昨年、NPO法人森ノオトが6回にわたり開催してきた「あおばECOアカデミー」。地球温暖化と私たちの暮らしをテーマに、各分野でご活躍のゲストを招いてお話をうかがいました。
第3回のゲスト、横浜国立大学地域実践教育研究センター長 佐土原聡先生から学んだのは、いわゆる「低炭素地域づくり」などによる気象変動への「緩和策」と同時に、気象災害への備えなどの「適応策」も非常に大切であるということ。
温暖化をどう食い止めるかだけでなく、もはや切迫している自然災害のリスクからどうやって命を守るのかも切実な問題になっています。
子育てをしている私にとっても異常気象は身近な問題です。小さな子どもや高齢の家族のいる家庭にとって、猛暑による熱中症などの健康被害は心配ですよね。
また、豪雨や竜巻など、日本各地での被害を知るにつけ、他人事とは思えない恐ろしさを感じます。もしも、子どもと一緒に外出している時に、突然の異常気象に襲われたら……。
子どもを守るためにも、気象を知ることは、私たち大人の大切な役割です。空の変化にいち早く気づくことができれば、リスクを避けられるかもしれません。
同時に、なぜ異常気象が頻繁に起きるようになったのか、その背景についても知りたいところです。
もし、このまま、地球の気温が上がり続けたら? 子どもたちが大人になるころ、どんな気象の中で暮らしているのでしょうか。
3月18日(火)、アートフォーラムあざみ野に、気象キャスターの平井信行さんをお招きして、天気から読み解く身近な環境問題について、お話をうかがいます。
NHKの夕方のニュース番組でおなじみの平井さんは、地球温暖化問題に精通していて、環境教育の場で講師を務めるなど、身近なお天気から温暖化を伝える活動もされています。
今、目の前の子どもを守ること、私たちの子どもの未来の暮らしを守ること。
二つのヒントが、平井さんのお話に詰まっているはずです。
尚、本講座は、2014年3月に横浜で開催される「気候変動に関する政府間パネル(IPCC)総会」を記念して、横浜市18区で開かれるリレー講座のひとつ。環境・地球温暖化問題に関する様々な学びの場を横浜市内に広げる「ヨコハマ・エコ・スクール(YES)」の協力で、YESの拠点でもある男女共同参画センター横浜北の主催、私たち森ノオトが企画運営という形で、初めて共同で開催します。
当日参加された方には桜が描かれたピンバッチが配られます。気象変動の影響か、桜の開花時期が昔とは大きく変わっているそうですが、「いつまでも美しい桜を見られますように」という願いが込められています。
未来の世代のために私たちができることを考えてみませんか? ぜひご参加ください。
☆18区de YES! IPCC総会横浜開催記念 横浜市18区リレー講座
「ママはお天気博士 異常気象から子どもを守るために」
講師:平井信行さん(NHK気象キャスター)
日時:2014年3月18日(火) 10:30〜12:00
会場:アートフォーラムあざみ野 2階 セミナールーム(横浜市青葉区あざみ野南1-17-3)
参加費:800円
定員:80人
申込み・問合せ先:電話またはHPにて。2014年2月11日(火・祝)から先着順。定員に達し次第締切ります。
TEL 045-910-5700
HP https://www.women.city.yokohama.jp/
保育あり:有料・4日前までに予約制・先着順(対象は2ヶ月〜未就学児)
アートフォーラムあざみ野子どもの部屋 TEL:045-910-5724
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