ウィズの森農園の田植え隊として今年で3年目。
リポーターの松山ちかこです。寺家ふるさと村の水車のあるあたりから少し先に行くと、ウィズの森農園の田んぼがあります。今年も家族で田植えに参加してきました。田植えの体験は5年目となる長女も、田植え隊として、ようやく様になってきたようです。(text:松山ちかこ)

後ろに小さく写った1歳の男の子は、最後までお尻を田んぼの中に浸けて遊んでいた。かつての長女を思い出す

 

子どもが小さいうちに、いろんな自然体験をさせてあげたい。そう思ってNPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークの田植えに初めて参加したのが5年前です。

当時は長女が1歳になったばかりでしたから、田植えの作業自体がよくわからなかったのか、田んぼの周りをかけ回ったり、全身浸かってどろんこになったりして、娘なりに“田植えの日”を満喫していました。

ところが、5歳をすぎるとちゃんと大人に混ざって田植え作業に参加するようになったのです。

 

今年も、田植えの日を楽しみに待っていたようで、「また寺家のお米が食べられる!」と出かける前からウキウキしていました。

 

「今日は田んぼに入る気分じゃない」次女

 

一方、2歳8カ月の次女は、田んぼに入ろうとはしませんでした。何度か「入ってみたら? たのしいよ」と誘ってみましたが、最後まで足を田んぼに浸けることなく、結局私が抱っこで抱えて田んぼを練り歩いて、田植えを満喫? していました。

 

2000円前後で購入したATOMの田植用長靴

 

ちょっと話がそれますが、田植えに参加するには、田植え用の長靴がおすすめです。先が丸いのと、足袋のように分かれているものと2パターンあります。初めて田植えに参加した時は、地下足袋を買って使ってみたのですが、洗うのが大変なのと、少しサイズが縮んでしまい、次から履けなくなってしまいました(もともとふくらはぎがギリギリだったためと思われます)。

この田植え用の長靴だと、洗うのも簡単で、とてもおすすめです。

ちなみに、娘には、川遊び用の靴を裸足で履かせました。サッカー用などの長い靴下を履いているお子さんもいましたよ。

 

長女、6歳。今食べているおにぎりのお米を、作っているのだと、理解しているのか、していないのか……

 

たとえ田植えをしていなくても、この環境で食べるご飯は最高においしいに決まってる

 

もちろん、この日も、先日ご紹介した「ラップなし生活」の中のラップを使わない方法でおにぎりを持参しましたよ。コツは、海苔を大きめに切って持っていくこと、です。

 

“畑のじいじ”こと、ウィズの森の藤江惠一社長

 

田植え作業を行うためにいろいろな準備をしてくださっていたウィズの森の藤江社長をはじめとする、ウィズの森の社員さんたちは、みなさんいつもとてもいい笑顔です。

この和やかな雰囲気にハマってしまう人たちも多くいます。

田植えに参加した人たちは、ウィズの森で家を建てたり、リフォームをした、ウィズの森のお客さんもいましたが、私のようにイベントだけ参加させてもらっているような人もいます。

 

田んぼの横に置かれていたパネル。「家だけじゃない、目に見えないものを生み出す工務店」という、キャッチフレーズがまさにぴったり

 

お昼ご飯を食べ終え、お腹が満たされた後、長女はもう一度田んぼに入りたいと、苗のないところでバシャバシャと楽しんでいました。私もつられて、長靴でパシャパシャ。田んぼの中って、歩くだけでも気持ちがいいものです。

最初は「子どものために」と思って参加しはじめた田植えですが、気がつくと「大人の方が楽しんでいるなあ」といつも思います。

自然の中に身を置き、手足を動かす。なかなかそんな体験がいつもできるわけではありません。

田植えに参加するための着替えやお昼の準備も、帰ってからの洗濯などの作業も、正直大変ではありますが、それを差し引いても、やっぱり「また行こう」と思えるのが不思議です。

さて、田植え作業を無事に終えることができましたが、田んぼとしての作業はこれからが大変なのだそうです。

田植え後には、一番大切といわれる除草作業があります。これをきちんとやらなければ、雑草がはびこり、せっかく植えた稲の栄養も取られてしまいます。

 

ぜひ寺家ふるさと村のすばらしい自然を体験しにおでかけください。大いなる自然の中での作業の後は、ご飯やお酒が一段とおいしく感じられますよ!

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