3月は、新型コロナウイルスの脅威で日々不安が広がり活動も制限されるなか、AppliQuéができることはなんだろうと考える時間にもなりました。
3月は、入園入学グッズ製作の追い込みでした。
新生活に間に合うよう、そして新生活を心待ちにする、その時間も楽しんでもらえるようにとスタッフが一生懸命製作に励み、出来上がったものから順次お届けしていきました。
新型コロナウイルスが猛威を振るい、イベントや出店も全て中止や延期となりました。日々刻々と状況が変わり見えないウイルスに怯えるなか、スタッフの中から、「マスクの買い置きがなくなってきた」「ゴムさえあればマスク作れるね」と。
確かに、工房を見渡すと、これまで商品にはあまり使う機会がなかった肌当たりの良いダブルガーゼ生地がたくさんあることに気づきました。
そこで、マスクの試作をしながらことあるごとにゴムを探したのですが、なかなか見つけることができませんでした。
ゴムではないけど、伸びるひもが代用できると知り、お試しをしてみたり。
そんな時に、地方に住むスタッフのお母さんが、近所のお店で大量のマスクゴムを見つけてくれて、ようやく商品として販売の準備ができました。
マスクを購入してくださった方からお礼メールが届いたり、洗い替えや家族のためにとリピート買いしてくださる方も。
ゴムの市場価格も高騰したまま手に入りにくい状態が続いているため、マスクの販売価格を上げるべきかどうか悩みましたが、生地は寄付していただいた布を有効活用できている状況でもあり、もう少しこの価格で頑張ってみようと思います。
今後、さらなる材料費の高騰など、何かあればまた検討するかもしれません。その時には、頑張ったけど難しかったのね、とご容赦いただけたら。
在庫のお問い合わせもよくいただきます。
一つひとつ全てスタッフが手作りで作っているので、なかなか量産ができません。
布も、同じものが毎回あるわけではないので、しょっちゅうバリエーションが変わっていますが、そんなところも楽しんでいただけたら。
マスクはAppliQuéのオンラインショップで販売しています。
子どもたちの新生活スタートも延期となりました。
スタッフも子育て中の母親が多く、今のこの状況で学校に行かせることに不安があったのでホッとする反面、家の中で過ごす時間が延びてしまいどう過ごせばよいのかと、不安にもなります。
家にこもりがちで時間があるこの時期を、せっかくなので手作りを楽しむ時間にしてほしい、との思いから、延期や中止でできなくなっていたワークショップの材料をオンラインショップで販売することにしました。
https://applique.official.ec/categories/2276960
世の中非常事態でなかなか落ち着かない日々ですが、手を動かし無心に何かを作る時間は、きっと心を落ち着かせ、豊かな時間になってくれるように思います。
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