(text、photo:藤村佐和子)
あゆみ編集長の「ツナ缶ごはん」
なんだか疲れっぽい、元気がでない…。外の暑さもしんどいけど、クーラーの冷気も苦手。そんな貧弱なお年ごろの私、『お手軽気血ごはん』(瀬戸佳子著、文化出版局)という本を手に取る機会があり、東洋医学でいう血も気も足りていない状態と気がつきました。
そこで紹介されていたのが、ツナ缶!鉄分の多い動物性たんぱく質を手っ取り早く取り入れられるんですって。
それからというもの、疲れてるな~ってときのわたしメシは、ツナ缶ごはん。ツナ缶を開ける力さえ残っていれば、なんとかなります。
ごはんの上にツナ、お好みでお醤油やナンプラーをかけたり、白ネギ、大葉など、手元にある季節の薬味を加えるのもおすすめ!
梶田亜由美(編集長)
はまちゃんの「たまごみそ」
材料(1人分)
たまご…2個、みそ…大さじ1、酒…大さじ1、砂糖…小さじ2
つくり方
1. たまご以外の材料を鍋に入れ、弱火で焦げないように混ぜる
2. ふつふつ煮立ったら、溶きたまごを入れ、混ぜる
3. たまごが固まってきたら完成。柔らかめがおすすめ
糀多めの甘いお味噌がおすすめ。お好みで砂糖や、とろみにお酒、風味づけにお出汁を足しても。作り置きのときはやや固めに水分を飛ばした方がよいかもしれません。
密封容器で1週間程冷蔵保存できます。ほかほかの白ごはんにかけると、やさしい甘さのふわとろの卵味噌が身体にも心にもやさしい。実山椒やネギ、しらすをのせたり、辛味のある調味料を和えても美味しいです。
濱田明日美(ライター)
まどか理事長の山形発!「ひっぱりうどん(そば)」
私の故郷・山形の夏はかなり暑いです。食欲がわかない時におすすめなのが「ひっぱりうどん」。ひやむぎ、そばでもOKです。冷やしたそばに、ねぎ、みょうが、しそ、玉ねぎを刻んだものと一緒に食べます。お好みでごま、のり、七味唐辛子、納豆、生卵などを加えます。
ひっぱりうどんの主役は、なんといっても「さばの水煮」です。缶詰からそのままゴロッとうどんにのっけると、動物性のうまみが渾然一体となって、箸が止まらないおいしさです。私はここに、ごま油と玉ねぎスライスをどっさりのせて、味と食感のハーモニーを楽しみます。食欲の出ない夏に不足しがちな動物性タンパク質を補え、生野菜もモリモリ食べられる、夏におすすめの一品です。
北原まどか(理事長)
イヌちゃんの「レンチン茄子の香味野菜だれかけ」
材料(2-3人分)
ナス3本、ごま油、大葉、香味野菜(ネギ、ミョウガ、生姜、ニンニクなどお好みで)、酢、醤油
つくり方
1. 香味野菜だれを作る。お好みの香味野菜をみじん切りにし、保存瓶に入れ、酢と醤油(2:1)に漬け込み冷蔵庫保存
2. ナスを輪切りにして耐熱皿にびっしり並べて、ごま油を回しかける。ラップをしてレンチン。ナスに火を通す
3. 香味野菜だれをたっぷりかけて、耐熱皿ごと冷蔵庫で冷やす
4. キリッと冷えたら、大葉の千切りをモリッと乗せる
夏の常備調味料にオススメな香味野菜だれがあれば、火を使わずに、簡単です。夏野菜に夏の香味野菜(和ハーブ)たっぷり。朝に作って冷蔵庫で冷やして夜食べるのもオススメ。おつまみにも。
イヌカイアキコ(ライター)
佐和ちゃんの「トマトの塩昆布あえ素麺」
材料
素麺、トマト、塩昆布(お茶漬用の塩昆布など)、エキストラバージンオリーブオイルか胡麻油、※分量は全て食べたい量を適量、塩昆布多めがオススメ
つくり方
1. トマトを食べやすいサイズにカットし、塩昆布と和える。塩昆布がトマトの旨味(出汁)を引き出すので、様子を見て数十分時間をおく
2. 素麺を好みの加減で茹でる
3. 1.に2.の素麺を加え、好みのオイルをからめる
このレシピはアレンジしやすさがおすすめポイント。トッピングに大葉、実山椒等の薬味や、枝豆、チーズ、食感のあるナッツ類を加えると食欲増進に。塩豚や鶏ささみ、焼き鮭、納豆等のタンパク質も相性よし。味が薄いかなと思ったら迷わず麺つゆ、もしくはナンプラーを足して。刺激が欲しいときはキムチを加えて別味にするのもアリです!
藤村佐和子(ライター)
はまちゃんの「夏野菜とかのめんつゆぶっかけ」
材料(1人分):
ナス3本、ネギ1/2本、エリンギ1本、ズッキーニ 1本、ベーコン2枚、お好みの油適量、麺つゆ大さじ3(2倍希釈)、お酢少々、生姜すりおろし少々、白胡麻適量
つくり方:
1. ナス、ズッキーニ 、ネギ、エリンギを1cmに輪切りして、それらをさらに1/4の扇型に切る。切った野菜とベーコンを油でしんなりとやや焦げ目がつくくらいまで炒める。
2. 麺つゆを希釈倍率の水で希釈し、野菜が浸るくらいまでの分量で漬け汁にする。お好みでお酢と生姜のすりおろしを加える。
3. 1.と2.を混ぜて、白胡麻を和える。
エリンギは食感を楽しむために、大きめに切るのがコツ。仕上げに生姜のすりおろしとお酢をいれるとさっぱりして、たくさん食べられます。青紫蘇をいれても、ピリ辛好みの方はラー油を入れても!
濱田明日美(ライター)
佐和ちゃんの「冷たい鯛焼き」
私は夏場、買ってきた鯛焼きを冷凍して、冷たいまま、おやつや朝食にいただきます。もちろん熱々の鯛焼きが大好きで、お気に入りのお店でまとめ買いして食べきれない分を冷凍保存するのですが、食欲も気力もない時、解凍せずに冷たいまま食べてみたら、あんこが甘さ控えめに。あっさりいただけることに感動しました。夏場にピッタリ!
小豆は、ビタミンB1を多く含み、糖質の代謝を促進し、疲労回復や夏バテ防止に効果的と言われています。アイスほど身体を冷やさず、身体に溜まった熱を逃してくれる実感があります。にっこり笑顔が生まれる、甘くて冷たい鯛焼きをどうぞ。
藤村佐和子(ライター)
みなさん、いかがでしたか。気になる一品はありましたか?
疲れたとき食欲のないとき、この記事を思い出していただければと思います。そしてぜひ、お試しくださいね。この夏を、美味しくうれしく過ごせますように!
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