ここ最近、青葉区近辺ではマルシェのような様々なお祭りが盛んにおこなわれるようになってきました。今週末はどこに行こうか？！と迷ってしまうほど、楽しいイベントが各所で開催されています。

そんななか、センター北で‘子どもが主役の子育て’‘もっと自由に外遊び’を2大コンセプトにした「こどもみらいフェスティバル」が開催されます。このフェスティバルの会場でもある都筑区は、若い世代が続々と転入しているまさにニュータウン。親子や子ども向けの施設も相次いで出来ていて、その中身や特徴も多岐にわたります。

りんごの木子どもクラブの柴田愛子先生を取材する森ノオトリポーター・秋山貴子（右）と、ながたに睦子（左）

今回、こどもみらいフェス開催の発端となったのは、昨日森ノオトでご紹介した「りんごの木子どもクラブ」で定期的におこなわれている、保育者や親が集まるコミュニティ広場でした。昨今の子どもの育つ環境において、早期教育に象徴される画一的な価値観が広がりつつあることに危機感を覚え、まずは地元でアクションを起こしてみよう！　こんな子育てもあるのだということを発信して、まずは知ってもらうきっかけをつくることができれば、と、有志で集まった地元の保育者や保護者たちによって、このこどもみらいフェスティバルは企画されました。

2日間にわたって開催されるフェスティバル。2日目にはりんごの木子どもクラブ代表・保育者の柴田愛子先生の講演会がおこなわれます。

「子育てって、大人があれこれ与えて育てるより、子ども自身の育つ力の方がずっと大きい。子どもは強い、育つ、信じるに足る、ということに気付くきっかけになれば……。花咲じいさんみたいにメッセージを振りまきたいの！」

と、愛子先生。講演で全国を飛び回る愛子先生、でも実はこれまで地元で講演する機会は少なかったといいます。私も何度か愛子先生のお話を聞いたことがありますが、気さくで明るいお人柄に元気をもらうだけでなく、子育ての悩みがスーッと吹き飛んでしまうような、目からウロコのお話の宝箱のようです。子どもの気持ちへの寄り添い方が絶妙で、子育て中の親はもちろん、ぜひたくさんの大人に聞いてもらえたらいいなと思います。

りんごの木では、子どもの「やりたい！」気持ちを最大限に尊重した保育をおこなっている

愛子先生の講演会のほか、あのフジロックにも出演した「ケロポンズ」の唄って踊れる親子コンサートやドキュメンタリー映画『こどもこそミライ』の上映、そして駅前芝生広場では、2日間にわたり出張プレイパークも開催されます。子どものワクワクを掻き立てるような、魅力がいっぱいのプレイパーク！　子どもはもちろん、大人も一緒に楽しめること間違いなしです。

また、親子ワークショップの傍らでは、「ホッとスペース」というハンドマッサージやリフレクソロジーをしてもらえるブースも。日々の子育てでがんばっているお母さんに少しでもホッとくつろいでもらえたらと、お母さん達によって設けられたスペースです。マッサージを受けながら、それをきっかけに子育ての話が広がって、日頃の不安や悩みなどもちょっぴり軽くなれば、という想いも込められているそうです。

都筑区発のこどもの未来を考えるフェスティバル。子どもも大人もめいっぱい遊んで楽しんで、子どものこと、子育て・子育ちのこと、もっともっとみんなでおしゃべりして考えてみませんか？