第2回森ノオトリポーター養成講座では、前回に続いて、記事を書くためにどんな要素が必要なのか、キタハラマドカ編集長の講義からスタート。森ノオトにおける記事の構成や取材における視点の定め方などを改めて振り返りました。
これまで私もいくつか記事を投稿してきましたが、構成立て方などは実は細かい点まではあまりよくわかっていませんでした。構成を定められると、取材のときに必要な要素もわかってきます。森ノオトの特徴として、必要事項を読者に伝えるだけでなく、リポーター自身の感じたこと、知りたかったことなどを踏まえた内容が大事。そのためには取材に向けて、誰に・どんなことを聞きたいかを考えておく……など、実際の取材を想定したわかり易い内容でした。
その後は、参加者の皆さん興味津々の、ピリカさん(高山えりかさん)による写真講座!
写真の構図や、カメラの機能の使い方など、自分のカメラを動かしながら具体的に学んでいきます。
ホワイトバランスの設定次第で画面の色合いが変わる……って、どんな具合に?
冒頭と同じ構図の写真で見比べてみましょう。
ホワイトバランスを変えただけでこんな色味に
使ったことのない機能も、使いこなせば自分の味方になってくれるとわかり、いろいろ撮ってみたくなりました!
参加者のみなさんも、もう取材に行きたくてウズウズしている感じ。
そこで、いよいよ実践です。
当日はウィズの森マルシェの開催日、それぞれ、事前に思いを馳せていたマルシェ出店者に取材スタート!
オーガニックな農作物や加工品を販売する「森の扉」さん。
自家製梅干とハーブティーを販売「みちばたばたけ」さん。
小川穣さん、自ら農業も手がけます
天然酵母のパン「パン工房ふらんす」さん。
取材だからこそ聞けるお話、普段の雑談とは違った、記事を書くための取材ということもあって、みんな、メモを取りながら真剣な表情です。話も弾んで、少し緊張が解けてくると、笑顔も交えてとっても楽しそう!
忘れずに写真も撮って……と、思い思いの取材で、時間が経つのはあっという間です。
この日の取材がどのような記事になってくるのか、今からとても楽しみです。
各お店の詳しい内容は、今後リリースされる参加者の記事でご確認いただくこととして、私からは会場となったウィズの森マルシェについて少しご紹介します。
ウィズの森マルシェは、2011年9月から始まりました。
オーガニックマーケット「森の扉」の野原典彦さんが、農に学ぶ環境教育ネットワークの事務局をされていたとき、オーガニックマルシェをやりたいという思いをウィズの森の藤江惠一社長に伝えたことから始まったマルシェです。
「オーガニックなもの」を販売する店であることが条件の、このマルシェ。青葉区内のお店だけでなく、「パン工房ふらんす」や「みちばたばたけ」は、お隣の大和市から来ています。徒歩圏では出会えない魅力的なお店が見つかるのも嬉しいですね! 毎月第2・4週の金曜・土曜に開催されるマルシェですが、お客さんは、お買い物だけでなくおしゃべりや情報交換も楽しみの一つになっているようです。
それにしても、ウィズの森って面白いトコロだな! と改めてこの場所の魅力を噛みしめ、ウィズの森スタッフの大越明美さんにもお話を伺ってみたところ……
「ウィズの森は工務店ですが、そのことを知らないで、マルシェのお客様として訪れる方も多いです。本業とは少し離れた活動に見えますが、マルシェの他にギャラリースペースもありますし、地域の皆様の活動をサポートできるのは楽しいです」と話してくださいました。
今や青葉台におけるオーガニックファンの聖地とも言える!?ウィズの森マルシェ。
野原さんは、今後のさらなる展開も思案中というお話を聞きました。
野原さんは、青葉区内の早渕川近くにある谷戸で、田んぼの再生を目指す活動もしています(活動内容はfacebookで報告されています。「OZAKUYATO」で検索を!)。
マルシェと、谷戸の再生。ふたつの取り組みを地方でも展開したい!というのです。
これらの活動を検証して、地方の街づくりに生かすという野原さんの展望は、とてもユニークで聞いているだけでわくわくしてきます!
私達の暮らす青葉区がひとつの見本となって、地方都市に生かされる日が来るかもしれないなんて!
これからも、ウィズの森マルシェと野原さんの活動に注目ですね。
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