10/5（土）・6（日）Weフォーラム 2013 in よこはま開催！つながる力…地域でゆるやかに支えあう場をつくろう

でかける

ライター卒業生ライター卒業生

2013/10/01

あざみ野にあるスペースナナは、年齢、性別、国籍、障がいの有無にかかわらず、誰もが安心して集える場を目指して地域に開かれているコミュニティカフェ。スペースナナがオープンするきっかけとなった「Weフォーラム」が、今年再びアートフォーラムあざみ野で開催されます。シンポジウムやワークショップ、映画の上映など、盛りだくさんの2日間です。（text:中島美穂）

スペースナナ内には、雑誌『くらしと教育をつなぐ We』などの書籍の編集発行とイベントや講座の企画開発を行う編集プロダクション「フェミックス」があります。

これまで『We』は、「ひとりひとりが大事にされ、安心して暮らせる社会」の実現をめざし、知恵や情報の交換、ネットワークづくりができる場として毎号様々なテーマを取り上げてきました。

その読者を中心に企画・開催してきたのが、今年で32回目の開催となる「Weフォーラム」。スペースナナは、2008年と2010年にあざみ野で開催されたWeフォーラムがきっかけで誕生したのです。

「つながる力　地域でゆるやかに支えあう場をつくろう」が今年のWeフォーラムのテーマです。多様な立場の人がこちゃまぜで関わるという意味の造語「まじくる」をキーワードに、地域の課題解決に向けた独創的な試みや、ゆるやかに支えあうセーフティネットが生まれるしかけづくりについて考えます。

そして、今年も「福島を生きる」というテーマにも取り組みます。フェミックス代表でWeフォーラム実行委員の稲邑恭子さんは、「原発事故や福島の人々のことは決して忘れてはいけないこと。昨年Weフォーラムは福島県二本松市で開催したのですが、今年もこのテーマは続けていこうと決めました」と話してくれました。

ワークショップや講義、映画上映などたくさんの分科会が開かれる充実の2日間ですが、中でも注目は初日の全体会・シンポジウム。

「”まじくる”っておもしろい―社会を変えるたまり場をつくろう」をテーマに、第一部では、障害児の母たちの会からスタートし、福祉分野のNPOの成功例としていま最も注目されている「ゆるやかな市民革命家＆場づくり師」の日置真世さんをゲストに、多様な人たちが”まじくり”誰もが出番のある場づくりを提案していただきます。

第二部は、日置さんと、震災後福島で「女子の暮らしの研究所」を立ち上げた日塔マキさん、横浜市の男女共同参画センターで困難を抱える若い女性の就労支援などに取り組んできた小園弥生さんを交えてのトークセッション。

参加する私たちも一緒に「まじくる」ことで、何かが生まれる。そんなワクワクを感じられそうなWeフォーラムです。ぜひ足をお運びください。