、穂先が水に浸かって発芽してしまうとのこと。この日は黒米を救うために、急きょ田んぼの水を抜き作業を行いました。このまま稲刈りの時期が来るまで田んぼを乾かしていきます。

 

大人たちが草刈りと田んぼの作業をするなか、子どもたちは休憩時間もそっちのけで、生き物探しに夢中でした。先日開催された田んぼの生き物調査さながら、「サワガニいたよ~」、「これは絶滅危惧種じゃなかったかな~?」、「あっ、タイコウチだ!」と、子どもたちは目を輝かせていましたよ。

 

子どもたちは生き物に詳しくて本当にビックリ!

 

さて、大人たちは黒米の稲が起き上がるように麻紐で数株ずつ束ねて立たせていきました。収穫まであと1ヶ月ほど。それまでどうか保ってくれますようにと、願いを込めながらの作業となりました。

 

今回の作業でも、私は娘の付き添いで完全な戦力外だったのですが、子どもたちと一緒に生き物たちに触れる時間を過ごすことができました。ここに来ると初めて目にしたり、触れるものばかり。この日も生まれて初めてウシガエルの足をつかみました! 意外と持ちやすい!

 

るりちゃんは慣れた手つきでホールディング。「むーん……おいらまだねむたいずら……」by ウシガエル

 

田んぼの周辺は一歩踏み出せば、ワラワラと虫たちが現れ、まるで生き物たちの宇宙に入り込んだよう。私たち人間の存在の方が不自然に感じるほどです。今回も自然の豊かさや壮大さ、力強さに学ぶことが多くありました。家族でこういう体験ができることにいつも感謝しています。

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