2/28(土)アート屋わんど オープニングイベント開催!
緑区霧が丘に拠点を置くNPO法人ぷかぷかは、パン屋さんから始まり、カフェ、お惣菜屋さんと、次々お店をオープンさせてきました。そして今度はアート屋さん!? いったいどんな楽しいことを届けてくれるのでしょう。(Text:中島美穂)

ぷかぷかのスタッフと地域の方とで取組んできた舞台「森は生きている」の一コマ(写真:高崎明)

 

緑区霧が丘の「カフェベーカリーぷかぷか」では障がいのある方たちが働いています。森ノオトでもレポートしたように、私はぷかぷかのスタッフさんたちと一緒に、昨年、演劇ワークショップを楽しんできました。そして彼らの魅力にすっかりはまってしまいました。

 

ぷかぷかのスタッフCちゃんが私にプレゼントしてくれた指輪。細かい作業が好きなんだそう

 

あるとき、ワークショップで知り合ったぷかぷかのCちゃん(20代女性)と、道で偶然会ってお話をしていると、おもむろにビーズでつくった指輪をプレゼントしてくれました。Cちゃんは手仕事が大好きで、カバンからヘアアクセサリーやネックレスなど、自分の作品を引っぱり出しては「今度アートのお店ができるからそこで自分の作品が売れるのが楽しみなんだ」とウキウキしていました。

 

間もなくオープンのアート屋わんどの外観。急ピッチで工事も、どこかのんびり見えてしまう(笑)。外側がログハウスで、「ドアを開けて入った内側がログハウスの外側」になるようにつくられている

 

Cちゃんが教えてくれたお店が「アート屋わんど」です。カフェベーカリーぷかぷかの母体NPO法人ぷかぷかが、パン屋さんとカフェ、お惣菜屋さんに続いてオープンさせるギャラリーで、メンバーたちの創作の場、そしてアート作品や手仕事品のショップでもあります。

「アート屋わんどは、メンバーが得意なものを発信し表現する場です。地域の方と創作を通じてつながり、お互いの可能性をみつけられれば」と、話してくれたのは、アート屋わんどリーダーの柿澤有希子さんです。

アート屋わんどもパン屋さんなどと同じく、就労継続支援B型に区分される、一般就労に比べてサポートが必要な方が仕事をする場所です。

そう、趣味でアートを楽しむ場ではなく、お仕事。ぷかぷかでは、創作活動を仕事につなげようとしているのです。すでに、メンバーが書いた絵が雑誌の表紙になったこともあるのだとか。ちなみに、手仕事好きのCちゃんは今、刺繍を習い、お客さんに販売できる商品づくりのスキルアップを目指してがんばっているそうです。

 

よっしー画伯の似顔絵。私も描いてほしい! オープニングイベントでは似顔絵コーナーも。1枚500円。11:00〜12:00と13:00〜14:00に

 

待望のアート屋わんどが、2月28日(土)ついにオープンします。絵が得意なよっしー画伯の似顔絵コーナーや、窓ガラスにお絵書きできちゃうライブペイント、手仕事ワークショップなど盛りだくさんのイベントです。

リーダーの柿澤さんイチオシは、「でっかい布に絵を描こう!」というワークショップで、メンバーやお客さんみんなで大きな布に自由に絵を描き作品をつくります。完成した作品はずっとわんど内に飾られるそうです。私がぷかぷかのみんなとのお芝居づくりで感じたのは、一緒にものづくりに取り組むと、メンバー一人ひとりの魅力がよくわかるということ。地域の方たちとの良い交流が生まれるといいなと思います。

楽しい発見がたくさんありそうなイベントです。ぜひ足をお運びください。

最後に。「わんど」とは、川のそばにできる大きな水たまりのことで、魚や鳥、虫、草木などたくさんの生きものたちが集まり暮らす場所なのですって。ぷかぷかの「みんないっしょに生きていった方が楽しいよ」というメッセージが込められているのですね。

 

 

Information

●アート屋わんど オープニングイベント

日時:2015年2月28日(土) 10:30〜14:00

会場:アート屋わんど(横浜市緑区霧が丘3丁目25-2-205)

問合せ・ワークショップ予約:NPO法人ぷかぷか TEL 045-453-8511

mail pukapuka@ked.biglobe.ne.jp

HP:http://pukapuka-pan.xsrv.jp

※当日はパン屋,カフェ、おひさまの台所でも、「わんどオープンフェア」を行います。わんどスタンプの押してある「ありがとうカード」を持って各店を利用すると、パン屋ではミニ桜あんパン、カフェではグラノーラバー、おひさまの台所では豚汁をプレゼント(いずれも数量限定)。

●アート屋わんど(2/28オープン)

営業日時:月曜日〜金曜日 11:00〜16:00 他第四土曜日予定

2/28以降の電話は、045-923-0282

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