子どもが小さいうちに、いろんな自然体験をさせてあげたい。そう思ってNPO法人農に学ぶ環境教育ネットワークの田植えに初めて参加したのが5年前です。
当時は長女が1歳になったばかりでしたから、田植えの作業自体がよくわからなかったのか、田んぼの周りをかけ回ったり、全身浸かってどろんこになったりして、娘なりに“田植えの日”を満喫していました。
ところが、5歳をすぎるとちゃんと大人に混ざって田植え作業に参加するようになったのです。
今年も、田植えの日を楽しみに待っていたようで、「また寺家のお米が食べられる!」と出かける前からウキウキしていました。
一方、2歳8カ月の次女は、田んぼに入ろうとはしませんでした。何度か「入ってみたら? たのしいよ」と誘ってみましたが、最後まで足を田んぼに浸けることなく、結局私が抱っこで抱えて田んぼを練り歩いて、田植えを満喫? していました。
ちょっと話がそれますが、田植えに参加するには、田植え用の長靴がおすすめです。先が丸いのと、足袋のように分かれているものと2パターンあります。初めて田植えに参加した時は、地下足袋を買って使ってみたのですが、洗うのが大変なのと、少しサイズが縮んでしまい、次から履けなくなってしまいました(もともとふくらはぎがギリギリだったためと思われます)。
この田植え用の長靴だと、洗うのも簡単で、とてもおすすめです。
ちなみに、娘には、川遊び用の靴を裸足で履かせました。サッカー用などの長い靴下を履いているお子さんもいましたよ。
もちろん、この日も、先日ご紹介した「ラップなし生活」の中のラップを使わない方法でおにぎりを持参しましたよ。コツは、海苔を大きめに切って持っていくこと、です。
田植え作業を行うためにいろいろな準備をしてくださっていたウィズの森の藤江社長をはじめとする、ウィズの森の社員さんたちは、みなさんいつもとてもいい笑顔です。
この和やかな雰囲気にハマってしまう人たちも多くいます。
田植えに参加した人たちは、ウィズの森で家を建てたり、リフォームをした、ウィズの森のお客さんもいましたが、私のようにイベントだけ参加させてもらっているような人もいます。
お昼ご飯を食べ終え、お腹が満たされた後、長女はもう一度田んぼに入りたいと、苗のないところでバシャバシャと楽しんでいました。私もつられて、長靴でパシャパシャ。田んぼの中って、歩くだけでも気持ちがいいものです。
最初は「子どものために」と思って参加しはじめた田植えですが、気がつくと「大人の方が楽しんでいるなあ」といつも思います。
自然の中に身を置き、手足を動かす。なかなかそんな体験がいつもできるわけではありません。
田植えに参加するための着替えやお昼の準備も、帰ってからの洗濯などの作業も、正直大変ではありますが、それを差し引いても、やっぱり「また行こう」と思えるのが不思議です。
さて、田植え作業を無事に終えることができましたが、田んぼとしての作業はこれからが大変なのだそうです。
田植え後には、一番大切といわれる除草作業があります。これをきちんとやらなければ、雑草がはびこり、せっかく植えた稲の栄養も取られてしまいます。
ぜひ寺家ふるさと村のすばらしい自然を体験しにおでかけください。大いなる自然の中での作業の後は、ご飯やお酒が一段とおいしく感じられますよ!
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!