「あおばマルシェ」といえば、森のマルシェネットワークでもおなじみの毎月第3木曜日に青葉区役所で開催されているマーケットです。
青葉区産の農産物はもちろん、青葉区産の加工品、青葉区に拠点を置く「よこはま地産地消サポート店」など毎月6店舗ほどが出店しています。
屋内開催なので、天候を気にせずゆったりと買い物を楽しめるのが「あおばマルシェ」の魅力です。また、会場の区役所1階は飲食も可能なのも、うれしいポイントです。
2015年4月「横浜市都市農業における地産地消の推進などに関する条例」が施行されました。簡単にいうと、横浜市全体で地産地消を盛り上げていこう!ということになったのです。
この条例を受け、市内18区でそれぞれの取り組みが始まりました。青葉区では、市内でも農業が盛んな地域であることから、農業を区の魅力の一つと捉え、地元の農産物をふだんの生活に取り入れてほしい、と2016年11月に「あおばマルシェ」の開催をスタートしました。
それから1年9ヶ月。開催当初から皆勤賞で出店しているはやし農園の林英史さんは、「当初は人が少なかったけれど、だいぶお客さんが増えて、定着してきたと感じている」と話します。
「あおばマルシェ」担当の総務部区政推進課長の鈴木康介さんも「最近区民に浸透してきたと感じている」と、確かな手応えとともに「今後は来場者、リピーターを増やしながら出店者の販促にもつながれば」と話します。
はやし農園さんと同様、「あおばマルシェ」スタートから出店しているさくら工房の笹口千勢さんからは、「区役所は地元の食材を使っていることをアピールできる最高の場」と、鈴木課長の思いに通じるコメントをもらいました。また、「リピーターのお客さんが多いのも特徴」だそうです。
社会福祉法人グリーンさんは、「利用者さんが外に出て、地域の方と触れ合うことで、障がいについての理解も深まると思う。自分たちが作ったものを販売することがモチベーションにもつながっていて、出店の機会をもらえてとてもうれしい」とあおばマルシェへの感謝の気持ちを語ってくれました。
取材をした6月21日に初出店した手作りハムとソーセージ専門店・シュタットシンケンの中山一郎さんは、「予想していたよりもお客さんの反応も良くて、売れた。これから毎月休まず出店するからね!」と笑顔で答えてくれました。
農福連携で長年活動を続けているふれあい農園さんは、ボランティアの方々が明るく無農薬の野菜を販売していました。
実は、ライター小池一美も「あおばアグリケーション」で3ヶ月に一度出店しています。「あおばアグリケーション」は、はまふぅどコンシェルジュである、小池一美、山本あゆみさんと田部井美佳さんの3名による自主活動グループです。「あおばマルシェ」では、寺家町のアグロスつちの里の大橋二郎さん、鉄町の石蔵農園さんの野菜などを販売しています。
そんな「あおばマルシェ」が夏休み特別企画として、7月25日(水)に初めて屋外で開催されます。ふだんは、こどもの国に入場しなければ食べられない、人気のソフトクリームが区役所で食べられるこのチャンスは、大人も子どももうれしいはず。
青葉区産の野菜、キッチンカーの地元食材を使ったランチからデザートまで、夏休みのスタートは、青葉区の恵みを感じて味わって、おいしい思い出づくりをしてみませんか。
「気軽に足を運んでもらって、青葉区の魅力を知って欲しい。1回来てもらえれば、その良さがわかると思います!」と太鼓判を押すのは、区政推進課企画調整係長の松本秋彦さん。今後は、農産物以外にも青葉区産の花や工芸品で、魅力を発信していきたいそうです。
「あおばマルシェは、青葉区産で野菜からケーキやソーセージまで、いろんなジャンルの商品が揃うところが魅力的で面白い。地産地消は、環境や経済においても良い取り組みなので、区民の生活の一部になってほしい」(区政推進課企画調整係岡林宏暁さん)
毎月各家庭に届く『区報あおば』では、6月号から「あおばの旬をいただきます!」と題して、よこはま地産地消サポート店や、青葉区の旬のおススメ情報を全10回のシリーズで紹介しています。こちらもぜひチェックしてください。
さあ、覚えてください。毎月第3木曜日は「あおばマルシェ」ですよ!
区役所への用事は、この日に合わせましょう。青葉区の地産地消を生活に取り入れるきっかけづくりを、みんなで一緒にしませんか。
生活マガジン
「森ノオト」
月額500円の寄付で、
あなたのローカルライフが豊かになる
森のなかま募集中!