もうこの本を幼稚園で読んでいるのなら……
「だんごむしって、何食べるかしってる?」
と聞いてみました。
「えーっと、えーっと……」
弟くんは、楽しそうに考えて、
「いしー」と、お答え。はい、ご名答!
だんごむしは、落ち葉や虫ばかりでなく、石やコンクリートも食べるそうです。だから野原や林よりもまちなかのほうが暮らしやすいんだって。
みなさんは知っていましたか?
だんごむしって、子どもにとって、とても身近な生き物ですよね。
お外を歩けるようになったら、お散歩しながら見つけたり、お花の植え替えをしているときに、鉢の下からぞろぞろ出てきたり……。
だんごむしを探したり触ったり、みなさんもお子さんとよく遊ぶのではないでしょうか。
私が「絵本って奥が深いなぁ」と感心するのは、かわいいイラストと、やさしい文につられて子どもと一緒に読んでいき、大人も知らない科学や歴史に出会ったとき! です。
この絵本は、『月刊かがくのとも』の傑作集の一冊でもあり、科学や自然について、シリーズで楽しめます。
2年生のお兄ちゃんも、より細かな事象を扱った『たくさんのふしぎ』シリーズを楽しんでいます。
『ぼく、だんごむし』で、だんごむしの生活、だんごむしの食べ物、だんごむしの体など、だんごむしをめぐるあれこれをみているうちに、また子どもと一緒にお散歩に行きたくなってきます。
弟くんは、今月4歳になりました。
絵本の中で、はっぱをもりもりたべて四角いうんちをする、というところを
見たときには、絵本のページをじーっとにらんで、
「まるもあるじゃん!!」
なーんて言っており、絵本を見ながらも、しっかり自分の意見も出てきました。
かわいいばかりの3歳は終わり、弟くんは力強い4歳になってきています。
そういえば、森ノオトの3歳のみんなも、会うたびにしっかり、がっしりしてきていて、それぞれの個性を感じるようになりました。
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