ウィズの森の藤江惠一社長は、ニコニコ笑顔で子どもたちにも大人気。長女はいつも畑で会う社長のことを「畑のじいじ」と呼んでいます。とても71歳とは思えない、ジーパンの似合う、はつらつとしたお姿は、いつも畑や田んぼで土や自然と触れあいによってもたらされるものなのでしょうか。そんな社長を筆頭に、やけに田畑が似合うウィズの社員さんたち……
ウィズの森は自然素材を使った木の家を建てる工務店ですが、ウィズの森近くの長津田町の畑では社長が無農薬で野菜を育てています。また、NPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークと協働で「たんぽぽ農園」にウィズの田んぼをつくり、その場を地域の人たちにも提供しています。
田植えは今年で4年目となり、参加者も年々増えてきているそうです。今年は約50人の方々が集まりました。
もんぺ姿がハマって素敵ですね〜! 田植えが始まる前に、ウィズの社員さんたちがみんなで植える苗を苗代から取り分けて準備をしてくれていました。
はじめに、たんぽぽ農園を管理している農に学ぶ。代表の木村広夫さんから苗を植えるコツなどを教わりました。植える品種は、農に学ぶ。で大切に育ててもらっていたコシヒカリです。
さて、子どもも大人も1年ぶりとなる、田んぼの感触を確かめながらゆっくりと足を踏み入れていきました。初めての人も、経験者も、みんなゆっくりと、それぞれに味わいながら。
全員の準備が整うと、ピンと張られたロープを目印に、一斉に苗を植えていきます。最初は慣れるまで少し時間がかかりますが、段々とテンポよく進んでいくようになります。
さて、1枚目の田んぼをみんなが植え終わる前には、ちびっ子たちがちらほらと離脱していき……
恒例の? 夢のような泥あそびスタート! 私は、娘にこれをさせたくて、毎年田植えに来ているといっても過言ではありません。この時にしかできない経験、あじわえない感触。体に、心に、刻まれているといいなあ、と願うのです。
田んぼも1枚目を終え、2枚目ともなってくると、残って頑張っているのはお父さんたちや、大きめのお兄ちゃんたちが中心となりました。でも、最後までやり遂げたこの達成感は、他では味わえません!
さて、田植えに劣らず楽しみなのが、お弁当タイム。開放感のある空間で、みんなで食べるご飯は子どもたちにとっても格別なようで、大人よりも食が進んでいる子もチラホラと見かけました。
田んぼではそこら中でカエルたちの声が鳴り響き、あちこちで見かける野いちごや桑の実をつまみ食いしながら、お友だち家族と一緒に子どもの手を引いて帰った帰り道。その時間は、私たち家族にとって宝物のよう。
秋の収穫までの間にも、田んぼの様子を見におとずれようと思います。自分たちで植えたお米をいただく瞬間が今から待ちきれません!
去年のウィズの田んぼの様子はこちら
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!